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第2章

学園祭での注意事項

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「それでは、明日行われる学園祭について説明していきたいと思います」

月日が流れるのはとても早く、学園祭というこの学校....いや、このイソーギス国の目玉行事が行われるらしい。
屋台を開いて一儲けしようとする者、一人前の商人を目指すため屋台で経験を積む者、闘技大会を見に様々な国から強い者や将来有望の生徒をスカウトしに来る者、優勝商品目当てで闘技大会一般の部に参加しようとする者と色々な人が集まるのだ。

ミー先生は学園祭の注意事項などを話し始めた。

「まず、学園祭では学園と関係ない者も来ますので事件には気を付けて下さい。人混みに紛れてスリやわいせつな行為などを行う者も過去にあったそうなので、そういう人を見つけたら巡回警備をしている教職員に伝えて下さい。高ランク冒険者のナギア君とリルリアさんは捕まえてしまっても構わないそうです。学園長が言っていましたが、教職員よりも確実に捕らえることが出来ると思いますのでよろしくお願いします」

「「はい」」

「それと、闘技大会についての説明もさせて頂きます。参加者はそれぞれ番号の書かれたくじを引いてもらいます。人数は多いので、最初に同じ数字の人達でバトルロイヤル形式で最後の1人がトーナメントに出場出来ます。
そして、トーナメントを勝ち抜くと優勝者には豪華賞品がありますが上級生なども一緒なので頑張ってください」

「..先生武器の制限などはありますか?」

ディーナが武器についての説明を求めた。
入学試験時に得意な弓を使えなかった事が気がかりなのか今回は早いうちに聞いた。

「武器は基本自由ですが、聖武器や魔武器、特殊な武器は教員の判断しだいで使えません。まぁ、持っている人は少ないので大丈夫だと思いますが..」

え?..何で僕のほうを見るの?

「仕方ないよ..ナギア君だし」
「そうだよ!ナギア君だし」
「そうですね..ナギア君ですし」

うわぁ酷いな~
僕だって聖武器なんて見たことないよ!
あれかな?聖剣 エクスカリバーとかあるのかな?
あるのなら、その聖剣より良い性能の武器を作りたいねぇ~

「他に質問はありませんか?
....無いのなら、次の説明に移りますね。
今年の学園祭から闘技大会で従魔の部門が追加されました。一般の人も参加出来るので、参加者が多ければトーナメント出場をかけてのバトルロイヤル形式で始めます。
この中で従魔と契約している生徒は......あっ..ナギア君とリルリアさんだけですね」

「『あっ』って何ですか?先生」

「いや失礼しました。実はジャホーイ先生が2人の従魔に驚いていたもので..」

「2人とも従魔契約の科目とってたんだよね!」
「そういえば、どんな魔物と契約したのか見てないし聞いでせんでしたね!」

ファルとデスタが聞いてきた事で他の人も2人の従魔を見たいと言い出した。

そういえば言ってなかったな~

ナギアとリルリアはその場でモチとプニを呼び出した。ミー先生もジャホーイ先生から話だけは聞いていたので気になっていた。

「きゅぴ!!」「もきゅ!!」

「......可愛い..」
「これが癒しなんですね..」
「..はわわわ.....ビュー!! バダン!!」
「ディーナさん!大丈夫ですか!?」
「なんだよ、ただのスライムとトビウサギじゃねぇか」
「ガル..貴様にはわからんのか?この異常な魔力を..」

ファルはいつもの大きな声が小さくなり、
デスタは癒しというものを覚えた。
ディーナは2匹の可愛さに鼻血を噴き出し倒れてしまい先生に心配されていた。
ガルはFランクの魔物にガッカリした様子だったが、スクラフーラの言葉に驚いて二度見した。

「この子がトビウサギのモチだよ!」

「こっちはスライムのプニたよ!」

「皆さんが誤解しないように私が従魔契約科目担当教師から聞いた、この2匹の従魔について話しましょう。
火竜を余裕で倒す実力があるので、Fランク魔物だと思って怒らせては駄目ですよ。
2人も2匹の管理はしっかりとして下さいね?
止められるのは貴方達だけなので」

「「はーい」」

ミー先生の言葉に返事をしみんなを見ると固まっていた。

「どうしたの?」

「..いや、火竜を余裕で倒すってどうやって倒したんだろうって考えてたんだ」

デスタ君は皆の心を代弁して話してくれた。

「モチちゃんの時は火のブレス躱して、耳で叩いて倒してたよ」

「プニの時は体の一部を伸して突き刺して終わったよ~」

『........』

あれ?また皆静かになっちゃった..
変な事言ったかな?

「コホン..とりあえず従魔部門出るなら頑張ってくださいね。
質問も無さそうなので、訓練場で鍛錬でもしましょう」

『はい!』

その日は訓練場でそれぞれの自己練習をした。
ナギアとリルリアは従魔の育成に力をいれその日の授業は終わった。



======================
どうも!こんにちは

お気に入り数が2200越えました!
ありがとうございます!

これで闘技大会の仕組みを伝える事が出来たので闘技大会の話が書けそうですね!
(伝わらなかったらすみません)
クラスメイトはナギアの本格的な修行を受けてないので化物じみた戦闘力はありません。
アドバイスを貰うくらいです。
(戦いをうまく表現したいですね..)
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感想 586

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