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第2章 ダンジョンへ挑戦 ミナ、リン
58話 エルカ草原での狩り 最新ステータス
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翌日になった。
俺、シルヴィ、ユヅキ、ミナ、リンの5人でエルカ草原にて狩りをしている。
「鮮やかなる剣の神よ。我が剣技に奇跡を与え給え。俊敏なる連撃。ダブルラッシュ」
俺のアクティブスキルによる強烈な一撃で、ホーンラビットが息絶える。
もちろん、ホーンラビットごときは通常攻撃で倒してもいい。
一見闘気の無駄遣いのようにも見えるが、これはこれで目的が2つある。
1つは、『剣士』をセカンドジョブからサードジョブに変更したことに伴う、使い勝手の変化の確認だ。
闘気の消費量が増し、威力が若干下がった感覚がある。
このあたりの仕様も、やはりMSCと同様のようだ。
もう1つは、ジョブの育成のためである。
ジョブレベルは、魔物を討伐することによる経験値で上がる。
それ以外に、育てたいジョブに関連する行動を取ることによっても上がる。
『剣士』を上げる場合は、アクティブスキルである『ダブルラッシュ』を使ったり、あるいは剣の素振りをしたりすることが有効だ。
魔物の討伐数が同程度だったとしても、こういう普段の心がけ次第でレベリング効率は大きく違ってくる。
「凍てつく氷の精霊よ。契約によりて我が指示に従え。氷の槍を撃ち出し、我が眼前の敵を貫け。アイシクルスピア!」
「鮮やかなる剣の神よ。我が剣技に奇跡を与え給え。俊敏なる一閃。ビーストラッシュ」
そういうわけで、シルヴィとユヅキも積極的にアクティブスキルを使って狩りをしている。
彼女たちのジョブレベルも少し上がっている。
「てえぃ! なのです!」
ミナが豪快にハンマーを振り下ろし、ゴブリンを粉砕する。
相変わらず、見事な腕力だ。
「すげえな。ミナっち。なんだか、力が増してねえか?」
リンがそう指摘する。
鋭い。
確かに、ミナの腕力は数日前より増している。
『鍛冶師』と『槌士』のレベルがそれぞれ1ずつ上がったからな。
「どうもなのです。なんだか、体の調子がいいのです」
ミナ、シルヴィ、ユヅキには俺の『パーティメンバー経験値ブースト』などの力を話している。
しかし、リンには話していない。
仲間はずれをするようで悪いが、リンにはまだ伝えない方針だ。
彼女が『パーティメンバー設定』の条件さえ満たしてくれれば、話したいところなのだが……。
「狩りを通して、体を動かすコツを掴んだのかもしれないな。明日からのエルカ迷宮2階層でも、活躍してくれそうだ」
「任せてなのです!」
ミナが元気よくそう言う。
「おう。あたいのために、付き合ってくれて悪いな。たくさんリトルブラックタイガーの肉を集めてやるぜ!」
リンがそう言う。
彼女が満足いく結果にできるよう、みんなでがんばっていかないとな。
コウタ
種族:人族
ファーストジョブ:風魔法使いレベル17
セカンドジョブ:鍛冶師レベル3
サードジョブ:剣士レベル15
フォースジョブ:氷魔法使いレベル9
HP:D+
MP:C+++
闘気:E++++
腕力:D+
脚力:E++++
器用:D++
システムスキル:
ジョブ設定
経験値ブースト
パーティメンバー設定
パーティメンバー経験値ブースト
アクティブスキル:
ウインドカッター
エアバースト
ラッシュ
ダブルラッシュ
アイスショット
パッシブスキル:
MP強化
腕力強化
シルヴィ
種族:白狼族
ファーストジョブ:氷魔法使いレベル14
セカンドジョブ:獣戦士レベル14
HP:E+++
MP:C
闘気:E+++
腕力:E+++
脚力:E++++
器用:E+++
アクティブスキル:
アイスショット
アイシクルスピア
ビーストストライク
パッシブスキル:
脚力強化
ユヅキ
種族:茶犬族
ファーストジョブ:獣剣士レベル14
セカンドジョブ:土魔法使いレベル11
HP:E+++
MP:D+
闘気:E++
腕力:E++
脚力:D+
器用:E++++
アクティブスキル:
ビーストラッシュ
クリエイトブロック
ロックウォール
パッシブスキル:
腕力強化
ミナ
種族:ドワーフ
ファーストジョブ:鍛冶師レベル9
セカンドジョブ:槌士レベル4
