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恋編
4話 損な性格
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「うわぁっ!
なにこのでっかい障害物!!
邪魔ぁ~~!!」
ふと顔を上げると…弟が三角座りをしているおれを見ていた。
「なになに~?
もしかして、お兄ちゃんに振られちゃった?
ウケる~~wこのまま死ねばいいのにぃ~。」
「…振られてはいない…。」
「え?じゃあなに?
ボロクソに言われたの?
キモイとかウザイとか消えろとかぁ!」
「…。」
弟はにこにこと笑っていた。
「…まぁ、お兄ちゃんがそんなこと言わないしね。」
はぁっと弟はため息をついていた。
「─────出来なかった。」
「…は?」
「…告白────出来なかった。」
おれがそういうと───
「あはっ!!笑える!!
あんな、自分の気持ちを伝えますってどや顔してたくせに!?
うわっ…!ヘタレ~!!」
「…それは弟も同じだろ。」
おれはそういって下を向いた。
「けど…弟は…亮のためだったんだな。」
「は?」
「…ずっと弟も亮が好きなんだろう?
なのに──弟は…思いを押しつけようとはしないんだな。」
おれがそういうと笑っていた弟の顔が少し変わる。
「クソムシは…僕のことをそう思うんだね。」
「…そうなのだろう?」
おれがそう、問いかけると弟は顔を歪ませた。
「…クソムシは…僕をよく見すぎだよ。
確かに、その気持ちも強いけど
結局は…自分の欲が一番強いんだよ。」
「…それは、仕方がないことだ。」
誰もみな、自分がかわいいのだから。
けれど────おれは。
「─────おれは、決めた。」
黎はいきなりそういって立ち上がった。
「─────もう、伝えるのはやめる。」
「…へぇ。」
弟はにやっと笑みを浮かべた。
「おれは───伝えない、この思いを。」
「へえ、じゃあ、ずっと伝えず指でも噛んでればぁ?
そのまま苦しんで死ねよ。」
「───あぁ、指を加えて
───────勇太を応援する。」
────そうおれがいうと一瞬時が止まったように静かになる。
「…は?」
「おれが───亮と勇太の恋を…
応援する。」
「───はっ!?」
ぎょっと勇太の目が丸くなる。
「おれは───亮と勇太が
お似合いだと思っている。
だから、2人をくっつければいい。
そうすれば──自然とおれの気持ちは冷めるだろう。」
「甘いね、クソムシ。
ばっかじゃないの?
てか───なんでそうなるの?」
「おれは───亮と勇太、
お似合いだと思う。
おれは、2人が付き合ってほしい。
おれの思いなんかより───
おれは───2人の思いの方が大切だ…。」
「─────バカなの?」
「本気だ───!
それに───亮は…弟が好きだった…。」
「それは…過去の話でしょ?」
「過去でも…おれは、亮の思いを知っている。
その思いが消えることはないと
思うんだ…!
