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十四話
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エミリオが目覚めてからも時は過ぎていく。冬になり、エミリオの体力も日常生活を送るには問題ないほどに回復した。
「あーーーーー!ダメだ!どうやっても溶ける!」
エミリオの手には、崩れかかった氷。あの日約束したとおり、エミリオの氷魔法の練習に付き合っていた。この辺りの冬は雪に囲まれる。砦の兵でもやることなど訓練や雪下ろしくらいでいくらでも時間はあった。
「くそー!どうしても炎が混じる!」
元は炎属性の適性が高いエミリオ。私の魔力の影響で氷属性の適性が上がったとしても使い分ける事ができなければ、どちらの魔法も使い物にならない。本人が兵への復帰を望んでいるゆえに、氷の薔薇作りは私に薔薇を贈りたいと言うだけのものではなく、エミリオの兵への復帰条件へと変わっていた。
「あーーーーー!」
一つ作っては、混じった炎の魔力により氷が溶け、その度に叫び声を上げている。元々繊細な魔力の使い方より、大雑把に高火力に任せる魔力の使い方ばかりしていたエミリオにとって氷の薔薇一つ形作るだけでも難しいとぼやいていた。それなのに作ったそばから溶けていくのだから、叫ぶのも仕方ないのだろうが。
「エミリオ。そろそろ休憩しろ」
「でも……」
「煮詰まっている状態でやっても成功しないのではないか?」
「ぐっ……わかったよ」
渋々というようにベンチに腰掛けた私の隣に座るエミリオ。先ほどまでエミリオが立っていた所は溶けた氷の薔薇が水溜りとなり、薄い氷を張っている。次は違う場所でさせなければ転びそうだな。などと、考えていたらエミリオが私を見ていることに気づいた。
「どうした?」
「んー、参考にアンタが薔薇作るの見たいなって」
「またか」
「だって、アンタの魔力制御綺麗なんだもん」
練習に付き合うようになって何度も見せているのだが、こうして度々ねだられる。特に面白いものでもないと思うのだが、断るほどのものではないので言われるままに薔薇を作っていた。
「普通のでいいのか」
「うん、溶けるやつでいい」
どうせ作るのなら部屋にある物と同じく、溶けないほどに魔力を圧縮した氷で薔薇を作ろうと思うのだが、なぜかエミリオはいずれ溶ける物をねだる。理由を聞けば、「アンタから貰う溶けない氷の薔薇はちょうど千本でいいんだ」と返された。意味まではわからぬが、エミリオがいいというのであれば良いのだろう。
魔力を僅かに練り、冬の冷気と混ぜ合わせ薔薇を作る。対して魔力を使わずに作り上げた氷の薔薇は不純物が少なく、透明に透き通っていた。
「これでいいか」
「うん、ありがと」
氷の薔薇を差し出せば、嬉しそうに笑って受け取るエミリオ。それをじっと見て、少し眉を寄せる。
「やっぱり、俺とは魔力の使い方全然違うんだよなぁ……薔薇が作れるようになっただけ進歩してるとは思うんだけどさぁ」
「……感覚がわからないのであれば、試しに私がお前の魔力を使って作ってみるか」
「え、できんの?」
「やった事はないがおそらく」
目を見開いて首を傾げるエミリオに頷いて、エミリオの手首を掴む。
「あ、溶けるやつだからな!溶けないやつは自分で作りたいから!」
「わかってる。……魔力に集中していろ」
念を押すように言うエミリオになぜそこまでムキになるなるのかと首を捻りながら、エミリオの魔力に干渉する。細い魔力を手の中に作り出し、それが茎に、葉に、そして花びらになるように魔力を操作し氷の薔薇を作り出した。
「お、お……おぉ……?」
「わかったか」
「なんとなく!」
言葉とは裏腹に声は自信ありげに答えるエミリオ。……本当にわかったのだろうか。
「よし!さっそくやってみる!」