HP:E+
MP:E
闘気:E++
腕力:D
脚力:E+
器用:E++
パッシブスキル:
火耐性強化
俺、シルヴィ、ユヅキ、ミナ、リンの5人でエルカ草原にて狩りをしている。
「鮮やかなる剣の神よ。我が剣技に奇跡を与え給え。俊敏なる連撃。ダブルラッシュ」
俺のアクティブスキルによる強烈な一撃で、ホーンラビットが息絶える。
もちろん、ホーンラビットごときは通常攻撃で倒してもいい。
一見闘気の無駄遣いのようにも見えるが、これはこれで目的が2つある。
1つは、『剣士』をセカンドジョブからサードジョブに変更したことに伴う、使い勝手の変化の確認だ。
闘気の消費量が増し、威力が若干下がった感覚がある。
このあたりの仕様も、やはりMSCと同様のようだ。
もう1つは、ジョブの育成のためである。
ジョブレベルは、魔物を討伐することによる経験値で上がる。
それ以外に、育てたいジョブに関連する行動を取ることによっても上がる。
『剣士』を上げる場合は、アクティブスキルである『ダブルラッシュ』を使ったり、あるいは剣の素振りをしたりすることが有効だ。
魔物の討伐数が同程度だったとしても、こういう普段の心がけ次第でレベリング効率は大きく違ってくる。
「凍てつく氷の精霊よ。契約によりて我が指示に従え。氷の槍を撃ち出し、我が眼前の敵を貫け。アイシクルスピア!」
「鮮やかなる剣の神よ。我が剣技に奇跡を与え給え。俊敏なる一閃。ビーストラッシュ」
そういうわけで、シルヴィとユヅキも積極的にアクティブスキルを使って狩りをしている。
彼女たちのジョブレベルも少し上がっている。
「てえぃ! なのです!」
ミナが豪快にハンマーを振り下ろし、ゴブリンを粉砕する。
相変わらず、見事な腕力だ。
「すげえな。ミナっち。なんだか、力が増してねえか?」
リンがそう指摘する。
鋭い。
確かに、ミナの腕力は数日前より増している。
『鍛冶師』と『槌士』のレベルがそれぞれ1ずつ上がったからな。
「どうもなのです。なんだか、体の調子がいいのです」
ミナ、シルヴィ、ユヅキには俺の『パーティメンバー経験値ブースト』などの力を話している。
しかし、リンには話していない。
仲間はずれをするようで悪いが、リンにはまだ伝えない方針だ。
彼女が『パーティメンバー設定』の条件さえ満たしてくれれば、話したいところなのだが……。
「狩りを通して、体を動かすコツを掴んだのかもしれないな。明日からのエルカ迷宮2階層でも、活躍してくれそうだ」
「任せてなのです!」
ミナが元気よくそう言う。
「おう。あたいのために、付き合ってくれて悪いな。たくさんリトルブラックタイガーの肉を集めてやるぜ!」
リンがそう言う。
彼女が満足いく結果にできるよう、みんなでがんばっていかないとな。
コウタ
種族:人族
ファーストジョブ:風魔法使いレベル17
セカンドジョブ:鍛冶師レベル3
サードジョブ:剣士レベル15
フォースジョブ:氷魔法使いレベル9
HP:D+
MP:C+++
闘気:E++++
腕力:D+
脚力:E++++
器用:D++
システムスキル:
ジョブ設定
経験値ブースト
パーティメンバー設定
パーティメンバー経験値ブースト
アクティブスキル:
ウインドカッター
エアバースト
ラッシュ
ダブルラッシュ
アイスショット
パッシブスキル:
MP強化
腕力強化
シルヴィ
種族:白狼族
ファーストジョブ:氷魔法使いレベル14
セカンドジョブ:獣戦士レベル14
HP:E+++
MP:C
闘気:E+++
腕力:E+++
脚力:E++++
器用:E+++
アクティブスキル:
アイスショット
アイシクルスピア
ビーストストライク
パッシブスキル:
脚力強化
ユヅキ
種族:茶犬族
ファーストジョブ:獣剣士レベル14
セカンドジョブ:土魔法使いレベル11
HP:E+++
MP:D+
闘気:E++
腕力:E++
脚力:D+
器用:E++++
アクティブスキル:
ビーストラッシュ
クリエイトブロック
ロックウォール
パッシブスキル:
腕力強化
ミナ
種族:ドワーフ
ファーストジョブ:鍛冶師レベル9
セカンドジョブ:槌士レベル4
HP:E+
MP:E
闘気:E++
腕力:D
脚力:E+
器用:E++
パッシブスキル:
火耐性強化
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