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騎士娘は真面目でチョロイン

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「おーい、バランセー。そろそろ起きないとおいて行くよー」

 体を揺すられて目を開けると、リンゼとレミリナが微笑んで俺を見ていた。俺が大きく背伸びをしながらあくびをすると「まだ眠いの?」とリンゼが聞く。

 俺は眠い目をこすりながら「よく眠れなくて……」と答えた。するとレミリナが不安そうに問う。

「私が隣で寝ているとよく眠れませんでしたか?」

「うん、そうだね……。レミリナの寝顔が可愛くて、何度襲おうと思った事か……」

 やべ、本音が漏れちゃった。リンゼを見ると頬が膨らんでる。カワイイ。レミリナの顔は赤くなって下を向く。こちらもカワイイ。

「バランセになら襲われても良かったのですが……」

 なんだ、襲ってよかったのかー。では早速。

 俺がレミリナにガバッと抱き着くと、嫌がる素振りもなく俺の背中に腕をまわして、軽く抱いてくれた。これなら、もう少し行けるか?

「ちゅーもしていい?」

「わ、私は構いませんが……、リンゼが……」

 見るとリンゼがむくれている。うん、怒ってるな……。俺がレミリナから離れてリンゼにキスすると、リンゼは両手で俺の頭を抱いて舌を俺の口の中にねじ込む。

「ちゅく、ちゅぅ、ちゅぱっ」

 俺とリンゼの舌と唇が濃厚に交わる音がしている。さすがにこれを見たらレミリナも引いちゃうかな? それも仕方ないか、レミリナのことは結構好きだったけど、二兎追うものは何とやらって言うしな。

「お……お二人は、いつもそんなことを?」

 レミリナが目を見開いて驚いている。リンゼはふふんと得意げに答える。

「私たちはいつもこんな感じだよ。もっと凄い事だってしてるし。ねっバランセ!」

「うん。私はリンゼが大好き。でもレミリナも好きだよ。隣でくっついて寝てるレミリナにずっとドキドキしてた」

「そうですか、私は……バランセに好きと言われてとても嬉しく思います。あなた達の仲睦まじい姿はとても羨ましいです。出来れば、私も……」

 まさか、これは脈ありか? ダメもとでちょっと踏み込んでみるか。

「キスしていい?」

「はい、お願いします」

 間髪入れずに返答を貰ったので、俺はレミリナに唇を重ねた。

「くちゅ、ちゅぱ、んちゅぅぅ」

 レミリナも積極的に俺と唾液を混ぜ合わせる。唇が離れると、レミリナは頬を染めてうっとりしていた。

「キスとはいいものですね。胸がふわっと熱くなりました。それで、その……、リンゼもしてくれませんか?」

 俺とレミリナのキスを見て、怒り顔でプルプル震えていたリンゼが、レミリナの言葉で呆けた顔に変わった。それをOKと受け取ったのかは分からないが、レミリナはリンゼに熱い口づけをお見舞いする。戸惑うリンゼに積極的に舌を絡めに行っていた。

 俺の眼前で行われる美少女同士のキス。なんて尊いんだろう……これは萌える! 俺のお腹の奥がキュゥっとなった。

 我慢できなくなった俺は、リンゼとレミリナがガッツリキスしているところに顔を寄せてキスに混ざる。三人で舌をレロレロなめ合ってちゅくちゅく吸い合った。

「はぁ、はぁ、はぁ、とてもいい気持ちです。何かが体の奥から込み上げてくるようです」 

 レミリナは恍惚とした表情でそう呟く。リンゼも上気して呆けている。俺だって股間がトロトロになっている。これはヤれる! 俺がレミリナのおっぱいめがけで手を伸ばそうとすると……。

「ハッ、いけません! 朝市が終わってしまう。せっかくリーエルに来たのに、朝市に行かないのでは来た意味がありません。

 バッと立ち上がるレミリナ。俺の伸ばした手は、むなしく空を撫でる。ええぇ……、エッチは? 

「さっ、二人とも行きましょう! バランセも早く着替えて下さい」

 レミリナに急かされて、朝市に向かった。



 * * *

 

