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一話 夢の異世界にやって来ました!
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ーキーン コーン カーン コーンー
授業終了のチャイムが鳴った途端、私は椅子から立ち上がり一目散に教室を飛び出した。その時にクラスメイト達から注目を浴びるがただそれだけ。いつものことなので誰からも注意を受けずに抜け出すことに成功した。
抜け出して真っ先に向かったのは屋上だった。屋上のドアを開け足を踏み入れると私はど真ん中に佇む。そして両手を天に向かって掲げ、息を吸うと声を張り上げた。
「いでよ!異世界への道よ!」
この台詞を言ったのはもう100回だ。放課後毎日のようにここにきてこの台詞を言ってるのでもう慣れたもんだ。しかし声の出し方も姿勢だって完璧なはずなのに静かな屋上には私の声が跳ね返って聞こえてくるだけで特に変化は見受けられなかった。
私はその場でへにゃりと力なく座り込む。
「なんでよ…!こうすれば異世界への道は開かれるとこの本に書いてあったのに!」
私は表紙が真っ黒な本を両手で握り締めた。
この本はある帰り道、道のど真ん中に佇むお婆さんから買ったものだ。通り過ぎようとしたらあっちから声を掛けてきていきなり『夢はあるかい?』なんて聞かれた。だから私も馬鹿正直にまだ誰にも言ってない夢物語を言ったのだ。
『異世界に行ってみたい』と。
そしたらお婆さんは例の本を私に押し付けてきた。·····1000円取られたけど。
『いいかい?大事なのは諦めない心だ。この本に書いてあることを実行し続ければあんたの夢は必ず叶うはずさ』
その言葉に頷いてみせた私は翌日からお婆さんに言われたことを実行するべく放課後になると屋上のど真ん中で何かの罰ゲームなのかと問いたくなるような変なポーズに台詞を叫び続けていた。しかし本当にこれはやる意味あるのか。もしかしなくてもあのお婆さんにからかわれてただけ…?そうだ、最初から胡散臭いと思っていたんだ。真っ黒な表紙に本のタイトルはあなたの願いが叶う本。どっからどう見ても怪しいのになんで促されるまま買ってしまったのだろうか。今更後悔しても遅いけどやっぱりムカつくものはムカつく。
「えぇい…!こんなものっ、」
私は本を掲げそのまま力いっぱい投げようとした。
···しかしそれは出来なかった。
何故なら本が突如私の手の中で燃えだしたからだ。
慌てて手を離すが炎は私全体を包み込んで燃え続ける。
(こんな最期嫌っ!)
助けを呼ぼうにも声は出しづらいしましてや今は放課後。生徒達は部活動や帰宅してるし先生達だって職員会議の真っ只中だろう。それがなくても屋上なんて滅多に人が現れない。
「次生まれ変われたら今度こそ異世界に行けますように」
·····なんて、無理か。
私は自嘲気味に笑って目を閉じた。
*****
「マリィ・クリスタ!貴様の悪事を公にさせて貰う!」
「·····あれ?」
此処は何処だろう。私の体は確かに燃えてたはずだ。だけど体のどこにも火傷跡はなかった。
てか私の手ってこんな色白かったっけ?
服も……ドレス!?
