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第5章

245話 事後の朝

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 チュンチュン。
 鳥たちの鳴き声で目が覚める。
 俺はベッドの上に座って、大きく伸びをする。

「ふぅ……。さすがに疲れたな……」

 昨夜は全員を相手に頑張ったので、少し寝不足だ。
 しかし、やはりハーレムとは楽しいものだ。

「おはようございます。ご主人様」

 シルヴィが声をかけてきた。

「ああ、おはよう」

 俺は挨拶を返しつつ、ベッドの上の惨状を見てため息をつく。

「これはひどいな……。誰が片付けるか……」

 シーツはぐちゃぐちゃだし、床には衣服や下着が落ちている。
 しかも、全員裸のままだ。

「あの店員さんが片付けることになるのだろうか。昨日は多めのチップを渡しておいて正解だったな……」

 昨日受け付けをしてくれた女性店員は、なかなかの美人だった。
 若干の下心と共に、多めの料金を支払った。
 この惨状も何とかしてくれるだろう。

 俺は改めてベッドの上のみんなを見る。
 誰とは言わないが、白目を向いている者もいるな。
 激しく責めすぎたようだ。

「……ん?」

 あれ?
 1、2、3、4、5、6、7、8……。
 ベッドの上に全裸の女体が8つ見える。
 おかしいな。
 7人のはずだが……。
 シルヴィ、ユヅキ、ミナ、リン、ティータ、ローズ、グレイスだ。

「ご主人様、昨日はすごかったです」

「コウタは女泣かせだね」

「元気すぎるのです……」

「さすがに、あたいも限界だよ……」

「……でも、気持ちよかった……」

「こんな幸せがあるなら、毎日でもしたいですわ」

「コウタ親分はやっぱり最高だぜ!」

 7人がそれぞれそう言う。
 そして……。

「あふぅ……。お茶を届けに来ただけなのにぃ……」

 そう呟いたのは、受け付けの女性だ。
 ベッドの上にある8つ目の女体は彼女である。
 彼女がなぜここに?

 ……いや、待て。
 思い出してきた。
 みんなでハッスルしているとき、彼女がお茶を持ってきてくれたのだ。
 スイートルームならではのサービスだ。

 しかし、みんなと交わり興奮状態だった俺は、つい彼女をもベッドに引き込んでしまったのである。
 彼女は最初こそ抵抗していたが、俺のテクニックに陥落してしまった。
 そのまま、なし崩し的に最後まで行ったのだ。

「おはよう。昨日は素敵な夜をありがとう」

 俺は笑顔で言う。

「あ、あはは……。どうも……」

 彼女は顔を真っ赤にして、視線を逸らす。

「すまないな。部屋を汚してしまった。追加のチップを払うから、しっかり掃除してくれ」

 俺はストレージから取り出した金貨を渡す。

「え? き、昨日の分だけでも十分ですけど……」

「いやいや、俺が気になるんだ。頼むよ」

「そ、そういうことでしたら……」

 女性は慌てて金貨を受け取ると、タオルで身をきれいにする。
 服を着て、部屋の外に向けて歩き出すが……。

「あっ……」

 足がもつれて転んでしまう。
 せっかく着たスカートがまくれ、パンツが見えてしまう。

「あ、足に力が……」

 しまった。
 昨晩ムチャをさせすぎたようだ。
 筋肉を酷使したせいで、下半身に力が入らないらしい。
 うつ伏せで、尻を突き出したような情けない姿となっている。

 この無防備なお尻……。
 触りたい!
 俺は思わず手を伸ばしてしまった。

「きゃっ!?」

 彼女の悲鳴が聞こえたが、もう止まらない。
 俺は思いっきり、お尻を揉みしだいた。

「あっ……、あっ……。朝からそんなところ……」

「悪いな。ちょっと我慢できない……」

 俺はお構いなしに手を動かす。
 柔らかいお肉と、お尻の感触を楽しむ。

「あっ……。ダメぇっ!」

 俺は両手でお尻を掴むと、左右に開く。
 すると、パンツの隙間からお尻の穴が見えた。

「やぁんっ!」

 彼女は恥ずかしそうに叫ぶが、俺は構わずに続ける。
 そうして、俺は朝っぱらから楽しんだのだった。
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