 目的の物が買えて嬉しそうにしているレミリナ。

「私はこれからモルジアスに戻りますが、バランセとリンゼはどうしますか?」

「一緒に帰るよ」
「もちろん私も」

 俺とリンゼは元々この町に用があったわけではないし、レミリナ一人で帰らせるのも心配なので、三人で港町リーエルを後にした。

 帰り道はゴブリンに襲われることもなく平和だった。女子三人が和気あいあいでおしゃべりしながら道のりを楽しむことができた。

 いつもの街モルジアスに到着すると、レミリナは騎士団の詰め所に帰ると言う。明日からまた仕事らしいから仕方ないけど、夜も一緒に過ごしたかったなぁ。

「それでは後日、キスよりも凄い事と言うのを教えてください。楽しみにしていますね」

 レミリナは可愛い笑顔を見せながらも、ピシッと礼をして去って行った。

 俺はレミリナに手を振って見送りつつ「レミリナって真面目なんだね。色々と」と溢す。するとリンゼはジト目で俺を見つめている。

「真面目なんだねじゃないでしょ? どうするつもりなの?」

「どうするって……。リンゼはレミリナのこと、好きじゃないの?」

「それは……、好きだけど」

「なら問題ないね? 今度三人でエッチしよ」

「私はそういう問題じゃないと思うの! バランセのエッチ、無節操、浮気者!」

 ジト目のリンゼに俺は「リンゼ大好き」と抱き着く。

「バランセって、すぐそうやって誤魔化そうとするよね」

 ぬうっ、何度も同じ手は通用しないか。

「私はリンゼの事が一番大好きだよ。だからいいでしょ?」

 俺はリンゼを抱き締めて頭を撫でる。リンゼは「うぅぅ……」と何か言いたそうにしていたが、結局何も言われなかった。リンゼには悪いことをしたかもしれないな……。



* * *



 今夜は今までで一番お高い宿に泊まった。手持ちから考えると、依頼を受けなかったとしても、二~三日はここに泊まれそうだ。

 俺がベッドに飛び込んで「ふかふかだね~」とはしゃいでいると、リンゼが「バランセって子供みたい」と嬉しそうに笑いながら俺の隣に腰かけた。

「でもね、私、ちょっと怒っているかなー」

「え゛っ!?」

 リンゼを見ると口元は笑っているのに、目は全く笑っていない。リンゼさん、どうかされました?

「私はバランセを独り占めしたかったのに、バランセは私一人を見てくれないんだなーって思って。バランセがレミリナのことも好きになちゃうなんて、ちょっと悲しいなぁ」

「それはっ、そのっ、ごめんなさい!」

 俺がベッドの上で素早く土下座をすると、リンゼはパンツごと短パンを脱いで『性器形状操作』を発動させた。リンゼの股間が一瞬光って、ビキビキに怒張したおちんちんがリンゼの股間に現れる。

「私がどれだけバランセのことが好きか、しっかり分からせてあげる」

 リンゼは俺を強引に押し倒して唇を合わせる。リンゼの舌が俺の口の中に押し込まれてかき回された。とても激しくて濃厚な口づけだ。リンゼの舌に負けじと俺も舌を動かすが、すぐに絡み取られて吸われる。

 リンゼは俺のスカートの中に手を突っ込むと、指先でパンツをずらして、割れ目におちんちんをあてがった。

「リンゼぇ、前戯無し……?」

「こんなに濡らしてるんだから、いらないでしょ? んっ!」

 リンゼが腰を押し付けると、俺の膣にぐちゅうぅとおちんちんが入った。

「うはぁぁぁ、気持ちいぃぃぃ!!」

 乱暴にぶち込まれたはずなのに、なんでこんなに気持ちがいいの? 俺が両脚でリンゼの腰を挟み込むと、リンゼにさらに深くおちんちんを押し込む。

「あぁっ、ああぁぁっ! はぁぁあぁんん!!」

 俺の口からあられもない声があふれ出す。リンゼは乱暴に腰を振ってパンパンと激しく音を立てて打ち込む。

「バランセの大好きなおちんちんだよ。どう? 気持ちいいでしょ!?」

「気持ちいぃ! 気持ちいいよぉぅ! リンゼだいしゅきぃぃぃ!!」

 俺はもうリンゼのなすがままになっていた。リンゼのおちんちんにゴリゴリと膣内を擦られて、奥の子宮口を何度も小突かれる。その強烈な快楽にただ吞まれていた。

「あぁんっ、やぁぁあっ! も、もうダメっ! イっちゃうぅ!!」
「私もイクよ! 全部受け止めて!」

 ぷしゃぁぁっ! 俺は盛大に潮を吹いて絶頂を迎えた。その瞬間リンゼは俺の一番奥におちんちんの先端を押し付けて、俺のお腹の中に大量の液体を流し込んだ。

 はぁはぁと荒い息で抱き合う二人。リンゼのおちんちんは硬度と大きさを維持しており、俺の膣内に深く差し込まれたままだ。

「私のおちんちん、いいでしょ? これをレミリナに突っ込んでもいいの?」

 なんて素敵な提案だ……想像しただけでも興奮する。

「いいよ。リンゼとレミリナがセックスしてるところを見てたい」

「うわぁ、バランセって、根っからの変態なんだね。……ってそうじゃなくて、私が他の子とするのは別に気にならないんだ……」

 うむ、変態だという自覚はある。そして少し誤解がある。

「レミリナとならいいよ。私も一緒にしたいし。でも他の子とは嫌かな……それと男とするなんてもってのほかだよ」

「ローネとは?」

「あっ、それもいい!」

「結局バランセは、可愛い子なら誰でもいいんだね……」

 リンゼはジト目で俺を見つめた後、「はぁ」と力なく息を吐いた。呆れているのだろうなぁ。俺は恐る恐る「私のこと嫌いになった?」と聞いてみた。

「ならないし! バランセがド変態でも嫌いになんてなれないし!」

 いや、ド変態って……。でも良かった、嫌われたりはしないようだ。

「でも、なんか腹立つ。私がバランセの一番だってことを体に教え込むから!」

 再び激しいピストンを始めるリンゼ。イったばかりだというのに、再び激しい快楽が俺の脳に伝えられる。

「はあっ、んっ、んっ、あぁぁ♡ 怒ってるリンゼしゅごいぃぃぃぃー!」

「このド変態っ! しっかりお仕置きするんだからっ!」

 こうして俺は夜遅くまで、リンゼに罵られながら激しく突かれたのだった。

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