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第3章 ダーコラ国国境紛争
第3章第032話 船乗り病の実験
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第3章第032話 船乗り病の実験
・Side:ナシラ・ナナ・スワーロ子爵令息
ダーコラ国の国境への侵出を受け、バッセンベル領では大騒ぎになった。
急遽、アトラコム伯爵率いる三千の部隊が南下し、王都からの部隊と合流して対峙する。
後詰めとして追加で準備された五百の部隊は、先遣隊を追うように南下、戦場になると予想される国境三角州の北のところで野営となった。俺もここの部隊だ。
本部についているバッセンベル領部隊からの伝令で、ダーコラ国での国境紛争はネイルコード国有利に進みそうだとの連絡が入る。伝令と一緒に合流したモンテス伯爵令息は、ダーコラ国側への越境を決めた。ダーコラ国軍側の後面に奇襲をかけることで武功を揚げる…などと言っているが。敵軍に近づくと言うより、接敵を警戒して上流を回り込むように三角州西側を目指す。どこに行くつもりだ?
途中、遠くから何かが爆発するような音がした。モンテス曰く、赤竜神の巫女がダーコラ国軍を攻撃したのだろうと言っていた。本当ならネイルコード国の有利が決定的なものになるのだろうが。
夕方になって、ダーコラ国側の小さい街が観測できるところまで来た。道無きところを河越えまでしたので、けっこう時間がかかったな。
今のところ、ダーコラ国軍が逃げてくるような気配は無い。
モンテスが、あの街を略奪するぞと言い出した。
まぁ敵国に損害を与えるのも功績になるのかもしれないが。そもそもここは国境紛争地帯だ。国境が定まっていないと言うことは、将来こちら側もネイルコード国となる可能性もあると言うことだ。そんな街を襲うなんて、本部が許可するはずが無い。モンテスの独断だろう。
…そもそも、兵士でもない民を襲うなんて…自領の領民達の顔が脳裏に浮かぶ。貴族が戦争に参加する理由に略奪があるのは知っているが、俺は御免だ。
そのことを指摘すると、子爵家風情が逆らうのか?と激高してきた。
先ほどの懸念を説明するが。自分の家より爵位が下の人間に意見されたことが不愉快としか感じていないようだ。終いには剣を向けてくるくらいだが。軍令無視がどうなるのか知っているかと指摘すると、やっと剣を納めた。
しかし、これが武功になると本気で考えているらしく、襲撃することを譲らない。しまいには、
「サッコ・ジムール一家がどうなったか、知らないのか?」
と恫喝してきた。
…その件を知らない者はバッセンベルの貴族にはいないだろう。
サッコ自身はまぁ自業自得だろうが。奴が王妃に無礼を働いたのを知って、ほぼ独断で若い妻と幼い子らまで処刑をさせたのは、モンテスの親のアトラコムだ。
私にも、兵達にも家族が居る。それらを人質に取ると言うのも同然の物言い。
まぁそれでも、俺たちが使えないと思ったのか、分け前が減るだけだとでも思ったのか。モンテスは取り巻きとその兵だけ五十程を連れて行ってしまった。…馬鹿どもめ。
…現状が軍規でどう扱われるのか、一部隊の隊長に過ぎないオレには判断が付かなかった。本軍に連絡に行くべきかどうかと迷っていたところ、ネイルコード国本軍の装備を付けた兵らが東からやってきた。なんでもカステラード殿下付きの騎士で、軽装で河を越えてきたと言うことだ。
驚いたことに。ダーコラ国との紛争は、昼過ぎには停戦が合意され、ダーコラ国軍はとっくに撤退しているそうだ。
俺たちの部隊の動きも、本部では詳細に把握しているそうで。停戦後に勝手に越境しているものだから、慌てて"鎮圧"に来たそうだ。…どうやって本部は俺たちの動きを知ったんだろう?
