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第三章 銀の百合
百合のありか
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馬の名前は、フレデリク。
その案に、誰も反対する者はいなかった。誰もが同じことを考えていたからだ。
一行は、フレデリクに旅の荷物を預けると、自分の得物と貴重品だけを身に着けて、軽装で旅に出ることにした。地図には、ここにあった村の先に道はなく、ただ緩やかな坂が描かれているだけだった。宿場町に戻るといったん街道に出て、そこから南と東に分かれる街道を南方向に行く。次の町はその街道沿いで、この辺では少し有名な高原の観光地だった。そこまでは徒歩で三日。エリクが弓で得物を捕まえる練習をするには格好の日数だった。
「弓で得物を捕まえて、その皮をナイフで剥ぐ。そんな感じで覚えていくといいかもね」
いったん宿場町に戻る途中、ジャンヌが自分の投げナイフを眺めながら、言った。
「頑張ってみる。いま、ここでやってみてもいいかな」
そう言って、エリクはクロヴィスを見た。
「ああ、女子組は弓を扱えないか」
クロヴィスは、そう言ってエリクの弓を受け取った。そして、いったん皆を止めると、エリクに弓の持ち方と、矢のつがえ方を教えた。
エリクは、弓に矢をつがえて撃ってみようとしたが、最初からうまくいくはずはなく、矢は力なくエリクの足元にポトリと落ちた。
「難しい。でも、慣れなきゃね」
エリクはそう言って、何回か矢をつがえないで弓をしならせた。一行が歩き始めても、エリクはそれを続けていた。
途中、宿場町に戻ると、エリクは弓をしならせるのをやめて、自分の背に戻した。花屋の前を通りかかると、店主が出てきて、どうでしたか、と、尋ねた。
皆がありのままを話すと、店主は、少し寂しそうに、そうですか、と一言、言った。
「この町の人は夜、買い付けに行っているんですね」
エリクが質問をすると、店主は頷いて応えた。
「早馬を使っていくとね、夜のうちに帰れるんだよ。そうか、たぶん君たちの会ったじいさんは、この百合の花の作り主のじいさんだな。あの村にある一番大きな百合の農園のじいさんでな。ワインが大好物なんだ」
店主のその話を聞いて、エリクがクロヴィスの服の裾を引っ張った。
「ねえクロヴィス、まだ空けていないワイン、あったよね」
「ああ。一本、あるけど、それをどうするんだ?」
「うん」
クロヴィスが疑問に思っていると、エリクはフレデリクに預けている荷物の中からワインを一本、取り出した。
「これ、どうやって抜くの?」
コルクの栓の抜き方が分からないエリクがクロヴィスにワインの瓶を渡すと、クロヴィスは困って、その瓶をリゼットに渡した。
「コルク抜きは荷物の奥に入れちまった。錬術でどうにかならないか?」
そう言われて、リゼットの顔が急に明るくなった。
「任せて!」
リゼットは、嬉しそうに自分の持っていた花のステッキをワインの瓶に当て、その口にあるコルクに二回、当てた。
すると、コルク栓はするすると瓶の口を抜けて静かに空中に飛び出した。
そして、そのコルク栓を自分の手のひらに乗せると、自慢げにそのコルク栓を皆の前に差し出した。
「どう? ざっとこんなものよ」
リゼットは胸を張っていた。そのリゼットからコルク栓を受け取り、クロヴィスはじっくりと眺めた。
「大したもんだ。無理な力がかかっていない。それで、エリク、このワインをどうするんだ?」
クロヴィスは手に持っていたワインをエリクに渡した。コルクで軽く栓をしてある。エリクはそれを受け取ると、コルクを抜いて、少しだけ、そのワインを銀の百合にかけた。
すると、銀の百合は見る見るうちに白い色を取り戻し、茎と葉は緑へと戻っていった。
「これは、いったい?」
皆が口をそろえて言うので、エリクは少し寂しそうな顔をして、自分の考えていたことを話した。
「この百合は、おじいさんそのものだと思ったんだ。だから、なんとなく、おじいさんの好きなものをあげたら、元に戻るんじゃないかって」
「そう」
リゼットは百合を手に取ってまじまじと見た。少し寂しそうに、あの夜あの場所にいた老人を思い出す。
「銀色の百合は、やっぱり悲しい百合だわ」
そう言って、その百合を店主に返した。
エリクの言っていることに根拠はなかったし、本当にそうであるかもわからない。しかし、その一輪の銀の百合が見せた真実が、悲しくも尊いことであることは確かだった。
一行は、店主と別れると街道を南へと、旅立つことにした。
クロヴィスが行こうとしていたワイナリーを横目に、街道に出ると、そこには平原が広がっていた。街道はその平原の先の観光地へ向かっている。
次の目的地は高原だった。ちょっとした山を登り、標高の高い平原に出ると高原が見えてくるはずだ。そこには白樺の木が生えていて、きれいな湖もある。水はきれいで空気もおいしい、そんな場所だと、ガイドブックには載っていた。
「まっすぐ南の高原で、少し気分を高めましょ」
空を見上げて、ジャンヌが言った。一行はその言葉に何も言わずに頷いた。
その案に、誰も反対する者はいなかった。誰もが同じことを考えていたからだ。
一行は、フレデリクに旅の荷物を預けると、自分の得物と貴重品だけを身に着けて、軽装で旅に出ることにした。地図には、ここにあった村の先に道はなく、ただ緩やかな坂が描かれているだけだった。宿場町に戻るといったん街道に出て、そこから南と東に分かれる街道を南方向に行く。次の町はその街道沿いで、この辺では少し有名な高原の観光地だった。そこまでは徒歩で三日。エリクが弓で得物を捕まえる練習をするには格好の日数だった。
「弓で得物を捕まえて、その皮をナイフで剥ぐ。そんな感じで覚えていくといいかもね」
いったん宿場町に戻る途中、ジャンヌが自分の投げナイフを眺めながら、言った。
「頑張ってみる。いま、ここでやってみてもいいかな」
そう言って、エリクはクロヴィスを見た。
「ああ、女子組は弓を扱えないか」
クロヴィスは、そう言ってエリクの弓を受け取った。そして、いったん皆を止めると、エリクに弓の持ち方と、矢のつがえ方を教えた。
エリクは、弓に矢をつがえて撃ってみようとしたが、最初からうまくいくはずはなく、矢は力なくエリクの足元にポトリと落ちた。
「難しい。でも、慣れなきゃね」
エリクはそう言って、何回か矢をつがえないで弓をしならせた。一行が歩き始めても、エリクはそれを続けていた。
途中、宿場町に戻ると、エリクは弓をしならせるのをやめて、自分の背に戻した。花屋の前を通りかかると、店主が出てきて、どうでしたか、と、尋ねた。
皆がありのままを話すと、店主は、少し寂しそうに、そうですか、と一言、言った。
「この町の人は夜、買い付けに行っているんですね」
エリクが質問をすると、店主は頷いて応えた。
「早馬を使っていくとね、夜のうちに帰れるんだよ。そうか、たぶん君たちの会ったじいさんは、この百合の花の作り主のじいさんだな。あの村にある一番大きな百合の農園のじいさんでな。ワインが大好物なんだ」
店主のその話を聞いて、エリクがクロヴィスの服の裾を引っ張った。
「ねえクロヴィス、まだ空けていないワイン、あったよね」
「ああ。一本、あるけど、それをどうするんだ?」
「うん」
クロヴィスが疑問に思っていると、エリクはフレデリクに預けている荷物の中からワインを一本、取り出した。
「これ、どうやって抜くの?」
コルクの栓の抜き方が分からないエリクがクロヴィスにワインの瓶を渡すと、クロヴィスは困って、その瓶をリゼットに渡した。
「コルク抜きは荷物の奥に入れちまった。錬術でどうにかならないか?」
そう言われて、リゼットの顔が急に明るくなった。
「任せて!」
リゼットは、嬉しそうに自分の持っていた花のステッキをワインの瓶に当て、その口にあるコルクに二回、当てた。
すると、コルク栓はするすると瓶の口を抜けて静かに空中に飛び出した。
そして、そのコルク栓を自分の手のひらに乗せると、自慢げにそのコルク栓を皆の前に差し出した。
「どう? ざっとこんなものよ」
リゼットは胸を張っていた。そのリゼットからコルク栓を受け取り、クロヴィスはじっくりと眺めた。
「大したもんだ。無理な力がかかっていない。それで、エリク、このワインをどうするんだ?」
クロヴィスは手に持っていたワインをエリクに渡した。コルクで軽く栓をしてある。エリクはそれを受け取ると、コルクを抜いて、少しだけ、そのワインを銀の百合にかけた。
すると、銀の百合は見る見るうちに白い色を取り戻し、茎と葉は緑へと戻っていった。
「これは、いったい?」
皆が口をそろえて言うので、エリクは少し寂しそうな顔をして、自分の考えていたことを話した。
「この百合は、おじいさんそのものだと思ったんだ。だから、なんとなく、おじいさんの好きなものをあげたら、元に戻るんじゃないかって」
「そう」
リゼットは百合を手に取ってまじまじと見た。少し寂しそうに、あの夜あの場所にいた老人を思い出す。
「銀色の百合は、やっぱり悲しい百合だわ」
そう言って、その百合を店主に返した。
エリクの言っていることに根拠はなかったし、本当にそうであるかもわからない。しかし、その一輪の銀の百合が見せた真実が、悲しくも尊いことであることは確かだった。
一行は、店主と別れると街道を南へと、旅立つことにした。
クロヴィスが行こうとしていたワイナリーを横目に、街道に出ると、そこには平原が広がっていた。街道はその平原の先の観光地へ向かっている。
次の目的地は高原だった。ちょっとした山を登り、標高の高い平原に出ると高原が見えてくるはずだ。そこには白樺の木が生えていて、きれいな湖もある。水はきれいで空気もおいしい、そんな場所だと、ガイドブックには載っていた。
「まっすぐ南の高原で、少し気分を高めましょ」
空を見上げて、ジャンヌが言った。一行はその言葉に何も言わずに頷いた。
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