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第二部:王様に嫁入りした側妃ですが子供達の未来に悩んでいます
30:開かれる体《R18》
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シュロムが僕へと覆い被さり、唇が重なる。
「っ……あ……んんっ……」
深い口づけに翻弄されながらシュロムの手が僕の手を握った。
「んっ……はっ……ぁ……」
指を絡めるように握られた手に答えるように僕もシュロムの指へ指を絡め、軽く握り返す。
そして、より強く握り返され、重なった手の間に汗が滲むのを感じた。
「はっ……ぁ……っ……」
口と手が解放された頃には、僕は息をするのもやっとで、空気を求めるように荒く呼吸を繰り返す。
「んんっ……あぁ……」
そんな高ぶった体をシュロムの手が撫で、僕の中心へと近づくのに気づいて声が漏れた。
「ぁ……シュロム……シュロム……」
覆い被さるシュロムの肩越しに腕を回し、その背に縋る。
「っ……あ……あぁ……」
陰茎の裏スジをシュロムの指がなぞった。
その感覚に声が震え、快楽を認識する。
「んぁ……っ……シュロム……あぁあっ……!」
陰茎が手に包まれ、擦り上げられる快楽に堪えきれずにその背中に爪を立てる。
でも、それでシュロムが止まるわけもなく……僕の顔へと軽い口づけ降らしながら僕の快楽を高めていった。
「あぁっ!」
すでに焦らされていた体はあっさりと絶頂へと達し、シュロムの手と自身の腹に白濁を散らす。
絶頂の余韻に揺蕩いながら、腕に中からシュロムが抜けてでていくのを感じ、支えを失った腕がシーツの中に沈んだ。
「ぁ……はぁっ……ぁ……」
高められた体の呼吸を整えているとお腹に散った白濁を拭われる感覚がある。
視線を向ければ、綺麗になった僕のお腹と自身の手を布で拭うシュロムの姿が視界にはいった。
そして、布を手放したシュロムの手が……サイドテーブルに置かれていた香油へと手を伸ばす。
「っ……」
シュロムの手に取られ、蓋の開けられたそれが僕の股間に垂れ、シュロムの指も濡らしていく。
「ぁ……」
僕の足の間に座ったシュロムが僕の片足を抱え、香油に濡れた指を僕の後孔に近づける。
「っう……ぁっ……!」
清めたそこに指先が触れ、ほぐす様にすぼまりを撫でる動きに期待で体が跳ねた。
「あぁっ……!」
指先がゆっくりと僕の体の中心を開こうと動き、くぷりと中に沈んだ拍子に腰が揺れる。
快楽を堪えるように縋るものを探し、敷かれたシーツを握りしめていると、ふとシュロムの深紅の瞳と視線がぶつかった。
「可愛らしいなディロス」
「っ……」
優しい低い声と柔らかく微笑んだ笑み。その二つに気が緩んだ時を狙って、シュロムは僕の気持ちいい所を指で押した。
「っ、ああああっ!?」
パチリと脳に弾ける快楽。愛されたい体は、望んでいた快楽を得て、僕の思考を快楽一色に染め上げた。
「あぁっ……! あっ!」
気持ちいい所を押され、擦られる度に腰が跳ねる。
「シュロムっ……! シュロムっ!」
僕を乱す快楽。それを与えているのはシュロムなのにシュロムにすがりたくて名前を繰り返すように呼べば、視界の先でシュロムが笑う。
僕の体をここまで開いた人。愛してくれる人。だけど、時に食らいつくしてしまう人。
まあ、それすらも嬉しいのだけど……。
じっくりと愛される準備を体で感じながら、僕は快楽に翻弄されるようにシュロムの手で踊らされ続けた。
「っ……あ……んんっ……」
深い口づけに翻弄されながらシュロムの手が僕の手を握った。
「んっ……はっ……ぁ……」
指を絡めるように握られた手に答えるように僕もシュロムの指へ指を絡め、軽く握り返す。
そして、より強く握り返され、重なった手の間に汗が滲むのを感じた。
「はっ……ぁ……っ……」
口と手が解放された頃には、僕は息をするのもやっとで、空気を求めるように荒く呼吸を繰り返す。
「んんっ……あぁ……」
そんな高ぶった体をシュロムの手が撫で、僕の中心へと近づくのに気づいて声が漏れた。
「ぁ……シュロム……シュロム……」
覆い被さるシュロムの肩越しに腕を回し、その背に縋る。
「っ……あ……あぁ……」
陰茎の裏スジをシュロムの指がなぞった。
その感覚に声が震え、快楽を認識する。
「んぁ……っ……シュロム……あぁあっ……!」
陰茎が手に包まれ、擦り上げられる快楽に堪えきれずにその背中に爪を立てる。
でも、それでシュロムが止まるわけもなく……僕の顔へと軽い口づけ降らしながら僕の快楽を高めていった。
「あぁっ!」
すでに焦らされていた体はあっさりと絶頂へと達し、シュロムの手と自身の腹に白濁を散らす。
絶頂の余韻に揺蕩いながら、腕に中からシュロムが抜けてでていくのを感じ、支えを失った腕がシーツの中に沈んだ。
「ぁ……はぁっ……ぁ……」
高められた体の呼吸を整えているとお腹に散った白濁を拭われる感覚がある。
視線を向ければ、綺麗になった僕のお腹と自身の手を布で拭うシュロムの姿が視界にはいった。
そして、布を手放したシュロムの手が……サイドテーブルに置かれていた香油へと手を伸ばす。
「っ……」
シュロムの手に取られ、蓋の開けられたそれが僕の股間に垂れ、シュロムの指も濡らしていく。
「ぁ……」
僕の足の間に座ったシュロムが僕の片足を抱え、香油に濡れた指を僕の後孔に近づける。
「っう……ぁっ……!」
清めたそこに指先が触れ、ほぐす様にすぼまりを撫でる動きに期待で体が跳ねた。
「あぁっ……!」
指先がゆっくりと僕の体の中心を開こうと動き、くぷりと中に沈んだ拍子に腰が揺れる。
快楽を堪えるように縋るものを探し、敷かれたシーツを握りしめていると、ふとシュロムの深紅の瞳と視線がぶつかった。
「可愛らしいなディロス」
「っ……」
優しい低い声と柔らかく微笑んだ笑み。その二つに気が緩んだ時を狙って、シュロムは僕の気持ちいい所を指で押した。
「っ、ああああっ!?」
パチリと脳に弾ける快楽。愛されたい体は、望んでいた快楽を得て、僕の思考を快楽一色に染め上げた。
「あぁっ……! あっ!」
気持ちいい所を押され、擦られる度に腰が跳ねる。
「シュロムっ……! シュロムっ!」
僕を乱す快楽。それを与えているのはシュロムなのにシュロムにすがりたくて名前を繰り返すように呼べば、視界の先でシュロムが笑う。
僕の体をここまで開いた人。愛してくれる人。だけど、時に食らいつくしてしまう人。
まあ、それすらも嬉しいのだけど……。
じっくりと愛される準備を体で感じながら、僕は快楽に翻弄されるようにシュロムの手で踊らされ続けた。
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