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第4章
勇者達の興奮
しおりを挟む「あっ...そろそろだね」
「本当だ、何人か倒れてない?」
「鼻血出して倒れてるだけだと思うけど、服が真っ赤に染まるほど出すとは...」
「ふふ、それだけナギア君の魅力が伝わったという事じゃない?」
「...とても恥ずかしいから止めてくれ」
「照れるナギア君も大好きだから止めないよ~
...あの時、ナギア君の心が読んでたはずなのに、考えていることと全く関係なかったプロポーズをしてくるから驚いちゃったよ。
予想外なことを言われて感動しちゃったな~」
「あの時は、さすがに心を読まれていたらネタバレしてるみたいで嫌だったんだ。だから、多重思考で僕があの状況で考えそうな事を考えて、本心を読まれないようにしたんだ」
「なるほどね。ナギア君に対する対抗手段が一つ消えちゃったな~」
「そんなこと言いながら、手段をいくらでも考えてるんでしょ?」
「いくつかね。これ以上模索しても秘密だからね」
「次試合するときまでのお楽しみってことか...」
「試合以外にもね...」
「え?」
「さぁ、皆観終わったみたいだから行こう!
私は女性の方が大変なことになってるからお風呂入れて来るね。だから、男性の方はよろしくね!」
「え?待って...行っちゃった。
モチ、プ二、僕達も行こうか」
「きゅぴ!」
「もきゅ!」
先に行ってしまったリルリアを追うように、ナギアはモチとプ二を連れて映像を見終わった勇者達の場所に戻るのだった。
「あ、あれ?...あっ、ナギアさん!」
「終ったみたいだから戻したよ。
女性の方はハプニングがあったとのことで風呂に行ってるけど、待ってる間何しようか?」
映像を見終わった男達は目の前の景色が一瞬で変わったことを理解し、ナギアを見つけると尊敬の眼差しでナギアを見始めた。
「ナギアさん!俺とても感動しました!」
「あのセリフは考えていたのですか!?映画を生で見た気分です!」
「さすがナギア君だね。私には難しそうです」
「おいガル、お前泣いているのか?」
「ちげぇよ!ただ、あの時の小さかった2人が立派に成長したんだなって考えたら目の前がぼやけてきただけだ!」
「ふっ、嬉しき泣きは恥じることでない。
私も感動した。おめでとう、ナギア」
勇者達や元クラスメイト達はそれぞれ感想を言いながら、ナギアに祝福の言葉を送った。
「ありがとう...とりあえず僕の話はいいから、暇な時間何したい?」
「女子達は風呂入ってるんですよね?」
「そうだけど、覗きに行きたいのなら一人で探して見てくると良い...僕よりも容赦ない人に何されるか分からないけどね...」
「い、いや違います!
俺はただ、露天風呂とかに久しぶりに入りたいなと思っただけです!
...って、リルリアさんは容赦ないんですか?」
「誰とは言わないけど、過去に色々ね...この話は終わり!
えーと、露天風呂ね。他の人も露天風呂で良いかな?」
勇者達はナギアが過去を思い出しながら言ったセリフに不安感を覚えながらも聞いていたが、ナギアが強引に話を終わらせて別の話に切り替えたので、謎のモヤモヤを残しながら頷くのだった。
「...はい、準備できたから転移するよ」
露天風呂の準備を一瞬で終わらせたナギアは男達を連れて、風呂場の方に転移するのだった...
リルリア side
「リルリアさん、指輪見せてください!」
「良いよ」
私は大きな浴場に血まみれとなった勇者の人達を案内すると「一緒に入りましょう!」と言われたので、一緒に入る事になった。
皆さんとの会話を楽しんでいると、勇者の1人が指輪を見せてとお願いしてきたので、左手を見せると「キャー!」と凄く喜ばれた。
「そんなに叫ぶほどなの?」
「そりゃ、もう最高ですよ!
結婚式とかはやるのですか!?」
「結婚式?...あぁ、私達の世界では結婚を祝う宴をしますよ。
家族や友人を呼んでパーティーするとナギア君が言ってましたね」
「おぉ!私達も呼んで下さい!
パーティーはいつするのですか?」
「まだ未定と聞いてます。
後でナギア君に聞いてみますね」
「ありがとうございます!」
その後、私達は湯船に浸かりながら色んな話をした。
ほとんどナギア君と私の話題だったが、こうして振り返ることでナギア君との忘れていた思い出を思い出す事も出来たので良かった。
私達は風呂から上がった後、ナギア君が造った食堂に向かった...
======================
どうも!こんにちは
そろそろ終わると思います。
(今考えると4章が長すぎて計画性の無さがよく分かりますね(^^;
計画を立ててから進めるべきだった...)
温泉って良いですよね~
風呂、露天風呂とか書いていたら
久しぶりに温泉に行きたくなりましたw
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