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第2章
従魔がおかしい..
しおりを挟むナギアです!
とうとう私は神引きをしてしまいました!
スライムです..そう!スライムですよ!
僕は育成ゲームとかやる時は見た目重視でカッコイイ系よりカワイイ系を最優先で育ててまいりました!
いや~自分の使える属性や魔法を色々と込めて卵を孵したかいがありましたね!
もし異世界にいけたら最弱と呼ばれる魔物を最強に育てたいと思っていた事もありました。
この世界ではFランクと呼ばれる魔物は人を襲わない無害な生き物と言われています。
駆け出しの冒険者がEランクのゴブリンを相手にする前に攻撃して来ないFランクの魔物を狩ってレベル上げをする人もいます。
僕とリアが卵から孵したのは両方Fランクのトビウサギとスライムです。
リアが抱えているトビウサギの見た目は薄水色に丸っこい体で大きな耳がついている。
『もきゅ!』っと鳴いています....やばい!可愛すぎる!
僕の召喚したのはスライムです!召喚する時に心の中でひたすら『スライムスライムスライム・・・』と祈っていた事が良かったみたいですね!
現在僕の頭に乗っているスライムの見た目は半透明な黒色をしていますが、さっきから様々な色に変えたりしているので、色は好きな色に変えることが出来るらしい。
スライムだから液体でドロっとしているのかと思ったがスライムが調節してくれているのか、今は水風船より柔らかいものを触っている感じだった....
そして、どこから発声しているのか分からないが『きゅぴ!』っと鳴いている....グッジョブ!!
「リアはどう?凄く可愛いトビウサギだけど、イメージ通りだった?」
「うん!もう満足だよ~
ナギア君も普通のスライムと雰囲気違うけど、欲しがってたスライム手に入って良かったね!」
リルリアはそう言いながら、幸せそうにトビウサギに頬ずりした。
あれ?スライムが欲しいってリアに言った覚えないのにな...気のせいか~
ナギアもトビウサギを触らせてもらうと、意外な事にナギアにも懐いてくれた。
リルリアもスライムに気に入られたのか触らせてもらっていた。
あ~兎ってこんなに触り心地良かったんだな~
「あ、あのじゃい。そろそろ話を始めるから2人の世界から戻ってくるのじゃい!」
ジャホーイ先生は最初は他の生徒達に馬鹿にされていたナギアとリルリアを心配していたが、2人の従魔に対する思いが凄すぎて心配は無用だと判断した。
「それぞれ自分の従魔とコミュニケーションは取ったようじゃから授業の続きを説明するのじゃい!
今生まれてコミュニケーションを取ったことで、既に契約は出来ているはずじゃい!
あとは自分達で責任もって育ててやるのじゃい!定期的に育ち具合を確かめたいから1ヶ月に1度軽く試験をやるのじゃい。それと、年に1度だけ従魔大会でも開こうと思っておるのじゃい!
優勝商品は豪華にしてやるから楽しみにしておるのじゃい!」
ジャホーイ先生は解散なのじゃい!と言い今日の従魔契約の授業は終わった。
「トビウサギとスライム鑑定してみよう」
「そうだね!」
ナギアとリルリアは2匹を鑑定した。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
《 ステータス 》
名前:ありません
レベル:1
種族:???(多分..スライム)
HP:1000
MP:1000
攻撃:1000
防御:1000
魔力:1000
器用:1000
素早さ:1000
運:50
【スキル】
吸収
変形
隠蔽
【称号】
謎のスライム
武術と魔術の才
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
《 ステータス 》
名前:ありません
レベル:1
種族:???(..トビウサギ?)
HP:1200
MP:1000
攻撃:1100
防御:900
魔力:1000
器用:800
素早さ:1000
運:50
【スキル】
飛翔
気配感知
【称号】
これはトビウサギなの?
武術と魔術の才
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
「「..........」」
「きゅぴ?」「もきゅ?」
2人は2匹のステータスを見て呆然としてしまった..
「ナ、ナギア君..ステータスも驚いたけど種族の表記がおかしいよ?」
「あ、うん。多分神様も初めてなんだと思うよ..?」
ナギアとリルリアは1度深呼吸をして落ち着いた。
「ふぅ、でも私は嬉しく感じた事もあるんだよ?」
「え?」
「1つ目、表記されてるステータスの数値の平均が同じ。
2つ目、種族表記も???で同じ
3つ目、付いてる称号も同じことだよ!
ナギア君の魔物と私の魔物のお揃いの箇所が幾つかあって嬉しいんだ~」
リルリアはトビウサギを抱えながらクルクル回って喜びを体で表していた。
「そうだね~、僕も嬉しいよ。
もう授業も無いみたいだし帰ろうか」
「うん!」
「君達!待ちたまえ!」
ナギアとリルリアが従魔を抱えて訓練場をでようとしたら声をかけられた....ハクシャだ。
「君達がイチャイチャし終わるのを待っていたんだ。有難く思いたまえ平民」
「で?用件は何?」
「君達には正直負けてばかりだから、僕は従魔大会で君達を倒して見せる!....まぁ宣戦布告というものだよ。それだけだ!」
「うん!僕達も全力で行くよ!」
「私達は簡単には負けないですよ!」
おぉ、ハクシャ君の事だから斬りかかってくると思ったが、授業前の事が効いたのかな?
リアもやる気に溢れてるな~
ハクシャは宣言した後そのまま帰っていったので、ナギアとリルリアも森の小屋に帰るのだった....
======================
どうも!こんにちは
お気に入り数が1800越えました!
ありがとうございます!
ナギアのキャラ崩壊は感情が高ぶった時になるので、今日は少しだけ崩壊しましたね。
平和な回が続いているので、
ナギアのキャラ崩壊具合が少ないですね。
ジャホーイ先生の口調が
読みずらい事はすみません!
なるべく『!』以外にも使っているのですが、
それだけ元気の良い人なので難しいです..
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