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第4章 エルフの里アルフヘイム
236話 俺たちの戦いはまだまだ始まったばかりだ!!!
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アルフヘイムの長老と面談をしている。
ティータを俺たち『悠久の風』に同行させてほしいという話が出た。
「そうか。それで、引き受けてもらえるかの?」
「ああ、もちろんだ。ちょうど、こちらからもその話をしようと思っていたんだ」
「本当か!?」
「本当だとも」
「ありがとう。礼を言うのじゃ」
「礼には及ばない。今や、ティータは俺たち『悠久の風』にとって大切な仲間だ。彼女のために何かしてやるのはやぶさかではない」
「さすがはコウタ殿じゃ。では、その方向で準備を始めよう」
「そうだな。出発はいつ頃がいいと思う?」
「早い方がいいじゃろう。黒狼団の奴らも、街まで連れて行くのじゃろう?」
「ああ。領主からは生け捕りにしてほしいとの意向があるからな。少しだけリスクはあるが、俺たち『悠久の風』が警戒しておけば、そうそう変なことはできないだろう」
「確かにそうじゃろうな。では、出発される日までは私共できちんと管理しておこう」
「ああ、よろしく頼む」
こうして、ティータを旅に同行させる話が進み始めたのであった。
--------------------------------------------------
数刻後。
村長の家から戻ってきた俺は、仲間たちに事情を説明した。
「ティータさんを? それなら大賛成です!」
真っ先に反応したのは、シルヴィだった。
「うん。僕も賛成だよ」
「へへっ。もちろんあたいもだぜ」
ユヅキもリンがそう続ける。
「でも、ティータさんの気持ちはどうなのです?」
ミナが尋ねる。
「……ティータは行きたい。この村を出て、もっと広い世界を見てみたい……」
ティータが静かに、しかし確かな意志を感じさせる口調でそう言った。
「でも、外の世界は危険も多いぜ? 俺たちみたいなならず者がいるからな」
グレイスがそう言う。
元盗賊の彼女はそのあたりのリスク管理もシビアなのだろう。
「……大丈夫。それぐらいの覚悟はある。ティータはもう子供じゃない……」
「そうだな。ティータは大人だもんな」
「……ん」
幼い顔つきなので忘れそうになるが、彼女は『悠久の風』の中でも最年長だ。
具体的な年齢については、彼女のプライバシーのため伏せておく。
「ティータ殿。共に頑張りましょう。わたくしたちが付いてますわ」
「……ありがと」
ローズとティータはお互いに手を握り合っている。
「よし! 話はまとまったな。じゃあ、近い内に出発するぞ! 各自、アルフヘイムでやり残したことがないように。新生『悠久の風』の活躍が始まるのだ」
俺はそう宣言する。
俺、シルヴィ、ユヅキ、リン、ミナ。
ティータ、ローズ、グレイス。
これで8人パーティになった。
ずいぶんと大所帯になったが、俺の各種チートスキルを活用すればなんとかなるだろう。
俺たちの戦いはまだまだ始まったばかりだ!!!
ティータを俺たち『悠久の風』に同行させてほしいという話が出た。
「そうか。それで、引き受けてもらえるかの?」
「ああ、もちろんだ。ちょうど、こちらからもその話をしようと思っていたんだ」
「本当か!?」
「本当だとも」
「ありがとう。礼を言うのじゃ」
「礼には及ばない。今や、ティータは俺たち『悠久の風』にとって大切な仲間だ。彼女のために何かしてやるのはやぶさかではない」
「さすがはコウタ殿じゃ。では、その方向で準備を始めよう」
「そうだな。出発はいつ頃がいいと思う?」
「早い方がいいじゃろう。黒狼団の奴らも、街まで連れて行くのじゃろう?」
「ああ。領主からは生け捕りにしてほしいとの意向があるからな。少しだけリスクはあるが、俺たち『悠久の風』が警戒しておけば、そうそう変なことはできないだろう」
「確かにそうじゃろうな。では、出発される日までは私共できちんと管理しておこう」
「ああ、よろしく頼む」
こうして、ティータを旅に同行させる話が進み始めたのであった。
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数刻後。
村長の家から戻ってきた俺は、仲間たちに事情を説明した。
「ティータさんを? それなら大賛成です!」
真っ先に反応したのは、シルヴィだった。
「うん。僕も賛成だよ」
「へへっ。もちろんあたいもだぜ」
ユヅキもリンがそう続ける。
「でも、ティータさんの気持ちはどうなのです?」
ミナが尋ねる。
「……ティータは行きたい。この村を出て、もっと広い世界を見てみたい……」
ティータが静かに、しかし確かな意志を感じさせる口調でそう言った。
「でも、外の世界は危険も多いぜ? 俺たちみたいなならず者がいるからな」
グレイスがそう言う。
元盗賊の彼女はそのあたりのリスク管理もシビアなのだろう。
「……大丈夫。それぐらいの覚悟はある。ティータはもう子供じゃない……」
「そうだな。ティータは大人だもんな」
「……ん」
幼い顔つきなので忘れそうになるが、彼女は『悠久の風』の中でも最年長だ。
具体的な年齢については、彼女のプライバシーのため伏せておく。
「ティータ殿。共に頑張りましょう。わたくしたちが付いてますわ」
「……ありがと」
ローズとティータはお互いに手を握り合っている。
「よし! 話はまとまったな。じゃあ、近い内に出発するぞ! 各自、アルフヘイムでやり残したことがないように。新生『悠久の風』の活躍が始まるのだ」
俺はそう宣言する。
俺、シルヴィ、ユヅキ、リン、ミナ。
ティータ、ローズ、グレイス。
これで8人パーティになった。
ずいぶんと大所帯になったが、俺の各種チートスキルを活用すればなんとかなるだろう。
俺たちの戦いはまだまだ始まったばかりだ!!!
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