私は立ち上がりふと首に着けてるペンダントを見た。そして目を見開き固まってしまう。何故ならそのペンダントに写し出されてたのは私ではなく赤髪の違う別の誰かだったからだ。
もしかして私·······
「転生しちゃってる!?」
「なに訳の分からないことを言ってるんだ!」
その声に顔をあげると赤みかかった茶髪の男性がこちらを少々鋭い目付きで見つめていた。彼だけじゃない。よく見ればちらほら彼と同じ目付きで私を見ている。
「綺麗な顔…」
つい口に出してしまったことに目の前の茶髪の男性は目を見開く。
「い、いきなり何を…」
男性は口元を手で押さえて私からふいっと視線を反らすがその横顔は紅く染まっていた。
うん、流石は異世界だ。目の前の男性は勿論、私を囲んでる周りの人達も顔が整いすぎてる。
「騙されては駄目よ!アルジオ様っ!この女は私を酷い目に合わせたのよ!?見てよ、この傷を!」
そう言ってこれまた可愛い女の子がこの場に居る人達に見せるように服の袖を捲った。するとそこに現れたのはなんとも痛々しい傷の数々だった。
「なんて酷い…。そうだ!この中に治療魔法を使える方は居ませんか?異世界ならそのくらい居ますよね?」
「なっ!何言ってんのよ、アンタがやった癖に白々しいわね!」
私にしては名案だと思ったのだけど女の子は先程よりも目を吊り上げてこちらを怒鳴りつけてきた。
私はまだ異世界人を理解出来ていなかったらしい。でも別に馬鹿にしたわけじゃない。私はただ、親しくなりたいだけなんだ。それを分かって欲しくて女の子に近付くことを試みるがすぐに彼女は私の視界から外れてしまった。
「ユウリに近付くな。この愚か者が」
そう言って茶髪の男性は女の子の前に立ち、腰のところに収めていた細くて鋭い剣を私に突き付けてきた。
私は息を呑み込んで口を開く。
「このまま動かないで。一分で良いので」
「は?」
私はゆっくりと男性に近付いてまじまじと観察するように眺めた·······剣を。
「····実物初めてみたけどこんな感じなんだ」
重さはどのくらいなんだろう。
精度は…?てかまず剣名はなにかな…?
一度気になり出したらキリがない。それならばと私は眉間に皺を寄せてる男性にあることを頼んでみる。
「持ってみても良いですか!」
「駄目に決まってるだろ!!」
即答だった。
「良いじゃないですか少しくらい」
「えぇい!黙れ!そこらの令嬢が扱えるわけないだろ!」
男性はぶんぶんと剣を振りながら言う。
どうやら今の私はどこかの令嬢らしい。どうりであっちこっちに宝石が散りばめられたきらびやかなドレスを着てるはずだ。
『なんかあの方いつもと違くない?』
『今から処されるから頭おかしくなったのよ』
ハッ!····そうだった。
今の私は令嬢。
それならそれらしく振る舞わなければ。
でもこの子のこと私は全く知らない。
恐ろしい単語も聞こえたし。
何かこの子のことを分かるものはないかと私はドレスを触りまくった。
そして見つけた。
それは先っちょが鋭く尖ってるただの赤い棒だった。
これは一体何に使うものなのかとジッとそれを見つめていると周りから戸惑ったような声が聞こえた。
「そ、それで何をするつもりだ!?言っとくが貴族同士の技のぶつけ合いは禁止行為だからな!別に貴様如きの攻撃などかすり傷程度にしかならんが念の為だ!」
早口でまくし立てるものだから良く聞き取れなかったが彼が強いのは分かった。
····それなら良いか。
私は赤く光輝いてる棒を男性へと向ける。
「少し試させてください」
にこりと微笑んで言えば男性は目を見開いて口を開けるがそこから言葉が発されることはなかった。棒から出た紅蓮の炎が男性を包み込んだからだ。
「うわぁぁぁ!!」
「アルジオ様!?」
