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ミアside


ん。私、戻ってきたんだ。シャドウは私を抱きしめながら寝てる。


あれ…………?シャドウ、目が腫れてる。泣いてたの?そんなに、心配させちゃった?ごめんね。もう大丈夫になったのよ。あなたの腕の中に、ちゃんと戻ってきたのよ。


ほら、起きて?「しゃどう、おはよう。ただいまだよ」


「…………み、あ」あれれ、また泣いちゃった。ふふ。


「お、かえ、り。もう、1人でどこかに、行かないで。ずっと、僕のそばに居てよ」


「うん!だいじょうぶ。だいじょうぶよ」


よしよしって頭を撫でたら、もっともっと!って言うみたいにグリグリしてきた。なんだか猫みたいね。って…………あれ?今思うとシャドウって結構猫みたいだよね?ダラダラしてるし。ますます可愛く見えてきた♪


「ミア、ラクスのとこ行こ。」


「!!あそんでいーの?」


「ん。また水の中に入れてもらいなよ。…………、でも、水着はダメ」


「ふふっ。わかった!」こうしてシャドウは私の笑ってる顔を愛しそうに見つめながら転移した。


シャドウside


ミアは、1人でこっちに戻ってきた。リルはあり得ないことだって言ってたけど、ほんとにその通りだと思う。ミアは凄いね。さすが僕のミアだ。


さて、僕はあいつらに仕返ししないとね。僕はミアを失って柄にもなく泣いてしまった。それだけ大事な存在だって事だ。僕から奪おうとした事、絶対に許せない。リルの分まで取っておけるだろうか?まあ努力はしよう。


その間ミアには安全な所に居てもらおう。そうだ、ラクスの所ならいいか。グレンの所は暑くてダメだ。早速行くか。


転移の魔法を使う。腕の中に愛し子がいる幸福感と満足感に包まれながら、ラクスのもとに向かった。
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