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第2章 さて、こうして町に僕は向かい、彼女達と出会う

65,彼女達

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 お説教を躱した僕は何とか部屋に戻ってきて今日は眠ることに。
 今頃多分、フィス達が話をしているのだろう。

「そういえば今回であったあの“魔物使い”は獣人だったな」

 獣人と言うと女神様は猫耳だった。
 だからこの世界は獣人が多いのかなと思ったけれどそうでもなさそうだ。
 もしかしたら僕が今いるこの場所が、人間が多い場所なのかもしれない。

 この“魔物使い”の件がどうにかなったら、

「ここ以外の場所も行ってみたいな。まずはここを拠点にして、という形だったけれど」

 大分魔法の使い方も覚えたし、それも楽しそうだ。
 でもそうするとここにいて仲良くなってしまった人達とお別れになってしまう。
 それはそれで寂しいけれど、

「また会いに来ればいいよね。ずっと会えないわけでもないし」

 そう僕は思って、よし、早く“魔物使い”達の陰謀を何とかしようと僕は思ったのだった。






 次の日、目を覚ましてから食堂に行くとサナとカレンにあう。
 ミミとフィス、アルトはいないようだった。
 あの三人は今何をしているのだろう?

 ここには泊まっていないのかもしれない。
 そうしたらどうしよう、少し話をした方がいいだろうか?

「そもそも出会った“魔物使い”が獣人だといった話は……フィスがしているかな? というか、フィスは何処にいるんだろう? サナは知っているかな?」
「知らないわね……“魔物使い”と関係があるならそのうち会うことになるかな? もしくは……」
「もしくは?」
「エリザの知り合いみたいだったら会いに行っているかもしれないわね」
「じゃあエリザに会いに行けば……いかなくても大丈夫そうだね」

 そこで、食堂にフィスとミミ、アルトが談笑しながら入ってきたのだった。

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