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先輩ってかっこいい
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千鳥「やっほー、何話してんのー?」
隆太「う、川澄さんか、いや今日の天気は晴れてるなぁと、良い天気に安堵していたところでして」
千鳥「絶対嘘だ、私が来たから話逸らしたでしょ、私邪魔かなぁ?」
和樹「……あ、良い天気と言えば、天気予報では『良い天気』って言わないらしいね、雨も恵の雨と捉える人がいるからだとか」
千鳥「ほらまた話そらすぅ、ちなみに私は雨も好きでーす、髪は少し跳ねちゃうけど、湿気てる空気が気持ちよくていいんだよねぇ」
隆太「はっははは、それな、わかる」
千鳥「1足す1は2だよねぇ」
隆太「だよな、ははは」
千鳥「ほんと何なの? もう、私怒るよ?」
和樹「ごめんね川澄さん、こいつ女子の免疫が全然ないんだよ。だから何をどう受け答えしたらいいか分からないんだと思うんだ」
千鳥「へぇ、そうなんだ、可愛いじゃん」
隆太「や、やめろマジで! そうやって動揺を誘ってんじゃねぇ!」
千鳥「うりうり~ほっぺぷにぷに~」
隆太「ちょ、ほんとだめだから止めてってマジで本当に!」
???「千鳥、楽しそうじゃん」
千鳥「あダーリン! 来てよこの子可愛くてさぁ」
隆太「うげ、兵頭先輩!?」
兵頭「おお、何だよ人の顔見て怖がって、失礼じゃね?」
隆太「そ、そうですよね、怖がるなんて生存本能を刺激する先輩の存在感は生態系ピラミッド上位っす」
和樹「あれです、腕ムッキムキでかっけーなって言ってるんですよ」
兵頭「お? 分かる? 結構鍛えてんだよね、でも雨の日って低気圧で気分悪いからよぉ、今日はあんまり体動かせてないんだよな」
隆太「え、だから俺がサンドバッグになってボコボコにされろってことですか!?」
兵頭「いやそんなんじゃなくてよ、昼休みに体育館借りて四人でキャッチボールでもしようぜ、千鳥のやつ下手っぴでよぉ」
隆太「え、はぁ、まぁ、それくらいなら」
兵頭「お! マジ!? そんじゃ昼休みにな! あ、これ買いすぎたから飲んでいいぜ」
隆太「パックのプロテイン、あ、ありがとうございます!」
千鳥「ちょっと~、私そんなに下手っぴじゃないよぉ」
兵頭「人数多い方が楽しいだろうが、良いだろ別に」
千鳥と兵頭は、教室を後にした。紙パックのストローを取り出すと、隆太は兵頭が出た扉を眺めて中身のプロテインをすする。
隆太「……いいな、漢、だったな」
和樹「今度友達の女子紹介するから、お願いだから新世界には行かないでね」
隆太「う、川澄さんか、いや今日の天気は晴れてるなぁと、良い天気に安堵していたところでして」
千鳥「絶対嘘だ、私が来たから話逸らしたでしょ、私邪魔かなぁ?」
和樹「……あ、良い天気と言えば、天気予報では『良い天気』って言わないらしいね、雨も恵の雨と捉える人がいるからだとか」
千鳥「ほらまた話そらすぅ、ちなみに私は雨も好きでーす、髪は少し跳ねちゃうけど、湿気てる空気が気持ちよくていいんだよねぇ」
隆太「はっははは、それな、わかる」
千鳥「1足す1は2だよねぇ」
隆太「だよな、ははは」
千鳥「ほんと何なの? もう、私怒るよ?」
和樹「ごめんね川澄さん、こいつ女子の免疫が全然ないんだよ。だから何をどう受け答えしたらいいか分からないんだと思うんだ」
千鳥「へぇ、そうなんだ、可愛いじゃん」
隆太「や、やめろマジで! そうやって動揺を誘ってんじゃねぇ!」
千鳥「うりうり~ほっぺぷにぷに~」
隆太「ちょ、ほんとだめだから止めてってマジで本当に!」
???「千鳥、楽しそうじゃん」
千鳥「あダーリン! 来てよこの子可愛くてさぁ」
隆太「うげ、兵頭先輩!?」
兵頭「おお、何だよ人の顔見て怖がって、失礼じゃね?」
隆太「そ、そうですよね、怖がるなんて生存本能を刺激する先輩の存在感は生態系ピラミッド上位っす」
和樹「あれです、腕ムッキムキでかっけーなって言ってるんですよ」
兵頭「お? 分かる? 結構鍛えてんだよね、でも雨の日って低気圧で気分悪いからよぉ、今日はあんまり体動かせてないんだよな」
隆太「え、だから俺がサンドバッグになってボコボコにされろってことですか!?」
兵頭「いやそんなんじゃなくてよ、昼休みに体育館借りて四人でキャッチボールでもしようぜ、千鳥のやつ下手っぴでよぉ」
隆太「え、はぁ、まぁ、それくらいなら」
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千鳥と兵頭は、教室を後にした。紙パックのストローを取り出すと、隆太は兵頭が出た扉を眺めて中身のプロテインをすする。
隆太「……いいな、漢、だったな」
和樹「今度友達の女子紹介するから、お願いだから新世界には行かないでね」
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