だから────おれは、
そのまま
2人が付き合って───」
「─────簡単に言うんじゃねぇ!!!」
いきなり大きな声が隣からして体がビクッと震えた。
はっとして勇太はふぅっと深呼吸をしていた。
「…それは、過去の話。
それに、もし、もしのもしのもし
お兄ちゃんと付き合えたとしても…
それは───クソムシが
一番おかしいって思ってたことでしょ?」
その言葉の意味には正兄のことが入っているのだろう。
おれは正兄とおれが付き合うことはおかしいと感じた。
「あぁ。おかしいな。
けど、それでもおれは
2人で生きていてほしいと思ったんだ。」
おれがそう話すと勇太は少し驚いた表情を見せた。
「おれは──兄弟で付き合うことが変だとか
そういうのを全てなしにして
2人が───幸せになるにはと思っている。
おれは亮に助けられた。
亮に感謝しきれないほど
おれは亮の存在が欲しい。
だが、亮の存在を支えているのは
弟だ。
なら、応援しよう。
そして──2人がおれを
必要でなくなったとき、
いらないと感じたときには──
潔く消えたいと思っている。」
「それって…」
「亮と勇太がつきあったら
おれは潔くここから
離れるということだ。」
おれがそう話すと勇太はへぇっ…といって笑った。
「じゃあ…僕とお兄ちゃんが
両思いになったら
黎は消えてくれるの?」
「あぁ。」
勇太はふぅっとため息をついて言う。
「────それって、
お兄ちゃんの気持ちはどうなの?」
「…?」
「黎のこと友達として大切にしている
お兄ちゃんの気持ちは…
無視するわけ?」
勇太はそういって手を口にあてた。
「─────逃げるの?」
「───────っあぁ。」
勇太の問いにおれは答えた。
消える、ということは逃げるということだ。
でないと、おれは─────
「──────隣にいれないから。」
「…え?」
「2人が付き合って…、おれは
そうなったら───おれは
きっと────とても辛いだろう。
わかっていたことなのかもしれない。
だが、おれは多分耐えきれない。
だから───おれは逃げたい。」
おれは亮のそばにいられない。
亮が欲しいという欲が…ずっとずっと残る。
それはまるで拷問のように。
おれは…真っ直ぐでありたい。
ずっと、この歪んだ思いを持ち続けたくない。
おれは─────
「2人の応援をずっとするために
おれは、そうしたい。
そのときには──亮の気持ちなんて考えられないかも、しれないな。」
黎がそういうと勇太が小さく声を出す。
「…なんで。」
「え?」
「─────おれから取ればいいじゃねぇかっ。」
「え…?」
「なんで…いつもそうやって譲るんだよっ。
おれは…何回てめぇを不幸にすんだよ。」
「…弟?」
「────欲しいもんが
あんなら、無理やり手に入れればいい!!
どんな手をつかっても
縛り付けてまでっ…!!
──────じゃねぇと
クソムシには──なんも残んねぇだろっ!!」
勇太はそういっておれの襟をつかんでいた。
「…っ。」
おれは言葉が出なくなる。
弟は…優しいのだと笑ってしまった。
「…それだけを聞いていると
おれに亮をとってほしいように
聞こえるな。」
「は?耳がぼけてんじゃねぇの?」
「…弟。
気を使わなくてもいい。
おれは───おまえ等を応援することに決めた。
だから────おれの気持ちごと
全て忘れてくれていい。」
そういっておれは笑った。
「───それで十分だ。」
おれはそういって弟のところを離れた。
後ろから声が聞こえた。
「──お前は、損な役割ばっかしてんじゃねぇよ。」
その言葉を前にも言われた気がする。
今考えてみるもおれは損な役目が多かった。
クラスでは文化祭の準備のほとんどをやらされた。
だが、文化祭当日、おれは役目を与えられずクラスに入れてもらえなかったり
環境委員ではおれがほとんど花の世話をしたというのに褒められていたのは
環境委員長だったりする。
けど…おれはそれでいい。
それが…その役割が好きだ。
けど、亮のことは違うと思う。
最初っから───結末は見えているのだから。
亮は───弟と結ばれるべきだ。
だから──2人が幸せになって欲しい。
そう考えると────…
おれの目から涙が零れるのだ。
それは、どっちなのか。
2人が結ばれることが嬉しいのか…
自分の恋が叶わない悲しみなのか…
そんなの───…考えなくてもわかっていた。
「早く────この思いが」
(────消えてしまえばいいのに)
そう、口に出そうとして、おれは諦めた。
この思いがまだ自分には必要だったからなのかもしれない。
けど────いつか、この思いが消えてしまったときに。
おれには─────
「──────なにが、残るのだろうな。」
まだ、わからない、想像もつかない
未来の話。
もしかしたら
すぐ訪れる話なのかもしれない。
けど、もし、おれの思いがないことにしなければならないときには──
─────自分の意志を消し
真っ直ぐに生きていきたいとそう願う。
こんなにも好きなのに、
大好きで、キラキラしてみえて
胸がキュンキュンなるのに
亮がいるだけで泣きそうになるのに
それは───おれの秘密。
おれは───いつも
損な性格をしているのだ。
なにこのでっかい障害物!!
