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謎の異空間に飛ばされたら金髪美少女が迫ってくるんだが?
54.まずい
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――久奈、結月サイド。
久奈と結月の目の前で、樹が光の柱に捕らわれどこかに転送されてしまった。
久奈は大声で樹の名を呼び泣き崩れる。結月も歯を食いしばり悲痛な表情で呟く。
「くっ、また守れなかった」
自責の想いで震えている結月にルイから着信があった。結月は電話に出て、いま起こったことを伝えようとする。
「ルイさん……、樹が……」
「そこで起こったことは、こちらでも把握している。ひとまずその転移ゲートに入ってくれ」
ルイがそう言うと二人の前に転移ゲートが出現した。二人は転移ゲートに入って行った。
転移ゲートを抜けた先は、応接室のような部屋だった。そこにルイが立っていた。
「ここはレジーナにある私の会社の一室だ」
「私の部下……、会社の私兵の中でも上位の強さを持つ三人が、シエラス辺境の地でモンスターの討伐をしていたところ、樹に使用された物と同じ魔導器と思われる現象でどこかに転送させられてしまった」
「おそらく私の部下三人と、樹は同じ場所にいる。既に座標は割り出したので、転移ゲートを開通する為の作業をしている。一時間ほどで開通できるはずだ」
「四人のいる場所は、箱庭のような異空間で時間の流れが速くなっているようだ。その為、このスマホの機能を使っても連絡が付かない」
「また、スマホのエネルギー出力ではその異空間からこちらに戻ってくる為の転移ゲートを開通させる事はできないだろう」
久奈は涙を浮かべた目を赤くしながらルイに質問をする。
「樹は無事なんですか?」
「魂の強度を観測した結果、無事であると思われる」
「「良かった」」
久奈と結月は安堵したのか表情が緩む。
その時、ドアが開き一人の男性が入ってきてルイに報告をする。
「敵襲です。5km南に転移ゲートが出現し、魂力3万程と思われる魔導機兵100体が転送されこちらに進攻しています」
男性の報告に対し、慌てる様子もなくルイは応じた。
「やはり来たか、私が出て殲滅する」
そして、久奈と結月を見て続ける。
「ウチの戦力で1番目と2番目に強い者は別件で動いていて留守だ。すぐに転移して戻ってくることもできない」
「3~5番目に強いものは先ほど説明した通り異空間に転送されている」
「なので魂力3万程度の魔導機兵とまともに戦える戦力は、私しかいない。二人とも悪いが手伝ってくれないか?」
「ちょうど今暴れたいと思っていたところ」
「私ひとりで全部切り捨ててやる!」
久奈と結月は、樹が無事であることが確認されたとはいえ、樹を守れず目の前でどこかに転送されたことを悔やみ苛立ちを覚えていた。怒りの矛先を向けるちょうどいい的が現れたと思っているのかもしれない。
三人で南に飛んで行くと魔導機兵が大量にルイの会社に向かっている。2m程の犬型の形状の物、人型で剣や槍や弓を装備した物、砲塔に翼が付いた飛行機のような物だ。
三人は魔法や魔刃を連続で撃ち怒涛の勢いで魔導機兵100体を瞬く間に破壊する。するとさらに魔導機兵100体が転送されてくる。
久奈は全く動揺せずに魔法を撃ち続ける。
「まだ暴れ足りないと思ってたんだ!」
結月は出現した魔導機兵を睨みつける。
「何体現れようが全て斬る!」
魔導機兵を全滅させた後、さすがの久奈と結月も息が上がっている。ルイは相変わらず涼しい表情だ。
「私一人では厳しかったかもしれない。久奈、結月、ありがとう」
「まだ転移ゲートが開通するまで時間がある。樹が捕らえた捕虜を尋問するか。二人ともついてくるか?」
