16 / 21
第十六話 ぐうたら、動揺する
しおりを挟む
「ちょっ……ちょっとライナード!」
ライナードとお風呂に入った僕は、慌てていた。
なぜならライナードの身体の洗い方がエッチだからだ。
最初からおかしかったのだ。いつもならスポンジで身体を洗うのに、今日はなぜだか手だった。
手でボディソープを泡立てて、そのまま僕の身体を撫で回すのだ。手の感触はスポンジと全く違う。温かくてヌルヌルしていていやらしい。僕は恥ずかしいけど気持ち良くて、呼吸が荒々しくなるのを隠せなかった。
「ライ……ナード。そこヤダァ……」
ライナードが乳首をクリクリ弄るので、僕は半泣きで訴えた。だが、ライナードは薄く笑うだけでやめてくれない。それどころかピンピン指で弾いたり、押し込んだりして僕の快感を煽る。
もうやだ……。恥ずかしい……。
僕の性器は硬く勃ち上がり、涙のような先走りをこぼしていた。
「お前メッチャ勃ってんじゃん。乳首好きなんだな」
言葉で煽られて、更に感じてしまった。
え? 嘘。僕ってマゾっ気があるのかなぁ? 新しい発見をしたよ。などと呑気に考えていたら、ライナードの指先が僕のお尻に移動した。
ヌルヌル泡だった指で僕のお尻の穴を撫でている。
「指、入れてもいいか?」
「ヤダァ……」
「あ、そう。じゃあ、入れるな」
やだって言ってるのに完全無視だ。今、聞いた意味あったの? とツッコミそうになったが、今はそれどころではない。ライナードが宣言通り、僕のお尻の穴に指をちょっとだけ突っ込んだのだ。指は穴を広げるようにゆっくり円を描いている。僕は異物感に耐えられず、お尻をギュッと締めた。そんな僕に対して、ライナードがふっと笑った。
「力抜けって」
「無理ぃ……」
「しょうがねーなぁ」
そんなことを言いながら、ライナードの空いている方の手が、僕の性器を掴んだ。
いつもお風呂でしてくれるように優しく扱く。
「あっ……あっ……」
性器を扱かれるのは気持ち良い。僕は夢中になって腰を振った。すると、性器に集中していたのでお尻の力が抜けてしまった。その隙をついて、ライナードの指先がにゅるんと入ってきた。
指先は何かを探すように僕の中で蠢いている。気持ち悪いような気持ち良いような不思議な感覚が僕を襲った。
怖くなった僕は『やだー抜いてー』と言いながら、ポロポロ涙をこぼした。だが、ライナードの指がある一点を掠めたとき、あまりの衝撃で涙が引っ込んでしまった。
「ここか……」
「なに!? そこ弄るのやめて!」
「はは。気持ち良いだろぉ? ここ前立腺って言うんだぜ」
そう言って執拗にそこを押し始めた。
「やぁっ……!」
僕はお尻の穴をキュンキュン締めて快楽を訴えた。
そんな僕を、ライナードが楽しそうに見つめている。
更に、性器を扱くのも忘れない。
僕は前も後ろもライナードに虐められて、頭がおかしくなってきた。
舌を突き出し、はっはっと荒い息を吐きながら腰を振る。
こ、こんなの僕じゃない! と思いつつ、動くのをやめられない。
「ライナード……。や……めて。出ちゃうよぉ……」
「おー出せ出せ。一回イッとけ」
ライナードのお許しが出たので、僕は更に腰を激しく振った。
性器もお尻も気持ち良い……。こんな気持ち良いことがこの世にあったなんて……。
そんなことを考えていたら、頭の中が真っ白になってきた。
僕は欲望のままに、思いっきり射精した。
僕の射精が終わると、ライナードはゆっくり僕から身体を離した。
離した瞬間、たまたまライナードの性器が目についてしまった。
そこは雄々しく勃ち上がり、少しだけ濡れていた。
「いやぁ、お前めちゃくちゃエロいな。初めてケツ弄ったのに、ヘコヘコ腰振りやがって」
「だ、だって……気持ち良かったんだもん」
ライナードはニコッと嬉しそうに微笑み、チュッと僕の唇にキスをした。
「そう言うの大歓迎だから安心しろ。――じゃあ、もう一回ケツ弄るからな。俺の指が三本入るまで頑張れ」
「えー無理だよぉ~」
「大丈夫大丈夫。お前ケツ弄られるの大好きみたいだから、すぐ慣れるよ」
「そうかなぁ」
そうかなぁ。なんて乗り気じゃないフリをしたけど、本当はもっとお尻をいじって欲しかった。だって気持ち良いんだもん。
ヤル気満々になった僕は、ライナードに向かってお尻を突き出した。
そんな僕を見て、ライナードは『お前、ノリノリじゃねーか』と言って、ニヤニヤいやらしく笑ったのだった。
ライナードとお風呂に入った僕は、慌てていた。
