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第5章
451話 下着類
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うーん……。
この様子だと、本当に無関係なのか?
だがそれはそれとして、『1年ほど前まではこの家に怪しい奴らが出入りしていた』というのはそれなりに確度が高い情報だ。
先ほど締め上げたチンピラの言葉に加えて、この夫妻が半年ほど前に引っ越してきたという証言もあるからな。
「次は……ここの引き出しの中を確かめさせてもらおう」
俺はリビングの隅に置いてある引き出しに目を付けた。
「ま、待てっ! そこは……」
「んん? どうかしたか?」
「そこに怪しいものは入っちゃいねえよ! ただの日用品が入っているだけだ!」
「ほう。なるほど。ならば、俺が見ても問題ないな」
この男の焦りよう……。
なんとなく怪しい気がする。
俺はゆっくりと引き出しを開く。
1つ目、3つ目の引き出しは普通に日用雑貨が詰まっていた。
しかし3つ目は違った。
「こ、これは……!」
「あっ!」
女が声を上げる。
だが、もう遅い。
俺はそれを見つけてしまった。
「ふむ……。下着類が多いようだな……」
3つ目の引き出しには、女性物の下着が詰め込まれていた。
住居は妥協しても、服装には妥協できなかったらしい。
なかなかに色とりどりの下着が並んでいた。
「あ、あああ……」
「しかも、随分と可愛らしいデザインのものが多いじゃないか」
俺はあえて嫌味ったらしく言ってやる。
女性にセクハラする趣味はないが、これは取り調べも兼ねているからな。
感情を揺さぶることで、何か有益な情報が得られるかもしれない。
「くんくん……。ほぉ、しっかりと洗っているようだが……。少しだけ匂いが残っているな。悪くない」
俺はわざと鼻を鳴らして、女性の方を向く。
「ひぃっ!」
女性は怯えた表情を浮かべながら、俺の顔を見つめ返してきた。
その目は涙で潤んでいる。
「おい、それ以上俺の女を辱めてみろ。ただじゃおかねぇからな」
男がそんなことを言ってくる。
「ふん……。まだ立場が分かっていないようだな」
俺は男に向かって殺気を放つ。
「ぐっ……。お、お前は一体何がしたいんだ!?」
「決まっているだろう。俺はお前たちの無実を証明するために、徹底的に調べ上げようとしているのだ」
「だから、俺たちは何もしていないと言っているだろう!?」
「それを今から証明してもらう」
俺は引き出しに入っていた下着を手に取る。
そして、女の方へと歩いていくのだった。
この様子だと、本当に無関係なのか?
だがそれはそれとして、『1年ほど前まではこの家に怪しい奴らが出入りしていた』というのはそれなりに確度が高い情報だ。
先ほど締め上げたチンピラの言葉に加えて、この夫妻が半年ほど前に引っ越してきたという証言もあるからな。
「次は……ここの引き出しの中を確かめさせてもらおう」
俺はリビングの隅に置いてある引き出しに目を付けた。
「ま、待てっ! そこは……」
「んん? どうかしたか?」
「そこに怪しいものは入っちゃいねえよ! ただの日用品が入っているだけだ!」
「ほう。なるほど。ならば、俺が見ても問題ないな」
この男の焦りよう……。
なんとなく怪しい気がする。
俺はゆっくりと引き出しを開く。
1つ目、3つ目の引き出しは普通に日用雑貨が詰まっていた。
しかし3つ目は違った。
「こ、これは……!」
「あっ!」
女が声を上げる。
だが、もう遅い。
俺はそれを見つけてしまった。
「ふむ……。下着類が多いようだな……」
3つ目の引き出しには、女性物の下着が詰め込まれていた。
住居は妥協しても、服装には妥協できなかったらしい。
なかなかに色とりどりの下着が並んでいた。
「あ、あああ……」
「しかも、随分と可愛らしいデザインのものが多いじゃないか」
俺はあえて嫌味ったらしく言ってやる。
女性にセクハラする趣味はないが、これは取り調べも兼ねているからな。
感情を揺さぶることで、何か有益な情報が得られるかもしれない。
「くんくん……。ほぉ、しっかりと洗っているようだが……。少しだけ匂いが残っているな。悪くない」
俺はわざと鼻を鳴らして、女性の方を向く。
「ひぃっ!」
女性は怯えた表情を浮かべながら、俺の顔を見つめ返してきた。
その目は涙で潤んでいる。
「おい、それ以上俺の女を辱めてみろ。ただじゃおかねぇからな」
男がそんなことを言ってくる。
「ふん……。まだ立場が分かっていないようだな」
俺は男に向かって殺気を放つ。
「ぐっ……。お、お前は一体何がしたいんだ!?」
「決まっているだろう。俺はお前たちの無実を証明するために、徹底的に調べ上げようとしているのだ」
「だから、俺たちは何もしていないと言っているだろう!?」
「それを今から証明してもらう」
俺は引き出しに入っていた下着を手に取る。
そして、女の方へと歩いていくのだった。
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