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第1章

転生と第一の試練

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目を開けると知らない天井が見えた。

おぉー、ちゃんと転生できたみたいだなー

今自分は赤ちゃん用の
小さなベッドで寝かされているみたいだ
周りは落ちないように木の柵で囲まれている。
窓の近くにベッドが置かれているため外が見える。

あーいい天気だなぁ!快晴やないか!

起き上がることが
出来れば外の様子が見れるかもしれないが
体はおろか首すらも傾ける事が出来ない..

生まれたてだから仕方ないよね..
無理に動かしてもうつ伏せになったら
窒息死してしまうかもしれないし…

空を見ていると扉の開く音が聞こえた

「あら~起きてたのね」

青い髪の可愛い女性が現れた
とてもゆるふわなオーラを出しているが
母親である事はすぐにわかった。

「よいしょっ」

お?すごい怪力ですね~
あっ今は赤ん坊だから軽いんだったな..

母親が自分を抱き上げる事に
一瞬驚くがすぐに自己解決した。

抱き上げられた事により見えなかった
部屋の内装を見る事ができた。
部屋は少し狭く本棚と机と椅子が置いてあった

やった!本が近くにある!
異世界の事を知るには
やっぱり本だと思うよね!

窓の外を見ると……絶景だった。
遠くの方に
雲を貫くような高い山々が見えたのだ。

本当に異世界なんだな~ 

景色に感動していると
母親は胸を出してきた……は?

「ミルクの時間ですよ~」

はい?え?……そうだった…
赤ちゃんの第一の試練である《ミルクの時間》
生きるためには仕方ない..仕方ないんだ!

覚悟を決めてミルクの時間に挑んだが
不思議と変な気持ちは現れず
安心感が自分を包んだ……

母親って偉大なんだなー

飲み終わると眠気がやってきて
そのまま意識がなくなった……

「寝ちゃったか~
本当に可愛いな~えへへ~
パパが帰ってきたら名前つけてあげるからね」

寝ている自分を
ベッドに戻すと何処かへ行ってしまった。



=========================

やっと転生しましたね!
母親は自分の子供に甘いタイプです!
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