邪魔ぁ~~!!」
ふと顔を上げると…弟が三角座りをしているおれを見ていた。
「なになに~?
もしかして、お兄ちゃんに振られちゃった?
ウケる~~wこのまま死ねばいいのにぃ~。」
「…振られてはいない…。」
「え?じゃあなに?
ボロクソに言われたの?
キモイとかウザイとか消えろとかぁ!」
「…。」
弟はにこにこと笑っていた。
「…まぁ、お兄ちゃんがそんなこと言わないしね。」
はぁっと弟はため息をついていた。
「─────出来なかった。」
「…は?」
「…告白────出来なかった。」
おれがそういうと───
「あはっ!!笑える!!
あんな、自分の気持ちを伝えますってどや顔してたくせに!?
うわっ…!ヘタレ~!!」
「…それは弟も同じだろ。」
おれはそういって下を向いた。
「けど…弟は…亮のためだったんだな。」
「は?」
「…ずっと弟も亮が好きなんだろう?
なのに──弟は…思いを押しつけようとはしないんだな。」
おれがそういうと笑っていた弟の顔が少し変わる。
「クソムシは…僕のことをそう思うんだね。」
「…そうなのだろう?」
おれがそう、問いかけると弟は顔を歪ませた。
「…クソムシは…僕をよく見すぎだよ。
確かに、その気持ちも強いけど
結局は…自分の欲が一番強いんだよ。」
「…それは、仕方がないことだ。」
誰もみな、自分がかわいいのだから。
けれど────おれは。
「─────おれは、決めた。」
黎はいきなりそういって立ち上がった。
「─────もう、伝えるのはやめる。」
「…へぇ。」
弟はにやっと笑みを浮かべた。
「おれは───伝えない、この思いを。」
「へえ、じゃあ、ずっと伝えず指でも噛んでればぁ?
そのまま苦しんで死ねよ。」
「───あぁ、指を加えて
───────勇太を応援する。」
────そうおれがいうと一瞬時が止まったように静かになる。
「…は?」
「おれが───亮と勇太の恋を…
応援する。」
「───はっ!?」
ぎょっと勇太の目が丸くなる。
「おれは───亮と勇太が
お似合いだと思っている。
だから、2人をくっつければいい。
そうすれば──自然とおれの気持ちは冷めるだろう。」
「甘いね、クソムシ。
ばっかじゃないの?
てか───なんでそうなるの?」
「おれは───亮と勇太、
お似合いだと思う。
おれは、2人が付き合ってほしい。
おれの思いなんかより───
おれは───2人の思いの方が大切だ…。」
「─────バカなの?」
「本気だ───!
それに───亮は…弟が好きだった…。」
「それは…過去の話でしょ?」
「過去でも…おれは、亮の思いを知っている。
その思いが消えることはないと
思うんだ…!