俺は、モンテスの所業をその騎士に説明した。残っていた俺たちには即時本部に出頭せよという指示だけを与えて、騎士達の一部は街に向かっていった。
俺たちは、モンテスの指示に従ってここに来ただけだが。停戦後に独断で越境して相手国に侵攻した上に、なんと戦況次第では第二王子を背後から襲撃する予定だったそうだ。…俺たちの部隊がだ。
本部に合流すると、部隊の全員が拘留された。
モンテスとアトラコムの親子が悪いのは重々理解するが、事が叛逆となると当事者たる部隊の人間を簡単には無罪放免とは行かないそうだ。
モンテスは、街に救援に駆けつけた巫女様によって確保され、他の参加した者達と共にダーコラ国軍に"賊"として引き渡されたそうだ。
アトラコムも捕縛され、裁判のために王都まで連行されるという。
…父上、母上、妹よ。俺、どうなっちまうんだろうな。
縛られこそしなかったが。俺たち四五〇人ほどは、監視付きで王都ネイルコード近くの駐屯地に連行され。そこで数日抑留されたあと、エイゼル市へ向かい。さらにそこから船に分乗してボルト島端の海軍基地に連行された。
途中通過したエイゼル市の街並み…ここが、アトラコム達が田舎だと馬鹿にしていた街か? 遠目に見たに王都の繁栄具合にもびっくりしたが、ここもそれに劣らない。港には見たことも無いような大きな帆船が何隻も停泊し、たくさんの荷物の積み卸しをしている。
海軍基地で、俺たちはこれからすべき事の説明を受けた。
沖に見えている岩だけの島に六六を建設し、そこで1年過ごしてもらう…と。実際には、四ヶ月を三回にわけてとなるそうだ。
「君たちには、実験として船乗り病になってもらう」
文官らしき者が説明する。病気になれと言われて、皆動揺するが。
船乗り病とは、食事の内容が制限された状態が長期続くことで発症する船乗りの病気だということ。
発症しても、普通の食事に戻ればすぐに治ること。実験中に発症すれば、すぐに治療に回されること。
どのような保存食が船乗り病の予防に効くのかを試すのが本実験の趣旨だということ。
この実験が終了すれば、恩赦として叛逆に関わった件は不問となること。
まぁ、俺たちに選択肢は無いよな。
一班、地上と同じ食事では船乗り病にならないことを証明する班。
二班、各種予防糧食を試験する班を複数。
三班、船上と同じ食事をとり。陸上での隔離でも、船上と同じく船乗り病になることを証明する班。
この3つに分けるそうだ。ただ、そのまま選別しては不公平なので、給料に差を付けるそうだ。
虜囚たる俺らに給料というのも豪勢な話しだが。一班は無給。三班は、海軍一般兵士と同額。間の二班は半額。となる。まぁ、船上勤務無しで船乗り病のリスクが船上と同じというだけなら、同額というのは存外の報酬と言えるだろう。
ちなみに、二班で罹患した場合には、三班と給料が同額に増額…となるが。給料ほしさに虚偽の報告を行なった場合には、恩赦は無くなるとのことだ。その場合は普通の懲罰部隊行きか。前線で突っ込んで死んでこいと言うことはそうそう無いが、陣地設営などできつい仕事が割り振られるそうだ。
海軍兵士の報酬は陸上の兵士より高いので、三班にも結構な人数が応募した。海上と違って発病したらすぐに治療して貰えるのだ、リスクは少ないと見ていいだろう。
三班の志願者が多すぎたので、3回の試験それどれに振り分けることになった。
俺は、二班、三班、二班の順番になった。
なんと、家族との手紙のやり取りが許可されたので、早速現状の報告を出した。
家族は事情を知って俺のことを凄く心配していたようだが。一年後には赦免されると連絡が行ったようで、安心してくれたようだ。
日付を見ると、こちらから出した手紙が家族に届くまでに一週間ほど余計に時間がかかったようだが、返信はえらく早く来ているなと思ったら、今丁度エイゼル市に家族で来ているという。…すぐ近くだなと、対岸の港町を眺める。
家族は王国の方で人質か何かに取られたのかと思ったけど。なんと父上が、アトラコムが居なくなった後のバッセンベル領の代官となるべく教育を受けているのだとか。
この実験が終わったら、俺も何ヶ月かエイゼル市で教育を受けられるように手配してくれているそうだ。その後は領政を手伝ってくれと書かれている。
妹からの手紙にも、学校に楽しく通っているとか書かれている。母上は、お菓子作りにはまっているとか。
皆元気そうで何よりだな。
まぁ。一年の我慢だ。
船上での生活を再現するために、それなりに労働は課せられるが。懲罰部隊や罪人として鉱山にでも送られるよりは、ずっとマシだろう。
うん。頑張ろうか。
・Side:ナシラ・ナナ・スワーロ子爵令息
ダーコラ国の国境への侵出を受け、バッセンベル領では大騒ぎになった。
急遽、アトラコム伯爵率いる三千の部隊が南下し、王都からの部隊と合流して対峙する。
後詰めとして追加で準備された五百の部隊は、先遣隊を追うように南下、戦場になると予想される国境三角州の北のところで野営となった。俺もここの部隊だ。
本部についているバッセンベル領部隊からの伝令で、ダーコラ国での国境紛争はネイルコード国有利に進みそうだとの連絡が入る。伝令と一緒に合流したモンテス伯爵令息は、ダーコラ国側への越境を決めた。ダーコラ国軍側の後面に奇襲をかけることで武功を揚げる…などと言っているが。敵軍に近づくと言うより、接敵を警戒して上流を回り込むように三角州西側を目指す。どこに行くつもりだ?