作ったばかりの二つの氷の薔薇を左手に握り締め、立ち上がったエミリオ。向かった先が凍結した地面でない所に安心し、様子を見守る。静かに集中しながら魔力を練る様子に問題は無さそうだ。
エミリオの右手に一本の細い氷が現れ、そこに葉が生え、先端に薔薇の花が咲き誇った。外見上は一本の氷の薔薇が完成し、エミリオが魔力を注ぐのを止める。一秒、二秒……今までの物と違い、時間が経ってもエミリオの作った氷の薔薇がとける事はない。無事、成功したようだ。
「ヴィルヘルム!出来た!」
「上出来だ」
子供のような笑顔でエミリオが薔薇を差し出す。炎属性の魔力が混じる事はなく、氷属性の魔力単一で出来ている。先ほどまでは苦戦していたと言うのに、一度干渉するだけで出来るようになるのなら、もっと早くに試してみればよかったか……。
「なんか溶けるのもったいないなー」
「……私が追加で魔力を込めるか?」
「んー、それはなんか違う……」
初めて成功した氷の薔薇を嬉しそうに眺めるエミリオだったが私の提案に渋い顔をする。戦場で相見えた時から思っていたが、エミリオはなかなかに頑固だ。
「なら私の魔力で作った容器で飾るのは?」
「んー、それなら……ギリ……」
妥協点を見つけたらしいエミリオに、円柱型の氷の容器を作り渡した。透明な氷で出来たそれは中心に細い氷の花瓶をあつらえており、内部は氷の薔薇が溶けぬように冷気が満ちている。
「アンタ、ほんとに何でもできるんだな……なんで、ただの氷属性の魔力でここまでできんだホント……」
悔しそうな表情を浮かべながらもエミリオは、手に持った氷の薔薇三本を容器に収める。私の作った氷の薔薇を入れるのであれば、最初から溶けない氷の薔薇でも良かったのではないだろうか……。エミリオが満足そうだからいいのだが……。
「ヴィルヘルム」
「なんだ」
「ちゃんと溶けない氷の薔薇も作ってみせるからな!」
「ああ……お前なら出来るだろう」
やる気をみせるエミリオが愛おしい。それが、番となる条件でなくとも。私が捧げた氷の薔薇に報いようとするその姿が、私の待ち続けた日々は無駄ではなかったと証明していた。
「あーーーーー!ダメだ!どうやっても溶ける!」
エミリオの手には、崩れかかった氷。あの日約束したとおり、エミリオの氷魔法の練習に付き合っていた。この辺りの冬は雪に囲まれる。砦の兵でもやることなど訓練や雪下ろしくらいでいくらでも時間はあった。
「くそー!どうしても炎が混じる!」
元は炎属性の適性が高いエミリオ。私の魔力の影響で氷属性の適性が上がったとしても使い分ける事ができなければ、どちらの魔法も使い物にならない。本人が兵への復帰を望んでいるゆえに、氷の薔薇作りは私に薔薇を贈りたいと言うだけのものではなく、エミリオの兵への復帰条件へと変わっていた。
「あーーーーー!」
一つ作っては、混じった炎の魔力により氷が溶け、その度に叫び声を上げている。元々繊細な魔力の使い方より、大雑把に高火力に任せる魔力の使い方ばかりしていたエミリオにとって氷の薔薇一つ形作るだけでも難しいとぼやいていた。それなのに作ったそばから溶けていくのだから、叫ぶのも仕方ないのだろうが。
「エミリオ。そろそろ休憩しろ」
「でも……」
「煮詰まっている状態でやっても成功しないのではないか?」
「ぐっ……わかったよ」
渋々というようにベンチに腰掛けた私の隣に座るエミリオ。先ほどまでエミリオが立っていた所は溶けた氷の薔薇が水溜りとなり、薄い氷を張っている。次は違う場所でさせなければ転びそうだな。などと、考えていたらエミリオが私を見ていることに気づいた。
「どうした?」
「んー、参考にアンタが薔薇作るの見たいなって」
「またか」
「だって、アンタの魔力制御綺麗なんだもん」
練習に付き合うようになって何度も見せているのだが、こうして度々ねだられる。特に面白いものでもないと思うのだが、断るほどのものではないので言われるままに薔薇を作っていた。
