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- 3章 -
- 最強人物安積聖 -
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鈴橋の予感は的中した。
HRが終わった直後植野に引っ張られるようにして転校生が来た隣のクラス、班乃のクラスへと突撃をかけに行ったのだ。
が。
鈴橋の予想を外れた事が一つあった。
【私のために争うのはやめてっ】
発言は廊下を連なる全ての教室へと響いていたらしく、一目発声源を見てやろうと集まった生徒でごった返して居た。
「これは…無理だろ。諦めろ」
「うーん´д`。」
教室の外から覗く事も出来なければ、あわよくば覗けたとしても、教室内で囲まれた転校生の姿は見る事が出来なかった。
「まぁ、嫌でもそのうち会えるだろうし」
「別に俺は興味なかったしむしろ出来れば関わりたくない」
「そうはさせんっ`ω´」
なにゆえに?
と問えば
面白そうだからw
と返ってくるだろう。
鈴橋は出かかった言葉を飲み込み、今だ未練のある顔をした植野を連れその場を静かに後にした。
そんな鈴橋の昼休みは、植野と班乃2人と屋上で昼食を取るのが恒例だ。休み時間の度隣のクラスに出来る人だかりにうんざりしていた鈴橋は、昼休みのチャイムと共に一目散に屋上へとあがった。
3人で昼食をとると言っても班乃は別クラスの為一緒に屋上に行くわけではない。因みにだが昼休みコソはと狙っていた植野も引きずって来ていた。
「あー…昼休みコソは転校生拝みに行こうと思ってたのに」
「んなもん拝んだってなんのご利益もないだろうが。それに会長のクラスだし、もしかしたら会長が連れて来るかもしれないだろ」
人ごみ人だかり、騒がしいのが嫌いな鈴橋にとって余り歓迎は出来ないが、それなりに変な発言をした転校生がどんな奴なのか、ひと目見てみたいくらいには気になっては居た。
「確かにっ!! 神様仏様かいちょー様っ!どうか謎の転校生に会わせて下さいっ!」
お前はいつの世代の人間だ…
両手を合わせ南無南無する植野に突っ込む気力もなく、敢えてスルし班乃を待たずにお弁当箱をあけた。
『うん、今日も美味しそうだ 』
学食も購買もあるので弁当を持ってくる必要はないのだが、保育園に通う妹に作るついでにと自分の分も作ってくれる。
負担になっていなければとは思うが、母の作る料理は好きだしありがたい。
HRが終わった直後植野に引っ張られるようにして転校生が来た隣のクラス、班乃のクラスへと突撃をかけに行ったのだ。
が。
鈴橋の予想を外れた事が一つあった。
【私のために争うのはやめてっ】
発言は廊下を連なる全ての教室へと響いていたらしく、一目発声源を見てやろうと集まった生徒でごった返して居た。
「これは…無理だろ。諦めろ」
「うーん´д`。」
教室の外から覗く事も出来なければ、あわよくば覗けたとしても、教室内で囲まれた転校生の姿は見る事が出来なかった。
「まぁ、嫌でもそのうち会えるだろうし」
「別に俺は興味なかったしむしろ出来れば関わりたくない」
「そうはさせんっ`ω´」
なにゆえに?
と問えば
面白そうだからw
と返ってくるだろう。
鈴橋は出かかった言葉を飲み込み、今だ未練のある顔をした植野を連れその場を静かに後にした。
そんな鈴橋の昼休みは、植野と班乃2人と屋上で昼食を取るのが恒例だ。休み時間の度隣のクラスに出来る人だかりにうんざりしていた鈴橋は、昼休みのチャイムと共に一目散に屋上へとあがった。
3人で昼食をとると言っても班乃は別クラスの為一緒に屋上に行くわけではない。因みにだが昼休みコソはと狙っていた植野も引きずって来ていた。
「あー…昼休みコソは転校生拝みに行こうと思ってたのに」
「んなもん拝んだってなんのご利益もないだろうが。それに会長のクラスだし、もしかしたら会長が連れて来るかもしれないだろ」
人ごみ人だかり、騒がしいのが嫌いな鈴橋にとって余り歓迎は出来ないが、それなりに変な発言をした転校生がどんな奴なのか、ひと目見てみたいくらいには気になっては居た。
「確かにっ!! 神様仏様かいちょー様っ!どうか謎の転校生に会わせて下さいっ!」
お前はいつの世代の人間だ…
両手を合わせ南無南無する植野に突っ込む気力もなく、敢えてスルし班乃を待たずにお弁当箱をあけた。
『うん、今日も美味しそうだ 』
学食も購買もあるので弁当を持ってくる必要はないのだが、保育園に通う妹に作るついでにと自分の分も作ってくれる。
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