途中、遠くから何かが爆発するような音がした。モンテス曰く、赤竜神の巫女がダーコラ国軍を攻撃したのだろうと言っていた。本当ならネイルコード国の有利が決定的なものになるのだろうが。
夕方になって、ダーコラ国側の小さい街が観測できるところまで来た。道無きところを河越えまでしたので、けっこう時間がかかったな。
今のところ、ダーコラ国軍が逃げてくるような気配は無い。
モンテスが、あの街を略奪するぞと言い出した。
まぁ敵国に損害を与えるのも功績になるのかもしれないが。そもそもここは国境紛争地帯だ。国境が定まっていないと言うことは、将来こちら側もネイルコード国となる可能性もあると言うことだ。そんな街を襲うなんて、本部が許可するはずが無い。モンテスの独断だろう。
…そもそも、兵士でもない民を襲うなんて…自領の領民達の顔が脳裏に浮かぶ。貴族が戦争に参加する理由に略奪があるのは知っているが、俺は御免だ。
そのことを指摘すると、子爵家風情が逆らうのか?と激高してきた。
先ほどの懸念を説明するが。自分の家より爵位が下の人間に意見されたことが不愉快としか感じていないようだ。終いには剣を向けてくるくらいだが。軍令無視がどうなるのか知っているかと指摘すると、やっと剣を納めた。
しかし、これが武功になると本気で考えているらしく、襲撃することを譲らない。しまいには、
「サッコ・ジムール一家がどうなったか、知らないのか?」
と恫喝してきた。
…その件を知らない者はバッセンベルの貴族にはいないだろう。
サッコ自身はまぁ自業自得だろうが。奴が王妃に無礼を働いたのを知って、ほぼ独断で若い妻と幼い子らまで処刑をさせたのは、モンテスの親のアトラコムだ。
私にも、兵達にも家族が居る。それらを人質に取ると言うのも同然の物言い。
まぁそれでも、俺たちが使えないと思ったのか、分け前が減るだけだとでも思ったのか。モンテスは取り巻きとその兵だけ五十程を連れて行ってしまった。…馬鹿どもめ。
…現状が軍規でどう扱われるのか、一部隊の隊長に過ぎないオレには判断が付かなかった。本軍に連絡に行くべきかどうかと迷っていたところ、ネイルコード国本軍の装備を付けた兵らが東からやってきた。なんでもカステラード殿下付きの騎士で、軽装で河を越えてきたと言うことだ。
驚いたことに。ダーコラ国との紛争は、昼過ぎには停戦が合意され、ダーコラ国軍はとっくに撤退しているそうだ。
俺たちの部隊の動きも、本部では詳細に把握しているそうで。停戦後に勝手に越境しているものだから、慌てて"鎮圧"に来たそうだ。…どうやって本部は俺たちの動きを知ったんだろう?
