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第三部
第十六章 女郎花、露めく 其の四
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「義姉上、お城では、どのようにお暮らしなのですか。」
若々しい侍姿の才兵衛が、興味深そうに丁寧な口を開いた。「義姉上」の言葉に先に反応したのは、せっせと箸を動かしていた美津である。
「え? ああ、お静ちゃんのことか。そうか、才兵衛殿には、義姉上が二人ですね。お久さまを入れたら、あねうえは三人。」
美津が義弟に、にこっと笑った。
既に二十歳になるが十の時に母を亡くした才兵衛は、なぜか年上の女性によく可愛がられる。女たちは、母を求める少年のような面影に、気を許してしまうのかもしれない。
静は箸を作法通りに置くと、ほんのり顔を赤らめながら才兵衛に向かって姿勢をただした。
「『義姉上』などと恥ずかしゅうございます。名を呼んでくださいませ。」
『義姉上』という武家言葉に、静の言葉はスッと奥女中のそれに変わっていた。
栄嘉がフォフォフォと柔らかい笑い声で割って入る。
「お静、それでは示しがつかぬ。というより、この中で一番武家らしいのはそなたじゃがな。」
「え?」
静は膝の上にきちんと手を重ねて、栄嘉を見、小首をかしげた。
「気づいておらぬところが、お静じゃの。」
そう言うと栄嘉は、またフォフォフォと笑った。笑ったあとに、白髪混じりの福々しい翁は姿勢をただした。
庭から秋の訪れを知らせる虫たちの音色が聞こえる。
「柾吉殿、お静は我が娘となった。」
穏やかながら低い声で、栄嘉は切り出した。
「へぇ。」
合わせて正座をした柾吉が、殊勝な顔で返事をする。
「したが、儂はもう隠居の身じゃし、仮親でよいと思うておる。じゃから前にも言うたとおり、この家の中でなら、今まで通りの親子でおるがよい。」
「すまねぇ。ありがたいこってす。」
ガバッと手をついて柾吉は頭を下げた。
「じゃが、建前は儂の娘、久と嘉衛門の妹、才兵衛の姉、の『神尾静』じゃ。」
「わかっておりやす。」
柾吉は背筋を伸ばし、栄嘉をまっすぐ見ると武士のように力強く頷いた。
「うむ。辛いじゃろうがの。」
栄嘉の顔が歪むように緩んだ。
「なんの、娘が幸せであるのになんの辛いことがあろうか。なぁ、お富。」
太ももをパチンと威勢よく叩くと、笑顔を作り、柾吉は妻の方を見た。
「そうですよ。」
富も力強く頷いた。栄嘉が小さく頷きながら、それを見ている。
静はうつむいて、鼻の奥がツンと痛むのをこらえた。
「美津も『お静ちゃん』と呼ぶのはこの屋の中だけにいたせ。そなたは『義姉上』じゃからな。」
「はい。」
美津が少し小さく身を縮めて、素直に返事する。
「静もな。」
「はい。」
静は栄嘉を一旦見つめると、軽く頭を下げ、しっかりと返事をした。
「しばらく馴れぬであろうが、嘉衛門は『義兄上』、美津は『義姉上』、才兵衛は『才兵衛殿』と呼ぶがよかろう。」
「はい。承知いたしました。」
静は浅く、ピタリと頭を下げ、義父の言葉を受けた。
「お義父上、私はどう呼べばよいでしょう。」
美津は、自分の横に戻った栄太郎にお茶を飲ませながら、義父に少し甘えるように聞いた。
「『お静』。じゃろうな。義姉上じゃから。」
「そうなのですか? ならば、『お静ちゃん』でよいではありませんか。ねぇ、お静ちゃん。」
すでに二児の母になっているのに、仕草も声もどこか娘のような美津である。
「はい、義姉上さま。」
静は、にっこり笑って美津に返事をした。
「うわ~、止めて止めて。そぞ気立つ~。」
美津は鳥肌の立った白く美しい腕をさすった。
「わかったわ。お美っちゃん。」
静は幼馴染みを以前のように呼んで、笑顔で小首を傾けた。
皆の力強い笑い声の中に、静は自分の生きる力が戻ってくる気がした。
「栄太ちゃんも大きくなったわね。」
箸を握りしめ、なんとか自分でご飯を食べようとしている栄太郎に静は目を細めた。自分がお城に上がる前は、まだ静がひょいと抱き上げてやれるほどの小さな幼児だった。
「栄太郎、叔母上ですよ。」
美津が、静の前に栄太郎を立たせた。
