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01 理人side .

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あれから、俺らはホテルに着いた
男性は慣れた手付きで部屋を選び、俺らはエレベーターの中に入り部屋がある階を押した

「そういえば…名前聞いてなかったね。なんて名前なの?」

俺の一歩前に立ってた男性がふと振り向いたかと思うと俺に名前を尋ねてくる。

「あー…名前そういえば言ってなかったな。理人って言うんだ。君は?」

男性は、俺の名前を聞くなり小さく微笑んだ

「理人ね?俺はかなめだよ。好きな様に呼んで。」

好きな様に呼んで、と言われたのと同時に部屋がある階に辿り着く音が響く

「要さんね、オッケー」

要に腕を掴まれ、部屋へと向かいドアを開けた瞬間
壁へと強めに押された。

地味に背中が痛くてジンジンする
俺は思わず大きめにいてぇ、と叫んでしまったがそれも一瞬で口を塞がれた


「ーッン…ッはぁ…いきなり、激しいな?我慢出来なかったのか?」

深い口付けをされたが思わず要の胸をグッと押し、少し笑いながらそう発言した
要もその発言に少し吹き出したかと思うと、そうだね。少し冷静にならなきゃね、と呟いたかと思うと俺をヒョイッと軽々しくベッドへと連れて行かれた。

「っわ、俺を持ち上げんなよ…ッ!自分で歩けるっつーの…」

ベッドへと押し倒されたかと思うと俺の上に乗っかってきた要に俺は自分のネクタイをしゅる、と外した
要はそれに便乗する様に俺のシャツのボタンを外しながら
再度深い口付けを交わした

部屋中に響く唾液同士が絡まる音に段々と興奮してくる

「ッン、はァ…ッかな、めさ…ッ」

俺は要の服を脱がそうとしたが中々上手くできずもたついてると要はそれに気付き、俺の口元から離れるとクスッと笑った

「理人、可愛いね。モタモタして…そうだ、寂しいんだっけ?俺がその寂しさを沢山埋めてやるよ。どう言うプレイがいい?全てを忘れられるような激しいやつか、トロトロにとろけるやつか…」

俺は、要の首に腕を回すと耳元でポツリと囁いた

「全てを忘れられるように、寂しさを紛らわせるように激しくシて」

要は、俺のその発言にスイッチ入ったのか再度ベッドへと押し付けられたかと思うと俺の胸へと手を這わせ、俺の突起をギュッと掴み爪で引っ掻くように触る

その度に腰がビクッと跳ねてしまう
俺は要の下唇を甘噛みすると舌先でペロッと舐めると要もそれに応えるように俺の口内に舌を滑り込ませ歯列をなぞりながら俺の舌先を絡ませた

「ッン、ぁ…ッは、要さ…ッもっと、…ッ」

物足りない、と言わんばかりに手を伸ばし、要のズボンへと手を伸ばすともう既にズボン越しでもわかるぐらい大きくなってるモノを掴み、ズボンの上から扱くように手を動かした

「は…ッ理人、待て…ッ!」

要も大分余裕がないのか、俺の手首を掴み
ズボンと下着をベッドの下へと脱ぎ捨てると、俺の顔の前に大きくなったモノを押し付けられた

「はは…もう大きくなってるじゃん…なぁに…可愛がって欲しいの?」

少し意地悪な顔をしながらモノをギュッと握り、亀頭に舌先を這わせ、グリグリと押してみる
要は顔を歪ませ、気持ちいいのか吐息を漏らしながら俺の髪の毛をぐしゃっと握ってきた

俺は要のモノを口内へと含むとじゅぽじゅぽ、と音をわざと鳴らしながら舐める
すると俺の後頭部を掴み、喉奥へと一気にモノを押し込まれた

「ン゛ンッッ…ッぐ…ッぉ…ッえ、ッ」

いきなりの展開に思考が追いつかず、俺は要を涙目で上目遣いをしながら見続けるも荒く扱わられる事に段々と気持ちよくなってきたのか、自分のモノはもう既にパンパンに大きくなり、無意識に腰を揺らしながらも要のモノを必死に咥えた

「ッはは…ッこの状態で興奮してんのやばいね?」

俺の大きくなったモノに気付いた要は俺のモノを足で刺激を与えた。それに耐えれず俺は腰を振るわせイッてしまったのと同時に要のモノが口内から離れた

「ッゲホゲホッ、ッは、ァ…ッこんな、激しくされたの久し…ッわ、ぁ…ッ!」

俺がまだ喋り終わってないのに要は俺の体制をぐるんっと変え、四つ這いにし俺のズボンと下着を脱がしてきた

「何もしてないのに勝手にイッてここぐちゃぐちゃだよ?」

要は俺の蕾へと指を這わせたかと思うと指を2本一気に入れられた。ちゃんと解してないので痛みが思わず走った

「い゛ッ…!もう、少し優しくしろ…ッ!」

俺はシーツをギュウっと握り、要の方へと振り向いたが要には聞こえてないようで激しめに指を動かしてる

「ッぁ、は…ッかな、めさ…ッもう、いい…っ」

俺は指でも優しくしないのなら入れられても変わらないだろう、と思い首をふるふると振り、要のモノへと手を伸ばすと掴み、これが欲しいと強請るように尻を振った。

「誘い慣れてんね…、色んな人と寝てきたんだ?」

要は俺の蕾から指を引き抜くと振る尻を鷲掴みし、モノを蕾に塗り付けてくる
俺は無意識にその塗り付けられる感覚でさえ気持ちいいのかヒクヒクとヒクつかせ、早く挿れろと言わんばかりに要のモノの先端を蕾に押し付けた

「い…ッから早く…、俺の寂しさを無くしてくれるんだろ…ッ!焦らすな…ッ」

顔を歪ませながら、早く早くと要に強請った
要もその行動に舌をぺろと舐め回し、俺の腰を掴んだかと思うと一気にモノをどちゅんっと挿入した

「ッあ゛ぁぁッ、かな、さ…ッ」

目の前がチカチカと光り シーツを強くギュッと握り締めるとびゅるっ、と再度イッてしまった
突然後頭部を掴まれたかと思うと要さんの唇が触れた

「ンッッふ、ァ…ッ♡もっと、早く…ッ」

要は俺の唇から離れると腰を掴み一気にばちゅっばちゅっと肌のぶつかる音を響かせながら腰を振ってる

「ア゛ッンン、はッァ…ッ良い…ッ♡」

気持ち良い、がぐるぐると頭の中を回ってると肩から突然痛みが走る
俺は思わず痛い!と叫んだが要もぶっ飛んでるようで俺の言葉が入ってないようだった

そろそろイくよ、と背後から声が聞こえ俺もコクコクと頷くと蕾から一気にモノが引き抜かれ、尻に白濁をぶち撒かれた

「ンお゛ッ、そ、ないきな…ッあ゛ぁ…ッ♡」

いきなり引き抜かれたせいで俺も再度イッてしまった。

全てが終わった瞬間、先ほど酒を何度か飲んだせいもあり、仕事帰りだったのもあったのか一気に睡魔が襲ってくる。
俺はそのまま眠りに落ちた






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