俺は、モンテスの所業をその騎士に説明した。残っていた俺たちには即時本部に出頭せよという指示だけを与えて、騎士達の一部は街に向かっていった。
俺たちは、モンテスの指示に従ってここに来ただけだが。停戦後に独断で越境して相手国に侵攻した上に、なんと戦況次第では第二王子を背後から襲撃する予定だったそうだ。…俺たちの部隊がだ。
本部に合流すると、部隊の全員が拘留された。
モンテスとアトラコムの親子が悪いのは重々理解するが、事が叛逆となると当事者たる部隊の人間を簡単には無罪放免とは行かないそうだ。
モンテスは、街に救援に駆けつけた巫女様によって確保され、他の参加した者達と共にダーコラ国軍に"賊"として引き渡されたそうだ。
アトラコムも捕縛され、裁判のために王都まで連行されるという。
…父上、母上、妹よ。俺、どうなっちまうんだろうな。
縛られこそしなかったが。俺たち四五〇人ほどは、監視付きで王都ネイルコード近くの駐屯地に連行され。そこで数日抑留されたあと、エイゼル市へ向かい。さらにそこから船に分乗してボルト島端の海軍基地に連行された。
途中通過したエイゼル市の街並み…ここが、アトラコム達が田舎だと馬鹿にしていた街か? 遠目に見たに王都の繁栄具合にもびっくりしたが、ここもそれに劣らない。港には見たことも無いような大きな帆船が何隻も停泊し、たくさんの荷物の積み卸しをしている。
海軍基地で、俺たちはこれからすべき事の説明を受けた。
沖に見えている岩だけの島に六六を建設し、そこで1年過ごしてもらう…と。実際には、四ヶ月を三回にわけてとなるそうだ。
「君たちには、実験として船乗り病になってもらう」
文官らしき者が説明する。病気になれと言われて、皆動揺するが。
船乗り病とは、食事の内容が制限された状態が長期続くことで発症する船乗りの病気だということ。
発症しても、普通の食事に戻ればすぐに治ること。実験中に発症すれば、すぐに治療に回されること。
どのような保存食が船乗り病の予防に効くのかを試すのが本実験の趣旨だということ。
この実験が終了すれば、恩赦として叛逆に関わった件は不問となること。
まぁ、俺たちに選択肢は無いよな。
一班、地上と同じ食事では船乗り病にならないことを証明する班。
二班、各種予防糧食を試験する班を複数。
三班、船上と同じ食事をとり。陸上での隔離でも、船上と同じく船乗り病になることを証明する班。
この3つに分けるそうだ。ただ、そのまま選別しては不公平なので、給料に差を付けるそうだ。
虜囚たる俺らに給料というのも豪勢な話しだが。一班は無給。三班は、海軍一般兵士と同額。間の二班は半額。となる。まぁ、船上勤務無しで船乗り病のリスクが船上と同じというだけなら、同額というのは存外の報酬と言えるだろう。
ちなみに、二班で罹患した場合には、三班と給料が同額に増額…となるが。給料ほしさに虚偽の報告を行なった場合には、恩赦は無くなるとのことだ。その場合は普通の懲罰部隊行きか。前線で突っ込んで死んでこいと言うことはそうそう無いが、陣地設営などできつい仕事が割り振られるそうだ。
海軍兵士の報酬は陸上の兵士より高いので、三班にも結構な人数が応募した。海上と違って発病したらすぐに治療して貰えるのだ、リスクは少ないと見ていいだろう。
三班の志願者が多すぎたので、3回の試験それどれに振り分けることになった。
俺は、二班、三班、二班の順番になった。
なんと、家族との手紙のやり取りが許可されたので、早速現状の報告を出した。
家族は事情を知って俺のことを凄く心配していたようだが。一年後には赦免されると連絡が行ったようで、安心してくれたようだ。
日付を見ると、こちらから出した手紙が家族に届くまでに一週間ほど余計に時間がかかったようだが、返信はえらく早く来ているなと思ったら、今丁度エイゼル市に家族で来ているという。…すぐ近くだなと、対岸の港町を眺める。
家族は王国の方で人質か何かに取られたのかと思ったけど。なんと父上が、アトラコムが居なくなった後のバッセンベル領の代官となるべく教育を受けているのだとか。
この実験が終わったら、俺も何ヶ月かエイゼル市で教育を受けられるように手配してくれているそうだ。その後は領政を手伝ってくれと書かれている。
妹からの手紙にも、学校に楽しく通っているとか書かれている。母上は、お菓子作りにはまっているとか。
皆元気そうで何よりだな。
まぁ。一年の我慢だ。
船上での生活を再現するために、それなりに労働は課せられるが。懲罰部隊や罪人として鉱山にでも送られるよりは、ずっとマシだろう。
うん。頑張ろうか。
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