だから────おれは、
そのまま
2人が付き合って───」
「─────簡単に言うんじゃねぇ!!!」
いきなり大きな声が隣からして体がビクッと震えた。
はっとして勇太はふぅっと深呼吸をしていた。
「…それは、過去の話。
それに、もし、もしのもしのもし
お兄ちゃんと付き合えたとしても…
それは───クソムシが
一番おかしいって思ってたことでしょ?」
その言葉の意味には正兄のことが入っているのだろう。
おれは正兄とおれが付き合うことはおかしいと感じた。
「あぁ。おかしいな。
けど、それでもおれは
2人で生きていてほしいと思ったんだ。」
おれがそう話すと勇太は少し驚いた表情を見せた。
「おれは──兄弟で付き合うことが変だとか
そういうのを全てなしにして
2人が───幸せになるにはと思っている。
おれは亮に助けられた。
亮に感謝しきれないほど
おれは亮の存在が欲しい。
だが、亮の存在を支えているのは
弟だ。
なら、応援しよう。
そして──2人がおれを
必要でなくなったとき、
いらないと感じたときには──
潔く消えたいと思っている。」
「それって…」
「亮と勇太がつきあったら
おれは潔くここから
離れるということだ。」
おれがそう話すと勇太はへぇっ…といって笑った。
「じゃあ…僕とお兄ちゃんが
両思いになったら
黎は消えてくれるの?」
「あぁ。」
勇太はふぅっとため息をついて言う。
「────それって、
お兄ちゃんの気持ちはどうなの?」
「…?」
「黎のこと友達として大切にしている
お兄ちゃんの気持ちは…
無視するわけ?」
勇太はそういって手を口にあてた。
「─────逃げるの?」
「───────っあぁ。」
勇太の問いにおれは答えた。
消える、ということは逃げるということだ。
でないと、おれは─────
「──────隣にいれないから。」
「…え?」
「2人が付き合って…、おれは
そうなったら───おれは
きっと────とても辛いだろう。
わかっていたことなのかもしれない。
だが、おれは多分耐えきれない。
だから───おれは逃げたい。」
おれは亮のそばにいられない。
亮が欲しいという欲が…ずっとずっと残る。
それはまるで拷問のように。
おれは…真っ直ぐでありたい。
ずっと、この歪んだ思いを持ち続けたくない。
おれは─────
「2人の応援をずっとするために
おれは、そうしたい。
そのときには──亮の気持ちなんて考えられないかも、しれないな。」
黎がそういうと勇太が小さく声を出す。
「…なんで。」
「え?」
「─────おれから取ればいいじゃねぇかっ。」
「え…?」
「なんで…いつもそうやって譲るんだよっ。
おれは…何回てめぇを不幸にすんだよ。」
「…弟?」
「────欲しいもんが
あんなら、無理やり手に入れればいい!!
どんな手をつかっても
縛り付けてまでっ…!!
──────じゃねぇと
クソムシには──なんも残んねぇだろっ!!」
勇太はそういっておれの襟をつかんでいた。
「…っ。」
おれは言葉が出なくなる。
弟は…優しいのだと笑ってしまった。
「…それだけを聞いていると
おれに亮をとってほしいように
聞こえるな。」
「は?耳がぼけてんじゃねぇの?」
「…弟。
気を使わなくてもいい。
おれは───おまえ等を応援することに決めた。
だから────おれの気持ちごと
全て忘れてくれていい。」
そういっておれは笑った。
「───それで十分だ。」
おれはそういって弟のところを離れた。
後ろから声が聞こえた。
「──お前は、損な役割ばっかしてんじゃねぇよ。」
その言葉を前にも言われた気がする。
今考えてみるもおれは損な役目が多かった。
クラスでは文化祭の準備のほとんどをやらされた。
だが、文化祭当日、おれは役目を与えられずクラスに入れてもらえなかったり
環境委員ではおれがほとんど花の世話をしたというのに褒められていたのは
環境委員長だったりする。
けど…おれはそれでいい。
それが…その役割が好きだ。
けど、亮のことは違うと思う。
最初っから───結末は見えているのだから。
亮は───弟と結ばれるべきだ。
だから──2人が幸せになって欲しい。
そう考えると────…
おれの目から涙が零れるのだ。
それは、どっちなのか。
2人が結ばれることが嬉しいのか…
自分の恋が叶わない悲しみなのか…
そんなの───…考えなくてもわかっていた。
「早く────この思いが」
(────消えてしまえばいいのに)
そう、口に出そうとして、おれは諦めた。
この思いがまだ自分には必要だったからなのかもしれない。
けど────いつか、この思いが消えてしまったときに。
おれには─────
「──────なにが、残るのだろうな。」
まだ、わからない、想像もつかない
未来の話。
もしかしたら
すぐ訪れる話なのかもしれない。
けど、もし、おれの思いがないことにしなければならないときには──
─────自分の意志を消し
真っ直ぐに生きていきたいとそう願う。
こんなにも好きなのに、
大好きで、キラキラしてみえて
胸がキュンキュンなるのに
亮がいるだけで泣きそうになるのに
それは───おれの秘密。
おれは───いつも
損な性格をしているのだ。
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