なぜならライナードの身体の洗い方がエッチだからだ。
最初からおかしかったのだ。いつもならスポンジで身体を洗うのに、今日はなぜだか手だった。
手でボディソープを泡立てて、そのまま僕の身体を撫で回すのだ。手の感触はスポンジと全く違う。温かくてヌルヌルしていていやらしい。僕は恥ずかしいけど気持ち良くて、呼吸が荒々しくなるのを隠せなかった。
「ライ……ナード。そこヤダァ……」
ライナードが乳首をクリクリ弄るので、僕は半泣きで訴えた。だが、ライナードは薄く笑うだけでやめてくれない。それどころかピンピン指で弾いたり、押し込んだりして僕の快感を煽る。
もうやだ……。恥ずかしい……。
僕の性器は硬く勃ち上がり、涙のような先走りをこぼしていた。
「お前メッチャ勃ってんじゃん。乳首好きなんだな」
言葉で煽られて、更に感じてしまった。
え? 嘘。僕ってマゾっ気があるのかなぁ? 新しい発見をしたよ。などと呑気に考えていたら、ライナードの指先が僕のお尻に移動した。
ヌルヌル泡だった指で僕のお尻の穴を撫でている。
「指、入れてもいいか?」
「ヤダァ……」
「あ、そう。じゃあ、入れるな」
やだって言ってるのに完全無視だ。今、聞いた意味あったの? とツッコミそうになったが、今はそれどころではない。ライナードが宣言通り、僕のお尻の穴に指をちょっとだけ突っ込んだのだ。指は穴を広げるようにゆっくり円を描いている。僕は異物感に耐えられず、お尻をギュッと締めた。そんな僕に対して、ライナードがふっと笑った。
「力抜けって」
「無理ぃ……」
「しょうがねーなぁ」
そんなことを言いながら、ライナードの空いている方の手が、僕の性器を掴んだ。
いつもお風呂でしてくれるように優しく扱く。
「あっ……あっ……」
性器を扱かれるのは気持ち良い。僕は夢中になって腰を振った。すると、性器に集中していたのでお尻の力が抜けてしまった。その隙をついて、ライナードの指先がにゅるんと入ってきた。
指先は何かを探すように僕の中で蠢いている。気持ち悪いような気持ち良いような不思議な感覚が僕を襲った。
怖くなった僕は『やだー抜いてー』と言いながら、ポロポロ涙をこぼした。だが、ライナードの指がある一点を掠めたとき、あまりの衝撃で涙が引っ込んでしまった。
「ここか……」
「なに!? そこ弄るのやめて!」
「はは。気持ち良いだろぉ? ここ前立腺って言うんだぜ」
そう言って執拗にそこを押し始めた。
「やぁっ……!」
僕はお尻の穴をキュンキュン締めて快楽を訴えた。
そんな僕を、ライナードが楽しそうに見つめている。
更に、性器を扱くのも忘れない。
僕は前も後ろもライナードに虐められて、頭がおかしくなってきた。
舌を突き出し、はっはっと荒い息を吐きながら腰を振る。
こ、こんなの僕じゃない! と思いつつ、動くのをやめられない。
「ライナード……。や……めて。出ちゃうよぉ……」
「おー出せ出せ。一回イッとけ」
ライナードのお許しが出たので、僕は更に腰を激しく振った。
性器もお尻も気持ち良い……。こんな気持ち良いことがこの世にあったなんて……。
そんなことを考えていたら、頭の中が真っ白になってきた。
僕は欲望のままに、思いっきり射精した。
僕の射精が終わると、ライナードはゆっくり僕から身体を離した。
離した瞬間、たまたまライナードの性器が目についてしまった。
そこは雄々しく勃ち上がり、少しだけ濡れていた。
「いやぁ、お前めちゃくちゃエロいな。初めてケツ弄ったのに、ヘコヘコ腰振りやがって」
「だ、だって……気持ち良かったんだもん」
ライナードはニコッと嬉しそうに微笑み、チュッと僕の唇にキスをした。
「そう言うの大歓迎だから安心しろ。――じゃあ、もう一回ケツ弄るからな。俺の指が三本入るまで頑張れ」
「えー無理だよぉ~」
「大丈夫大丈夫。お前ケツ弄られるの大好きみたいだから、すぐ慣れるよ」
「そうかなぁ」
そうかなぁ。なんて乗り気じゃないフリをしたけど、本当はもっとお尻をいじって欲しかった。だって気持ち良いんだもん。
ヤル気満々になった僕は、ライナードに向かってお尻を突き出した。
そんな僕を見て、ライナードは『お前、ノリノリじゃねーか』と言って、ニヤニヤいやらしく笑ったのだった。
18
お気に入りに追加
31
あなたにおすすめの小説
転移したらなぜかコワモテ騎士団長に俺だけ子供扱いされてる
塩チーズ
BL
平々凡々が似合うちょっと中性的で童顔なだけの成人男性。転移して拾ってもらった家の息子がコワモテ騎士団長だった!