「普通のでいいのか」
「うん、溶けるやつでいい」
どうせ作るのなら部屋にある物と同じく、溶けないほどに魔力を圧縮した氷で薔薇を作ろうと思うのだが、なぜかエミリオはいずれ溶ける物をねだる。理由を聞けば、「アンタから貰う溶けない氷の薔薇はちょうど千本でいいんだ」と返された。意味まではわからぬが、エミリオがいいというのであれば良いのだろう。
魔力を僅かに練り、冬の冷気と混ぜ合わせ薔薇を作る。対して魔力を使わずに作り上げた氷の薔薇は不純物が少なく、透明に透き通っていた。
「これでいいか」
「うん、ありがと」
氷の薔薇を差し出せば、嬉しそうに笑って受け取るエミリオ。それをじっと見て、少し眉を寄せる。
「やっぱり、俺とは魔力の使い方全然違うんだよなぁ……薔薇が作れるようになっただけ進歩してるとは思うんだけどさぁ」
「……感覚がわからないのであれば、試しに私がお前の魔力を使って作ってみるか」
「え、できんの?」
「やった事はないがおそらく」
目を見開いて首を傾げるエミリオに頷いて、エミリオの手首を掴む。
「あ、溶けるやつだからな!溶けないやつは自分で作りたいから!」
「わかってる。……魔力に集中していろ」
念を押すように言うエミリオになぜそこまでムキになるなるのかと首を捻りながら、エミリオの魔力に干渉する。細い魔力を手の中に作り出し、それが茎に、葉に、そして花びらになるように魔力を操作し氷の薔薇を作り出した。
「お、お……おぉ……?」
「わかったか」
「なんとなく!」
言葉とは裏腹に声は自信ありげに答えるエミリオ。……本当にわかったのだろうか。
「よし!さっそくやってみる!」
作ったばかりの二つの氷の薔薇を左手に握り締め、立ち上がったエミリオ。向かった先が凍結した地面でない所に安心し、様子を見守る。静かに集中しながら魔力を練る様子に問題は無さそうだ。
エミリオの右手に一本の細い氷が現れ、そこに葉が生え、先端に薔薇の花が咲き誇った。外見上は一本の氷の薔薇が完成し、エミリオが魔力を注ぐのを止める。一秒、二秒……今までの物と違い、時間が経ってもエミリオの作った氷の薔薇がとける事はない。無事、成功したようだ。
「ヴィルヘルム!出来た!」
「上出来だ」
子供のような笑顔でエミリオが薔薇を差し出す。炎属性の魔力が混じる事はなく、氷属性の魔力単一で出来ている。先ほどまでは苦戦していたと言うのに、一度干渉するだけで出来るようになるのなら、もっと早くに試してみればよかったか……。
「なんか溶けるのもったいないなー」
「……私が追加で魔力を込めるか?」
「んー、それはなんか違う……」
初めて成功した氷の薔薇を嬉しそうに眺めるエミリオだったが私の提案に渋い顔をする。戦場で相見えた時から思っていたが、エミリオはなかなかに頑固だ。
「なら私の魔力で作った容器で飾るのは?」
「んー、それなら……ギリ……」
妥協点を見つけたらしいエミリオに、円柱型の氷の容器を作り渡した。透明な氷で出来たそれは中心に細い氷の花瓶をあつらえており、内部は氷の薔薇が溶けぬように冷気が満ちている。
「アンタ、ほんとに何でもできるんだな……なんで、ただの氷属性の魔力でここまでできんだホント……」
悔しそうな表情を浮かべながらもエミリオは、手に持った氷の薔薇三本を容器に収める。私の作った氷の薔薇を入れるのであれば、最初から溶けない氷の薔薇でも良かったのではないだろうか……。エミリオが満足そうだからいいのだが……。
「ヴィルヘルム」
「なんだ」
「ちゃんと溶けない氷の薔薇も作ってみせるからな!」
「ああ……お前なら出来るだろう」
やる気をみせるエミリオが愛おしい。それが、番となる条件でなくとも。私が捧げた氷の薔薇に報いようとするその姿が、私の待ち続けた日々は無駄ではなかったと証明していた。
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