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日常

ハズキの部屋 2 ***

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「この間は急だったらかね。今日はちゃんと準備したから」
 そう言って、ハズキはベットサイドに置いてあったオイルを手に取り、嬉しそうに微笑んだ。


 アヤトの身体を包んでいたバスタオルが外され、うつ伏せにされたアヤトは、膝を立てさせられ、お尻を付き出すようにハズキに向けると、後孔に滑りのある指が侵入してきた。
 …恥ずかしい…この体勢…。
 全部見られている…。
「さっき解したから、余裕で入るね」
 ハズキは楽しそうにアヤトの中をかき混ぜる。
「んっ…」
 中がジクジクしてきて、無意識にハズキの指を咥える。
「…ああっ…」
 もっと強くこすって欲しい…。
 刺激が足りない…。
 アヤトはそんな事を思いながら羞恥心に頬を染めた。
 …もっと…。
 身体が勝手に欲してしまう…。
 一度経験してしまった、中を擦られる気持ち良さを知ってしまったアヤトは、物足りなくて、無意識に腰を揺らして催促する。
 ああ…奥に欲しい…。
 アヤトの前からはポタポタと蜜がこぼれ落ち、すでにシーツにシミを作っていた。
 ハズキの指が抜かれ、熱くて硬いモノが押し付けれれる。
 早く…欲しい…。
 ズッ、と、ソレが滑り込むようにアヤトの中に入ってきた。
 中を探るように、ゆっくりと、じっくりと…。
「ん、あんっ…はぁ…あああんっ…」
 優しくするからとは言われたけれど、もどかしくて、勝手にアヤトの腰が揺れる…。
 もっと…奥に…。
 ジクジクと熱いものが腰に溜まってくる。 
 もっと…。
「この辺だよね。良いところ…」
「ヒッ!あんっ!」
 アヤトの身体が跳ねる。
 ハズキはニヤリと笑ってアヤトの腰を掴んだ。
「アッ!ヒャツ!アアアッ!」
 何度も同じ場所を往き来されて、アヤトは頭を振り回す。
 ダメ!ソコばっかり!
 アヤトの前から、ボタボタと蜜が零れ落ちる。
「まだだよ」
 ハズキは繋がったまま、アヤトを抱き上げ、ハズキの腰の上に座らせられて、アヤトの奥が突き上げられた。
「!?」
 アヤトは弓なりに身体を反らし、白濁を放っていた。
 急に体勢を変えられ、疼いていた奥を突き上げられたからだ。
「イっちゃった?」
 ハズキに抱き締められ、アヤトは荒い息を整えながら、ハズキに寄りかかる。
 …優しくするって…言ってたのに…。
 力…入んない…。
「可愛い…」
 ハズキはアヤトの胸の突起をいじり、腰を揺らしアヤトを翻弄させる。
「ああっ…んっ…」
 ジリジリと快感を掘り起こされるように、アヤトの体温が上がる…。
 なんとも言えない感じが身体の奥に溜まったまま、高みへ到達しそうで出来ない苦しさ…。
 モジモジと内股を擦り合わせ、我慢できなくて、恥ずかしながらも、アヤトは自分の手をで自分のモノを掴み、ゆるゆると擦るが、物足りない…。
「アッ…あっ…ああっ…」
 強い刺激が…欲しい…。
 アヤトは我慢できなくて、背後でアヤトの身体を貫いているハズキの方を涙眼で見る。
 …お願い…イかせて…。
「可愛いね。もっと鳴かせたくなる」
 そう言ってハズキがアヤトに口付けすると、ハズキはアヤトの太股を掴み足を大きく広げさせ、激しく動き始めた。
 

 高みへ上り、白濁を放ったアヤトはぐったりとベットに横たわり、仰向けでハズキを見上げていた。
 一瞬だけ、意識が飛んでいたみたいだ。
 アヤトの中に入っていたものは抜かれ、後孔から何かがトロリと流れ落ちていく…。
 ハズキはアヤトに覆い被さり、口付け、首筋に、胸に、腰に、どんどんと下へと降りていく…。
 口付けられた場所が熱い…。
 ハズキはアヤトの両膝を掴み、大きく広げると蜜で濡れたアヤトのモノに口付けしてきた。
「んっ…」
 ハズキは舌先で茎をなぞり、先端を甘噛みしてくる。
「つっ…!!」
 熱が集まり固くなっていくのを感じる…。
 背中がゾクゾクする…。
「…ダメ…出る…」
 アヤトはシーツを掴み、必死に耐える。
 ハズキの指が裏スジをなぞり、後孔にプッリと差し込まれる。
「…んっ…!!」
 ゆっくりと中で動かされ、ハズキの指がアヤトの良い所に当たり、ピクンピクンと腰が跳ねた。
「気持ち良い?」
「…。」
 後孔に指を入れられて気持ち良いなんて、恥ずかしくて言えない…。
「…気持ち良いって言ったら、イかせてあげる」
 そう言って、ハズキは中をなぞるように、指を抜き差しする。
 んっ…気持ち良い…。
「…イイ…気持ち…イイ…」
 恥ずかしいけれど、早くハズキのモノで貫いて、イかせて欲しい…。
 指が抜かれて、再びハズキのモノがアヤトの中に入ってくる。
 さっきより大きい圧迫感に、アヤトの意識が飛んだ。


 気が付くと、アヤトの中にハズキが入ったまま、ハズキと向かい合い、腰の上に座らされ、ハズキに寄りかかっていた。
 アヤトの中でハズキのモノは硬度を保っている。
「…アッ…」
 ソノ硬さを意識して、アヤトは無意識にキュッとハズキを締め付ける。
「…もう、怖くないよね」
「…。」
 怖くないけど、恥ずかしい…。
 全てをハズキにさらして…。
 快感で乱れる姿をじっと見られて…。
 アヤトが返事をしないでいると、ハズキはニコニコ笑って言う。
「もっと気持ち良くしてあげる」
 そう言ってハズキがアヤトに口付けすると、ゆっくりと動き出した。

 アヤトが感じるところを探しだすように、ゆっくりと、時には激しく揺さぶって、アヤトは快楽の悲鳴をあげていた。
 

 どれだけ繋がっていたのかわからない…。
 もう、触れられた場所が無いくらい触られ、好きとか嫌いとか意識して自覚する前に、身体がハズキの形に馴染んで行くようだった。




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