特に何も無く平凡な日常を過ごすが、騎士団長の妙な噂を耳にしてある悩みが出来てしまう。
【完結】エルフの喫茶店は、今日も客が一人しか来ない
チョロケロ
BL
退屈だったエルフのフォルンは暇つぶしに喫茶店を開くことにした。暇つぶしなので全てが適当だったのだが、なぜか一人だけ常連客がついた。こんな店によく金払えるなと不思議に思っていたのだが、どうやらお目当てはコーヒーではなくフォルンだったらしい。おもしれーと思ったフォルンは、常連客を揶揄いまくるのであった。
【ヒョロメガネ×エルフ】
ムーンライトノベルズさんでも投稿しています。
性悪なお嬢様に命令されて泣く泣く恋敵を殺りにいったらヤられました
まりも13
BL
フワフワとした酩酊状態が薄れ、僕は気がつくとパンパンパン、ズチュッと卑猥な音をたてて激しく誰かと交わっていた。
性悪なお嬢様の命令で恋敵を泣く泣く殺りに行ったら逆にヤラれちゃった、ちょっとアホな子の話です。
(ムーンライトノベルにも掲載しています)
美人に告白されたがまたいつもの嫌がらせかと思ったので適当にOKした
亜桜黄身
BL
俺の学校では俺に付き合ってほしいと言う罰ゲームが流行ってる。
カースト底辺の卑屈くんがカースト頂点の強気ド美人敬語攻めと付き合う話。
(悪役モブ♀が出てきます)
(他サイトに2021年〜掲載済)
僕の番
結城れい
BL
白石湊(しらいし みなと)は、大学生のΩだ。αの番がいて同棲までしている。最近湊は、番である森颯真(もり そうま)の衣服を集めることがやめられない。気づかれないように少しずつ集めていくが――
※他サイトにも掲載
【完結】婚約破棄したのに幼馴染の執着がちょっと尋常じゃなかった。
天城
BL
子供の頃、天使のように可愛かった第三王子のハロルド。しかし今は令嬢達に熱い視線を向けられる美青年に成長していた。
成績優秀、眉目秀麗、騎士団の演習では負けなしの完璧な王子の姿が今のハロルドの現実だった。
まだ少女のように可愛かったころに求婚され、婚約した幼馴染のギルバートに申し訳なくなったハロルドは、婚約破棄を決意する。
黒髪黒目の無口な幼馴染(攻め)×金髪青瞳美形第三王子(受け)。前後編の2話完結。番外編を不定期更新中。
孕めないオメガでもいいですか?
月夜野レオン
BL
病院で子供を孕めない体といきなり診断された俺は、どうして良いのか判らず大好きな幼馴染の前から消える選択をした。不完全なオメガはお前に相応しくないから……
オメガバース作品です。
【完結】最強公爵様に拾われた孤児、俺
福の島
BL
ゴリゴリに前世の記憶がある少年シオンは戸惑う。
目の前にいる男が、この世界最強の公爵様であり、ましてやシオンを養子にしたいとまで言ったのだから。
でも…まぁ…いっか…ご飯美味しいし、風呂は暖かい…
……あれ…?
…やばい…俺めちゃくちゃ公爵様が好きだ…
前置きが長いですがすぐくっつくのでシリアスのシの字もありません。
1万2000字前後です。
攻めのキャラがブレるし若干変態です。
無表情系クール最強公爵様×のんき転生主人公(無自覚美形)
おまけ完結済み
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる