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02 恭弥side .

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響く泣き声を俺は聞きながら、理人の隣に座ってる
隣で理人がすすり泣いてる。


「…ごめん、いくら頭に血が昇ってたからってこう言うのは間違えてた。」

俺は理人にごめん、と謝罪をするが理人からの反応はない。そっと横を向くと涙で頬が濡れてる理人に俺は何故かドキッとしてしまった。

そっと理人へ手を伸ばしたが、理人に振り払われてしまった。

「どういうつもりで…そんな事したんだよ…」

「…どういうつもり、で…。分からない、けど何か無茶苦茶したんだよ。お前がアイツの前ではニコニコしてて…アイツの話は聞くのに俺のことずっと避けてるし…アイツと付き合ってるんなら、そういう事して本当に悪かった。」

「別に、要さんとは付き合ってない。俺のわがままに付き合ってくれてるだけ」

付き合ってない、の言葉に何故か俺は安堵をこぼした。
俺は理人の顔をこっちに向かせた

「…なぁ、本当に頼むよ。何で俺のこと避けてんの?教えて欲しい。俺が何かをしたならごめん。謝るから。」

俺は真剣な顔で理人にそう伝えると、理人は一瞬グッと黙ったが、口を開いた

「俺の気持ちを話したところで…お前はどうしてくれる?俺の話を聞いて、やっぱり無理ですは、耐えれない。それならいっそ恭弥の前から消えた方がマシ」

理人は俺の胸をグッと押し、一回落ち着いたはずの涙がまた一粒と流れるのを俺は捉えた。


「…俺、お前のこと親友だと思ったことないって言っただろ。俺お前のこと中学生の時からずっと好きだった。今も好きだよ。お前のことを友達として見たこと一度もないんだ。」

理人はそれだけを言うと顔を逸らした。
俺はその言葉を聞き、すごい動揺した

理人が、俺のことずっと好きだったって?
俺は理人のこと親友だと思ってたけど…理人は俺のことが好きだった…?恋として…?

俺は予想外の発言に混乱をし、席から立った

「…え、嘘…ごめん、時間が欲しい。」


俺はそれだけを言うと、理人の家から出て行った。







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