久奈と結月が頷くとルイは転移ゲートを出現させた。三人でその男が捕らえられている施設に転移した。
スタッフに案内されて、とある個室に行くと、一人の男が捕らえられていた。両手両足に魂力を押さえ込む為の魔導器がつけられている。
この男はルイが何を質問をしても目をつむり黙っていた。尋問と言っても、男にルイが質問をして固有スキルで思考を読むので、男が何も答えなかったとしても、関係なく情報を引き出すことができるのだ。
捕らえた男の名前はシェイド。ルイや地球を攻撃してくる組織の名は”パンドラ”で首謀者の名はピルローク。ルイと昔一緒に仕事をしていた男で、ルイとの考え方が合わずに、会社から追放された男である。
ルイの部下三人と樹は、パンドラが作り出した異空間に転送されている。転送された者を倒す為に魔導機兵が大量に配置されており、魂力が4万程度の者ならまず生き残れないだろう。
また、魔導機兵を生産するプラントもあり、時間の流れを720倍の速さに加速させて魔導機兵を大量生産している。
1個でも魂力7万以上のモンスターを捕らえることが出来る程の強力な魔導器を3個も使用した為、樹は重傷を負っている可能性が高い。
その魔導器は作るのが困難なので、今回使用した分で無くなった。
地球に強力なモンスターを転送し、箱庭で育てた元プレイヤー達ごと壊滅させるのと同時に、ルイの部下で戦力の高い者を異空間に転送して倒し、ルイに魔導機兵を2000体ぶつけて倒す計画だった。
以上の事が、ルイの固有スキルにより読み取られた。最後にルイがシェイドに質問をした。
「魔導機兵を2000体? 200体の間違だろう? 実際200体しか転送されてこなかったが?」
シェイドは終始平静を装い目を閉じ無言を貫いていたが、ルイの言葉に反応して目を開けて狼狽えた。
「バカな、既に2000体の魔導機兵を転送する準備は出来ていたはず。何か問題があったのか……?」
引き出せる情報は粗方引き出したので、三人はルイの会社に戻り転移ゲートが開通するのを待つ。
樹の事が心配でたまらないといった様子の結月が呟く。
「さっき戦ったのと同じ強さの魔導機兵なら何体いても、樹なら勝てると思うけど、樹は怪我をしてしている……?」
結月の様子を見てルイが答える。
「転送された私の部下のうちの一人、アサカが身体の怪我を治療する魔法が使える。仮に重傷でも治すことはできる。それに魂の強度を観測した結果、元気である可能性の方が高い」
久奈が顎に人差し指をあて、目線を上にして考え事をしている。
「720倍って事は一時間で……」
ルイは久奈の疑問にすぐに答える。
「その異空間の中は30日経っていることになる。箱庭の時間加速と同じだな」
「30日も飲まず食わずなら、生きていられないんじゃ……」
「転送されている者のうちの一人、ミリアの固有スキルで大量の兵糧を固有の亜空間に所持しているから水や食料の心配は無い」
「スマホの機能のアイテムストレージとは違い、保存をしている物が劣化しない能力だ」
久奈は「便利な固有スキルですね……」とわずかに表情が緩む。結月は不安そうな表情のままでルイに尋ねる。
「あの……、転送された人たちの中に女の子っていますか?」
「三人のうち、一人が男で二人が女だ。そのうち一人が君達と同じ年頃だよ。見てみる?」
二人が頷くと、二人のスマホにルイの部下の三人の画像が送られてくる。
久奈は送られてきた画像を一つづつ確認する。
「ガルフさんは男だからいいとして、ミリアさんは……美人だ。でも年上だから多分大丈夫……かな?」
結月は顔をしかめて、スマホに映っている美少女を見つめている。
「このアサカさんって子、美人だね……。ルイさん、この子って彼氏とか好きな人とかいるんですか?」
「いや、聞かないな」
久奈と結月の顔色が青ざめていく。久奈は肩を震わせながら言う。