「え?」
静が目を丸くする。
「私が『義姉上』なら、栄太郎とお糸には『叔母上』です。」
美津は幼馴染みを見て、いたずらっぽく微笑んだ。
「おばうえ?」
栄太郎は、静を見て不思議そうに声をかけた。静は、にっこり笑うとその小さな手をそっととり、栄太郎をしっかり見て返事をする。
「はい。栄太郎どの。」
「あっ、やっぱり、なんか、しっくりこないわぁ。」
天を仰ぎ、首をひねる美津の様子に、また座の空気がぐっと和らいだ。
「いやいや、お静はまこと武家の娘らしゅうなった。」
栄嘉が優しい口調で感心する。
「そのような……」
「きつく躾られたんじゃないかい?」
小さく首を振った静に、富がまた細い眉を寄せて心配そうに訊いた。
「いいえ。おっかさん。皆様よい方で、楽しゅう教わっております。」
「そうかい?」
富はぽっちゃりした顔に、まだどこか不安そうな笑顔を乗せた。
「お城では、どのようにお過ごしなのですか?」
先ほど話を逸らされた才兵衛が、キラキラした瞳でまっすぐ静に尋ねる。静が少し口ごもった。
「それは……」
「才兵衛、お城でのことは外では話せぬはずだ。察して差し上げよ。」
嘉衛門が家長らしく、低い声でピシリと弟を諌める。
「はい。」
目を伏せ、うつむいた才兵衛は、申し訳なさそうに返事をした。静はその様子を見ると、どうもかわいそうになる。
「才兵衛殿、私は女中奉公ゆえ、細々したことをお手伝いいたしております。お久さまやお美っちゃんがやることと、さほど変わりはありませぬ。」
静はえくぼを浮かべて、義弟に報告した。
「そうなのですか?」
別世界を想像していたのか、才兵衛は拍子抜けしたような声を出す。
「はい。」
「そうなのですか…」
静の返事に、才兵衛は心底残念そうな声を出した。その青年らしい落胆ぶりに、また笑い声が咲いた。
「静、見違えたねぇ。」
静と才兵衛のやりとりを見ていた富が、感慨深げに言う。
「なんだ、お前、今ごろ気づいたのか。」
「いいじゃないか。気づいたんだから。」
「ま、そりゃそうだ。」
柾吉と富の絶妙なやり取りも恐れず、美津が割って入る。
「お作法は教えてもらうの?」
義父が感心するように時々静を見ている。いや、自分からみても、一年半前の静とはまるで違う所作の美しさに憧れる。自分もそんな風になりたいと美津は思っていた。
「そう。旦那さまや皆様から。」
静は嬉しそうに、にこにこと返事をした。
「じゃぁ、いるうちにアタシに教えてくれる?」
「美津。そのような。」
妻の遠慮のない言葉に、嘉衛門は慌ててたしなめた。
しかし、静はその言葉を気にかけず、にっこりと微笑んで、
「はい。義姉上さま。」
と、ゆっくり返事した。
「ああ~っ。やっぱりなんだかモジモジするわ。」
美津が華奢な身を、軽くブルッと震わせる。
「美津は『義姉上』と呼ばれるのに馴れることからじゃな。」
栄嘉のフォッフォッフォという笑い声に、皆の大笑いが重なった。
名残惜しい宴は過ぎた。富が片付けを手伝う間に柾吉は酒を過ごし、富は呆れ顔をしながら千鳥足の柾吉を支えて帰っていった。見送る静を何度も振り返りながら。
静は糸をおぶった美津と共に片付けを終え、離れに行く前に栄嘉に挨拶をする。栄嘉は栄太郎の相手をしていた。
「義父上さま、今宵のお心遣い染み入りましてございます。まことにありがとう存じまする。」
静は深々と礼をした。その芯がぶれず、流れるような所作を栄嘉は本当に美しいと思う。
「うむ。柾吉殿も呑まずにはおられなんだのであろう。」
自分の回りをぐるぐる回る栄太郎を膝の上に停めると、栄嘉は寂しそうに呟いた。
「はい。」
静も寂しそうに答えた。
「まぁ、また離れにでも顔を見せてもらえばよい。疲れたじゃろう。ゆっくり休め。」
「ありがとうございまする。ではこれにて失礼いたします。おやすみなされませ。」
静が義父に、きれいな礼を見せると、栄太郎がトトトと近寄ってきた。
「かえるの?」
「おにわの離れにいます。栄太郎どのも、また遊びにきてくだされ。」
小首をかしげる栄太郎の体に、そっと手をやると静は優しく話しかけた。
「うん!」
「おやすみなさいませ。」
「おやすみなさいませっ。」
