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1章 優の夢

3. こども

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いっぱい濡れた穴を両手で開いて貴臣に見てもらう

こんな体にしたのは貴臣だから、ちゃんと濡れる体になれたことが誇らしい

僕は貴臣のオメガ。
貴臣は僕のアルファ。


僕の体は貴臣の為だけにあるから、貴臣の大きなペニスもちゃんと全部飲み込む事ができる。

僕の腰を引き寄せて、貴臣のペニスの先端が触れると、僕の穴は期待してひくひくと収縮する。

貴臣がぐぐっと腰を入れてぬくぬくと広げながら僕の中を開いて行く。
僕の中は勝手に蠢いて、貴臣のモノをギュウギュウと締め付ける。

「優の中気持ち良すぎて我慢するの大変」

一旦全部収めると、貴臣が汗をふるうように頭を振って息を吐く。


僕はギュウギュウと勝手に穴が締まる度に感じてしまってビクビクと軽く中イキし続けている。

貴臣がゆっくりと出し入れすると、中のひだで彼の形が分かるぐらい感じてしまう。

「アーッアーッアーッ……」

大きく張り出したカリで引っ掛けるように感じる部分をこすられるとたまらない。
僕はすぐにイってしまい、勢いよく何度も精を吐き出した。

イっている間にもさらにぐっと深く入れられて、はらの入り口を優しくノックするようにてられると体の奥がキュンキュンとうずく。

初めてつがってからできたはらの部分は、貴臣が作った部分だから、そこにぐっぽりとハメられると気が狂いそうによがりまくってしまう。

「ダメ―ダメ―あああああ挿入はいる……挿入はいっちゃうよ……」

胎に入ったペニスを逃がさないように、胎の入り口部分が体の奥でぎゅっとカリを締め付ける。
やっと欲しいものが欲しい所に来た、という感じがする。
そこに貴臣のペニスを迎え入れる感覚はなんと言っていいか分からないほどだ。


そこに収めると、貴臣のペニスもそれに反応して根元のこぶふくれ上がり、僕の穴からペニスが抜けないようになってしまう。
膨れ上がった瘤が穴の浅い部分をググっと広げるのにも、感じてしまう。

ビクビクと体をはねて、顔中涙とよだれでぐちゃぐちゃになる。
僕のペニスは触れられてもないのにもうとっくに何度もイキまくってベトベトだ。

いちばん奥をぐぽぐぽされて、僕は舌を出しながらハァハァあえぐことしかできなくなる。
僕のペニスはもうイキすぎて何もでなくなり、だらしなく透明な液を垂れ流している。
貴臣のペニスが僕の奥で一段と大きくなったと思うとぶるっと震えて射精が始まった。

アルファのヒートに伴う射精はとてつもなく長い。
貴臣の熱い精が僕の胎の中を一杯に満たしていく。
お腹の奥がじんと熱くなって、充足感でいっぱいになる。
僕もそれに合わせて中で何度もイった。



僕は、貴臣のオメガ。
あなたのメス。
あなたのはらむために産まれた。

今度こそ、あなたの仔を孕んでみせる。


僕はいつもそう祈っていた。
貴臣のこどもが欲しい。


こんなに愛して、こんなに愛されているのだから、きっと僕たちにはこどもがうまれる。
どうかどうか、今度こそ、着床しますように。
彼のこどもをさずかりますように。


彼の精を体の奥一杯に受けながら、僕は僕の胎を温めるように縮こまってお腹をかかえた。
貴臣も、後ろから抱きしめて、僕の手の上から僕のお腹を一緒に温めてくれた。
発情期にはいつもそうしているように、二人で繋がったまま眠り、起きてまたつながったまま何度も抱き合った。




僕がようやくこどもを身ごもったのは、そのとき。
結婚して3年目のことだった。


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