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同棲を始めようと部屋を探し・・・その矢先、ベッドの横に人が立っていた!

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職場恋愛をする私と孝之は、同棲を始めようと考えていた。
一緒に住む部屋も借りて、電化製品や家具も揃えた。
2人の愛の巣には大きなベッドを置き、窓から街の景色が見える素敵な場所にしようと決めた。

「いいところが見つかって良かったわね」
「そうだね。こんなにも恵まれた環境と快適なマンションが見つかって、本当に良かったよ」
「ええ、そうね」

ふかふかの新品のベッドの上で抱き合った2人は、快感を分かち合った。

朝、起きると、ベッドの横に女性が立っていた。
「キャッ!」
「うわっ!な、なに!?」
「あたしを勝手に捨てておいて、すぐに他の女に乗り換えるだなんて!許さないわよ!」
「もう別れたろ!?俺達、もう終わってんだよ!」
「勝手に終わらせないでよ!」

彼氏は、私と付き合っていながら、元カノとも付き合っていた。
そして、きちんと別れていなかったようで、相手は付き合ってるといまだに勘違いし、どう入手したのか、鍵で玄関を開けて、入ってきてしまったのだった。

女にだらしない彼氏との同棲をやめて、新たな恋愛探しを始めた私だった。
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