「樹とこんなに可愛い女の子を一カ月も一緒に行動させたら……」
「「まずい!」」
久奈と結月はお互いに顔を見合わた。
そして、転移ゲートが開通した知らせを聞き、樹が飛ばされた異空間に三人は転移した。
久奈と結月の目の前で、樹が光の柱に捕らわれどこかに転送されてしまった。
久奈は大声で樹の名を呼び泣き崩れる。結月も歯を食いしばり悲痛な表情で呟く。
「くっ、また守れなかった」
自責の想いで震えている結月にルイから着信があった。結月は電話に出て、いま起こったことを伝えようとする。
「ルイさん……、樹が……」
「そこで起こったことは、こちらでも把握している。ひとまずその転移ゲートに入ってくれ」
ルイがそう言うと二人の前に転移ゲートが出現した。二人は転移ゲートに入って行った。
転移ゲートを抜けた先は、応接室のような部屋だった。そこにルイが立っていた。
「ここはレジーナにある私の会社の一室だ」
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「おそらく私の部下三人と、樹は同じ場所にいる。既に座標は割り出したので、転移ゲートを開通する為の作業をしている。一時間ほどで開通できるはずだ」
「四人のいる場所は、箱庭のような異空間で時間の流れが速くなっているようだ。その為、このスマホの機能を使っても連絡が付かない」
「また、スマホのエネルギー出力ではその異空間からこちらに戻ってくる為の転移ゲートを開通させる事はできないだろう」
久奈は涙を浮かべた目を赤くしながらルイに質問をする。
「樹は無事なんですか?」
「魂の強度を観測した結果、無事であると思われる」
「「良かった」」
久奈と結月は安堵したのか表情が緩む。
その時、ドアが開き一人の男性が入ってきてルイに報告をする。
「敵襲です。5km南に転移ゲートが出現し、魂力3万程と思われる魔導機兵100体が転送されこちらに進攻しています」
男性の報告に対し、慌てる様子もなくルイは応じた。
「やはり来たか、私が出て殲滅する」
そして、久奈と結月を見て続ける。
「ウチの戦力で1番目と2番目に強い者は別件で動いていて留守だ。すぐに転移して戻ってくることもできない」
「3~5番目に強いものは先ほど説明した通り異空間に転送されている」
「なので魂力3万程度の魔導機兵とまともに戦える戦力は、私しかいない。二人とも悪いが手伝ってくれないか?」
「ちょうど今暴れたいと思っていたところ」
「私ひとりで全部切り捨ててやる!」
久奈と結月は、樹が無事であることが確認されたとはいえ、樹を守れず目の前でどこかに転送されたことを悔やみ苛立ちを覚えていた。怒りの矛先を向けるちょうどいい的が現れたと思っているのかもしれない。
三人で南に飛んで行くと魔導機兵が大量にルイの会社に向かっている。2m程の犬型の形状の物、人型で剣や槍や弓を装備した物、砲塔に翼が付いた飛行機のような物だ。
三人は魔法や魔刃を連続で撃ち怒涛の勢いで魔導機兵100体を瞬く間に破壊する。するとさらに魔導機兵100体が転送されてくる。
久奈は全く動揺せずに魔法を撃ち続ける。
「まだ暴れ足りないと思ってたんだ!」
結月は出現した魔導機兵を睨みつける。
「何体現れようが全て斬る!」
魔導機兵を全滅させた後、さすがの久奈と結月も息が上がっている。ルイは相変わらず涼しい表情だ。
「私一人では厳しかったかもしれない。久奈、結月、ありがとう」
「まだ転移ゲートが開通するまで時間がある。樹が捕らえた捕虜を尋問するか。二人ともついてくるか?」
久奈と結月が頷くとルイは転移ゲートを出現させた。三人でその男が捕らえられている施設に転移した。
スタッフに案内されて、とある個室に行くと、一人の男が捕らえられていた。両手両足に魂力を押さえ込む為の魔導器がつけられている。
