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プロローグ

特典の授与

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夜乃は自分のステータスを見て少し驚いていると
今まで黙っていたセレネが話し始めた

『貴方が今まで経験したことをスキルとして反映しといたわ
《 夜の神の加護 》はいつ付いたのか分からないけど
夜の神も貴方のことを心配して加護を与えたのでしょう』
 
夜の神様、
加護を与えていただきありがとうございます!

夜乃は見たことない神様に心の中でお礼を言った。


『……え?』

メシルフィアネも夜乃のステータスを見て一瞬驚き曇った表情をしたが
すぐにイケメンスマイルな顔に切り替えた。

『夜乃君、とりあえず欲しいスキルはありますか?』

「その前に質問なんですが
【エスポワ】では魔法とはどんなものなのですか?」

夜乃は自分の考えている魔法と【エスポワ】に存在する魔法が違った時
考えてたスキルを変えなくてはならないと思ってた。

『魔法とは体内に存在する魔力を消費することで発動することが出来ます。
一般的には呪文を詠唱して出したりしますが、
使う魔法をイメージ出来ていれば詠唱は不要です。
ちなみにステータスに表記されている《魔力》は魔法の威力が上がったりMPの回復速度に影響することをを意味してます』

「教えていただきありがとうございます!
では、イメージ強化系のスキルはありますか?」

メシルフィアネの説明を聞いた夜乃は
自分の欲しいスキルを言った。

『え?一応ありますが、
ほとんど使われない様なスキルですが良いのですか?』

「はい!大丈夫です!」

『わかりました。
まだスキルを与えることが出来ますが
欲しいスキルはありますか?』

「特にないのでオススメがありましたら
それでお願いします!」

『 では、《空間魔法》《重力魔法》を与えましょう。
とても使いづらいですが
夜乃君なら使いこなせると思います。
そして私からの特典ギフトはこれらを与えましょう!
ついでに加護も与えますよ!』

瞬間、体の中に暖かいものが流れてくる感覚がした

『私からも加護を与えといたわ
自分のステータスを確認してみなさい』

セレネに言われステータスを開いた


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


《 ステータス 》
名前:夜乃よるの なぎ
年齢:15
レベル:1

種族:人族

HP:100
MP:100

攻撃:40
防御:70
魔力:40
器用:60
素早さ:70
運:80

固有スキル
鑑定 New!
無限収納インベントリ New!
想像強化 New!
空間魔法 New!
重力魔法 New!


スキル
並列思考
気配感知
料理
隠密

耐性スキル
痛覚耐性
精神耐性
火耐性
水耐性
毒耐性
寒さ耐性

加護
夜の神の加護
月の神の加護 New!
メシルフィアネの加護 New!

称号
様々な性格を持つ者
神に同情された者


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


『そろそろ時間なので行ってもらいます
何か困ったことなどありましたら教会に来てください。
夜乃君の助けになれるかもしれません。』

メシルフィアネが言い終えると
セレネが頭を撫でてきた

『これから貴方には
いろんな事が起こるかもしれない..
だけど諦めないで一生懸命生きなさい』

「ありがとうございます!
短い間でしたがお世話になりました。
新しい人生、頑張って生きたいと思います!」

夜乃が言い終えると
足元に魔法陣が浮かび体が徐々に消えていった....





『行きましたね..
セレネさん夜乃君について聞いてもいいですか?』

メシルフィアネは夜乃のステータス見て
異常だと感じていた。
普通の人であれば料理スキルなど身に付いていてもおかしくはないが、
隠密や気配感知、耐性スキルの多さはおかしかった

『彼は悪神の悪戯を受けていたのよ..
その影響で運の悪すぎる人生を送っていたの
彼が今回の件で死んだことにより
悪神の今までの行動がわかったの..』

セレネによると今回の事件の後、
悪神の影響を受けた夜乃を
治療し脅威を取り除いたのだ。
夜乃がステータスを見た時の《運》は
元に戻った時の数値である。

『他の被害者はいたのですか?
それと、悪神はどうなりましたか?』

『悪神の影響を受けた人はいましたが、
生まれたばかりで事が起こる前に治療出来ました。
悪神の方は他の神と討伐に向かったのですが逃げられました。』

『他の被害者に何事もなくて良かったです。
悪神の方はこちらでも何か判ったらすぐに伝えます』

『協力感謝いたします』

会話が終わると二人は夜乃が消えていった
魔法陣を心配そうに見つめた。

『夜乃君には幸せに生きて欲しいですね』

『前の人生の分も幸せになってもらいたいわ』

二人の神は白い部屋から消えていった…




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どうも!こんにちは

補足させていただきます
悪神と事件の原因の悪魔は関係ありません
運が悪くて狂った車が来てしまっただけです。
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