静が栄太郎に礼をすると、栄太郎もちょこんと座って静に礼をした。小さなかわいい甥の頭を微笑んで撫でた静は、もう一度栄嘉に礼をして下がった。
若々しい侍姿の才兵衛が、興味深そうに丁寧な口を開いた。「義姉上」の言葉に先に反応したのは、せっせと箸を動かしていた美津である。
「え? ああ、お静ちゃんのことか。そうか、才兵衛殿には、義姉上が二人ですね。お久さまを入れたら、あねうえは三人。」
美津が義弟に、にこっと笑った。
既に二十歳になるが十の時に母を亡くした才兵衛は、なぜか年上の女性によく可愛がられる。女たちは、母を求める少年のような面影に、気を許してしまうのかもしれない。
静は箸を作法通りに置くと、ほんのり顔を赤らめながら才兵衛に向かって姿勢をただした。
「『義姉上』などと恥ずかしゅうございます。名を呼んでくださいませ。」
『義姉上』という武家言葉に、静の言葉はスッと奥女中のそれに変わっていた。
栄嘉がフォフォフォと柔らかい笑い声で割って入る。
「お静、それでは示しがつかぬ。というより、この中で一番武家らしいのはそなたじゃがな。」
「え?」
静は膝の上にきちんと手を重ねて、栄嘉を見、小首をかしげた。
「気づいておらぬところが、お静じゃの。」
そう言うと栄嘉は、またフォフォフォと笑った。笑ったあとに、白髪混じりの福々しい翁は姿勢をただした。
庭から秋の訪れを知らせる虫たちの音色が聞こえる。
「柾吉殿、お静は我が娘となった。」
穏やかながら低い声で、栄嘉は切り出した。
「へぇ。」
合わせて正座をした柾吉が、殊勝な顔で返事をする。
「したが、儂はもう隠居の身じゃし、仮親でよいと思うておる。じゃから前にも言うたとおり、この家の中でなら、今まで通りの親子でおるがよい。」
「すまねぇ。ありがたいこってす。」
ガバッと手をついて柾吉は頭を下げた。
「じゃが、建前は儂の娘、久と嘉衛門の妹、才兵衛の姉、の『神尾静』じゃ。」
「わかっておりやす。」
柾吉は背筋を伸ばし、栄嘉をまっすぐ見ると武士のように力強く頷いた。
「うむ。辛いじゃろうがの。」
栄嘉の顔が歪むように緩んだ。
「なんの、娘が幸せであるのになんの辛いことがあろうか。なぁ、お富。」
太ももをパチンと威勢よく叩くと、笑顔を作り、柾吉は妻の方を見た。
「そうですよ。」
富も力強く頷いた。栄嘉が小さく頷きながら、それを見ている。
静はうつむいて、鼻の奥がツンと痛むのをこらえた。
「美津も『お静ちゃん』と呼ぶのはこの屋の中だけにいたせ。そなたは『義姉上』じゃからな。」
「はい。」
美津が少し小さく身を縮めて、素直に返事する。
「静もな。」
「はい。」
静は栄嘉を一旦見つめると、軽く頭を下げ、しっかりと返事をした。
「しばらく馴れぬであろうが、嘉衛門は『義兄上』、美津は『義姉上』、才兵衛は『才兵衛殿』と呼ぶがよかろう。」
「はい。承知いたしました。」
静は浅く、ピタリと頭を下げ、義父の言葉を受けた。
「お義父上、私はどう呼べばよいでしょう。」
美津は、自分の横に戻った栄太郎にお茶を飲ませながら、義父に少し甘えるように聞いた。
「『お静』。じゃろうな。義姉上じゃから。」
「そうなのですか? ならば、『お静ちゃん』でよいではありませんか。ねぇ、お静ちゃん。」
すでに二児の母になっているのに、仕草も声もどこか娘のような美津である。
「はい、義姉上さま。」
静は、にっこり笑って美津に返事をした。
「うわ~、止めて止めて。そぞ気立つ~。」
美津は鳥肌の立った白く美しい腕をさすった。
「わかったわ。お美っちゃん。」
静は幼馴染みを以前のように呼んで、笑顔で小首を傾けた。
皆の力強い笑い声の中に、静は自分の生きる力が戻ってくる気がした。
「栄太ちゃんも大きくなったわね。」
箸を握りしめ、なんとか自分でご飯を食べようとしている栄太郎に静は目を細めた。自分がお城に上がる前は、まだ静がひょいと抱き上げてやれるほどの小さな幼児だった。
「栄太郎、叔母上ですよ。」
美津が、静の前に栄太郎を立たせた。
「え?」
静が目を丸くする。
「私が『義姉上』なら、栄太郎とお糸には『叔母上』です。」
美津は幼馴染みを見て、いたずらっぽく微笑んだ。
「おばうえ?」