この男はルイが何を質問をしても目をつむり黙っていた。尋問と言っても、男にルイが質問をして固有スキルで思考を読むので、男が何も答えなかったとしても、関係なく情報を引き出すことができるのだ。
捕らえた男の名前はシェイド。ルイや地球を攻撃してくる組織の名は”パンドラ”で首謀者の名はピルローク。ルイと昔一緒に仕事をしていた男で、ルイとの考え方が合わずに、会社から追放された男である。
ルイの部下三人と樹は、パンドラが作り出した異空間に転送されている。転送された者を倒す為に魔導機兵が大量に配置されており、魂力が4万程度の者ならまず生き残れないだろう。
また、魔導機兵を生産するプラントもあり、時間の流れを720倍の速さに加速させて魔導機兵を大量生産している。
1個でも魂力7万以上のモンスターを捕らえることが出来る程の強力な魔導器を3個も使用した為、樹は重傷を負っている可能性が高い。
その魔導器は作るのが困難なので、今回使用した分で無くなった。
地球に強力なモンスターを転送し、箱庭で育てた元プレイヤー達ごと壊滅させるのと同時に、ルイの部下で戦力の高い者を異空間に転送して倒し、ルイに魔導機兵を2000体ぶつけて倒す計画だった。
以上の事が、ルイの固有スキルにより読み取られた。最後にルイがシェイドに質問をした。
「魔導機兵を2000体? 200体の間違だろう? 実際200体しか転送されてこなかったが?」
シェイドは終始平静を装い目を閉じ無言を貫いていたが、ルイの言葉に反応して目を開けて狼狽えた。
「バカな、既に2000体の魔導機兵を転送する準備は出来ていたはず。何か問題があったのか……?」
引き出せる情報は粗方引き出したので、三人はルイの会社に戻り転移ゲートが開通するのを待つ。
樹の事が心配でたまらないといった様子の結月が呟く。
「さっき戦ったのと同じ強さの魔導機兵なら何体いても、樹なら勝てると思うけど、樹は怪我をしてしている……?」
結月の様子を見てルイが答える。
「転送された私の部下のうちの一人、アサカが身体の怪我を治療する魔法が使える。仮に重傷でも治すことはできる。それに魂の強度を観測した結果、元気である可能性の方が高い」
久奈が顎に人差し指をあて、目線を上にして考え事をしている。
「720倍って事は一時間で……」
ルイは久奈の疑問にすぐに答える。
「その異空間の中は30日経っていることになる。箱庭の時間加速と同じだな」
「30日も飲まず食わずなら、生きていられないんじゃ……」
「転送されている者のうちの一人、ミリアの固有スキルで大量の兵糧を固有の亜空間に所持しているから水や食料の心配は無い」
「スマホの機能のアイテムストレージとは違い、保存をしている物が劣化しない能力だ」
久奈は「便利な固有スキルですね……」とわずかに表情が緩む。結月は不安そうな表情のままでルイに尋ねる。
「あの……、転送された人たちの中に女の子っていますか?」
「三人のうち、一人が男で二人が女だ。そのうち一人が君達と同じ年頃だよ。見てみる?」
二人が頷くと、二人のスマホにルイの部下の三人の画像が送られてくる。
久奈は送られてきた画像を一つづつ確認する。
「ガルフさんは男だからいいとして、ミリアさんは……美人だ。でも年上だから多分大丈夫……かな?」
結月は顔をしかめて、スマホに映っている美少女を見つめている。
「このアサカさんって子、美人だね……。ルイさん、この子って彼氏とか好きな人とかいるんですか?」
「いや、聞かないな」
久奈と結月の顔色が青ざめていく。久奈は肩を震わせながら言う。
「樹とこんなに可愛い女の子を一カ月も一緒に行動させたら……」
「「まずい!」」
久奈と結月はお互いに顔を見合わた。
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