「あ、れぇ?」
炎に包み込まれたまま地面に転がる男性、それを見て慌てだす女の子…。側に控えていた衛兵 の人達が急いで対処していた。
それを私は呆気にとられながら終始眺めていた。
やっと片付いた時には辺りには幾つもの水溜まりが出来上がっていた。
髪の毛がちりちり、服もボロボロになってしまった男性はふらつきながらも立ち上がるとなんと声を掛けるべきか悩んでる私を泣き目で睨んでくる。
「今すぐそいつを引っ捕えろ!」
男性がそう叫んだ途端直ぐ様私は衛兵達に捕らえられた。
「い、命だけはどうか…」
折角異世界に来たのにここで人生を終わらせたくない。そう思ってたら男性は人の悪い笑みを浮かべて言った。
「安心しろ。貴様がこれから味わうのは死ぬよりも地獄なことだ。」
そんな男性の顔を最後に私の視界は奪われてしまった。
授業終了のチャイムが鳴った途端、私は椅子から立ち上がり一目散に教室を飛び出した。その時にクラスメイト達から注目を浴びるがただそれだけ。いつものことなので誰からも注意を受けずに抜け出すことに成功した。
抜け出して真っ先に向かったのは屋上だった。屋上のドアを開け足を踏み入れると私はど真ん中に佇む。そして両手を天に向かって掲げ、息を吸うと声を張り上げた。
「いでよ!異世界への道よ!」
この台詞を言ったのはもう100回だ。放課後毎日のようにここにきてこの台詞を言ってるのでもう慣れたもんだ。しかし声の出し方も姿勢だって完璧なはずなのに静かな屋上には私の声が跳ね返って聞こえてくるだけで特に変化は見受けられなかった。
私はその場でへにゃりと力なく座り込む。
「なんでよ…!こうすれば異世界への道は開かれるとこの本に書いてあったのに!」
私は表紙が真っ黒な本を両手で握り締めた。
この本はある帰り道、道のど真ん中に佇むお婆さんから買ったものだ。通り過ぎようとしたらあっちから声を掛けてきていきなり『夢はあるかい?』なんて聞かれた。だから私も馬鹿正直にまだ誰にも言ってない夢物語を言ったのだ。
『異世界に行ってみたい』と。
そしたらお婆さんは例の本を私に押し付けてきた。·····1000円取られたけど。
『いいかい?大事なのは諦めない心だ。この本に書いてあることを実行し続ければあんたの夢は必ず叶うはずさ』
その言葉に頷いてみせた私は翌日からお婆さんに言われたことを実行するべく放課後になると屋上のど真ん中で何かの罰ゲームなのかと問いたくなるような変なポーズに台詞を叫び続けていた。しかし本当にこれはやる意味あるのか。もしかしなくてもあのお婆さんにからかわれてただけ…?そうだ、最初から胡散臭いと思っていたんだ。真っ黒な表紙に本のタイトルはあなたの願いが叶う本。どっからどう見ても怪しいのになんで促されるまま買ってしまったのだろうか。今更後悔しても遅いけどやっぱりムカつくものはムカつく。
「えぇい…!こんなものっ、」
私は本を掲げそのまま力いっぱい投げようとした。
···しかしそれは出来なかった。
何故なら本が突如私の手の中で燃えだしたからだ。
慌てて手を離すが炎は私全体を包み込んで燃え続ける。
(こんな最期嫌っ!)
助けを呼ぼうにも声は出しづらいしましてや今は放課後。生徒達は部活動や帰宅してるし先生達だって職員会議の真っ只中だろう。それがなくても屋上なんて滅多に人が現れない。
「次生まれ変われたら今度こそ異世界に行けますように」
·····なんて、無理か。
私は自嘲気味に笑って目を閉じた。
*****
「マリィ・クリスタ!貴様の悪事を公にさせて貰う!」
「·····あれ?」
此処は何処だろう。私の体は確かに燃えてたはずだ。だけど体のどこにも火傷跡はなかった。
てか私の手ってこんな色白かったっけ?
服も……ドレス!?