栄太郎は、静を見て不思議そうに声をかけた。静は、にっこり笑うとその小さな手をそっととり、栄太郎をしっかり見て返事をする。
「はい。栄太郎どの。」
「あっ、やっぱり、なんか、しっくりこないわぁ。」
天を仰ぎ、首をひねる美津の様子に、また座の空気がぐっと和らいだ。
「いやいや、お静はまこと武家の娘らしゅうなった。」
栄嘉が優しい口調で感心する。
「そのような……」
「きつく躾られたんじゃないかい?」
小さく首を振った静に、富がまた細い眉を寄せて心配そうに訊いた。
「いいえ。おっかさん。皆様よい方で、楽しゅう教わっております。」
「そうかい?」
富はぽっちゃりした顔に、まだどこか不安そうな笑顔を乗せた。
「お城では、どのようにお過ごしなのですか?」
先ほど話を逸らされた才兵衛が、キラキラした瞳でまっすぐ静に尋ねる。静が少し口ごもった。
「それは……」
「才兵衛、お城でのことは外では話せぬはずだ。察して差し上げよ。」
嘉衛門が家長らしく、低い声でピシリと弟を諌める。
「はい。」
目を伏せ、うつむいた才兵衛は、申し訳なさそうに返事をした。静はその様子を見ると、どうもかわいそうになる。
「才兵衛殿、私は女中奉公ゆえ、細々したことをお手伝いいたしております。お久さまやお美っちゃんがやることと、さほど変わりはありませぬ。」
静はえくぼを浮かべて、義弟に報告した。
「そうなのですか?」
別世界を想像していたのか、才兵衛は拍子抜けしたような声を出す。
「はい。」
「そうなのですか…」
静の返事に、才兵衛は心底残念そうな声を出した。その青年らしい落胆ぶりに、また笑い声が咲いた。
「静、見違えたねぇ。」
静と才兵衛のやりとりを見ていた富が、感慨深げに言う。
「なんだ、お前、今ごろ気づいたのか。」
「いいじゃないか。気づいたんだから。」
「ま、そりゃそうだ。」
柾吉と富の絶妙なやり取りも恐れず、美津が割って入る。
「お作法は教えてもらうの?」
義父が感心するように時々静を見ている。いや、自分からみても、一年半前の静とはまるで違う所作の美しさに憧れる。自分もそんな風になりたいと美津は思っていた。
「そう。旦那さまや皆様から。」
静は嬉しそうに、にこにこと返事をした。
「じゃぁ、いるうちにアタシに教えてくれる?」
「美津。そのような。」
妻の遠慮のない言葉に、嘉衛門は慌ててたしなめた。
しかし、静はその言葉を気にかけず、にっこりと微笑んで、
「はい。義姉上さま。」
と、ゆっくり返事した。
「ああ~っ。やっぱりなんだかモジモジするわ。」
美津が華奢な身を、軽くブルッと震わせる。
「美津は『義姉上』と呼ばれるのに馴れることからじゃな。」
栄嘉のフォッフォッフォという笑い声に、皆の大笑いが重なった。
名残惜しい宴は過ぎた。富が片付けを手伝う間に柾吉は酒を過ごし、富は呆れ顔をしながら千鳥足の柾吉を支えて帰っていった。見送る静を何度も振り返りながら。
静は糸をおぶった美津と共に片付けを終え、離れに行く前に栄嘉に挨拶をする。栄嘉は栄太郎の相手をしていた。
「義父上さま、今宵のお心遣い染み入りましてございます。まことにありがとう存じまする。」
静は深々と礼をした。その芯がぶれず、流れるような所作を栄嘉は本当に美しいと思う。
「うむ。柾吉殿も呑まずにはおられなんだのであろう。」
自分の回りをぐるぐる回る栄太郎を膝の上に停めると、栄嘉は寂しそうに呟いた。
「はい。」
静も寂しそうに答えた。
「まぁ、また離れにでも顔を見せてもらえばよい。疲れたじゃろう。ゆっくり休め。」
「ありがとうございまする。ではこれにて失礼いたします。おやすみなされませ。」
静が義父に、きれいな礼を見せると、栄太郎がトトトと近寄ってきた。
「かえるの?」
「おにわの離れにいます。栄太郎どのも、また遊びにきてくだされ。」
小首をかしげる栄太郎の体に、そっと手をやると静は優しく話しかけた。
「うん!」
「おやすみなさいませ。」
「おやすみなさいませっ。」
静が栄太郎に礼をすると、栄太郎もちょこんと座って静に礼をした。小さなかわいい甥の頭を微笑んで撫でた静は、もう一度栄嘉に礼をして下がった。
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