私は立ち上がりふと首に着けてるペンダントを見た。そして目を見開き固まってしまう。何故ならそのペンダントに写し出されてたのは私ではなく赤髪の違う別の誰かだったからだ。
もしかして私·······
「転生しちゃってる!?」
「なに訳の分からないことを言ってるんだ!」
その声に顔をあげると赤みかかった茶髪の男性がこちらを少々鋭い目付きで見つめていた。彼だけじゃない。よく見ればちらほら彼と同じ目付きで私を見ている。
「綺麗な顔…」
つい口に出してしまったことに目の前の茶髪の男性は目を見開く。
「い、いきなり何を…」
男性は口元を手で押さえて私からふいっと視線を反らすがその横顔は紅く染まっていた。
うん、流石は異世界だ。目の前の男性は勿論、私を囲んでる周りの人達も顔が整いすぎてる。
「騙されては駄目よ!アルジオ様っ!この女は私を酷い目に合わせたのよ!?見てよ、この傷を!」
そう言ってこれまた可愛い女の子がこの場に居る人達に見せるように服の袖を捲った。するとそこに現れたのはなんとも痛々しい傷の数々だった。
「なんて酷い…。そうだ!この中に治療魔法を使える方は居ませんか?異世界ならそのくらい居ますよね?」
「なっ!何言ってんのよ、アンタがやった癖に白々しいわね!」
私にしては名案だと思ったのだけど女の子は先程よりも目を吊り上げてこちらを怒鳴りつけてきた。
私はまだ異世界人を理解出来ていなかったらしい。でも別に馬鹿にしたわけじゃない。私はただ、親しくなりたいだけなんだ。それを分かって欲しくて女の子に近付くことを試みるがすぐに彼女は私の視界から外れてしまった。
「ユウリに近付くな。この愚か者が」
そう言って茶髪の男性は女の子の前に立ち、腰のところに収めていた細くて鋭い剣を私に突き付けてきた。
私は息を呑み込んで口を開く。
「このまま動かないで。一分で良いので」
「は?」
私はゆっくりと男性に近付いてまじまじと観察するように眺めた·······剣を。
「····実物初めてみたけどこんな感じなんだ」
重さはどのくらいなんだろう。
精度は…?てかまず剣名はなにかな…?
一度気になり出したらキリがない。それならばと私は眉間に皺を寄せてる男性にあることを頼んでみる。
「持ってみても良いですか!」
「駄目に決まってるだろ!!」
即答だった。
「良いじゃないですか少しくらい」
「えぇい!黙れ!そこらの令嬢が扱えるわけないだろ!」
男性はぶんぶんと剣を振りながら言う。
どうやら今の私はどこかの令嬢らしい。どうりであっちこっちに宝石が散りばめられたきらびやかなドレスを着てるはずだ。
『なんかあの方いつもと違くない?』
『今から処されるから頭おかしくなったのよ』
ハッ!····そうだった。
今の私は令嬢。
それならそれらしく振る舞わなければ。
でもこの子のこと私は全く知らない。
恐ろしい単語も聞こえたし。
何かこの子のことを分かるものはないかと私はドレスを触りまくった。
そして見つけた。
それは先っちょが鋭く尖ってるただの赤い棒だった。
これは一体何に使うものなのかとジッとそれを見つめていると周りから戸惑ったような声が聞こえた。
「そ、それで何をするつもりだ!?言っとくが貴族同士の技のぶつけ合いは禁止行為だからな!別に貴様如きの攻撃などかすり傷程度にしかならんが念の為だ!」
早口でまくし立てるものだから良く聞き取れなかったが彼が強いのは分かった。
····それなら良いか。
私は赤く光輝いてる棒を男性へと向ける。
「少し試させてください」
にこりと微笑んで言えば男性は目を見開いて口を開けるがそこから言葉が発されることはなかった。棒から出た紅蓮の炎が男性を包み込んだからだ。
「うわぁぁぁ!!」
「アルジオ様!?」
「あ、れぇ?」
炎に包み込まれたまま地面に転がる男性、それを見て慌てだす女の子…。側に控えていた衛兵 の人達が急いで対処していた。
それを私は呆気にとられながら終始眺めていた。
やっと片付いた時には辺りには幾つもの水溜まりが出来上がっていた。
髪の毛がちりちり、服もボロボロになってしまった男性はふらつきながらも立ち上がるとなんと声を掛けるべきか悩んでる私を泣き目で睨んでくる。
「今すぐそいつを引っ捕えろ!」
男性がそう叫んだ途端直ぐ様私は衛兵達に捕らえられた。
「い、命だけはどうか…」
折角異世界に来たのにここで人生を終わらせたくない。そう思ってたら男性は人の悪い笑みを浮かべて言った。
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