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12話
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「凄く気持ちいいですねぇー」
彼女は全身を震わせながらそのマッサージチェアを堪能していた。
「最近のマッサージチェアの進化は凄いらしいから。ここのホテルはお客様に快適なひと時を提供する為に最新のマッサージチェアを導入しているらしいよ」
その隣では僕が同じくマッサージチェアを使って体をほぐしている。
全身を揉み解されてしだ良い気持ちよくなっていく。あぁ~。蕩けるぅ~。
先日の買い物に付き合った疲労や、毎日椅子の前に座って溜まった腰への疲労が温泉効果と相まって取れていく。
「それで。支払いの件ですけど……」
リラックスしていたかと思えば彼女は先程の話を蒸し返してきた。
「うん。優待宿泊券は値段がつけられないんだ。つまり実質0円。0に掛け算をしても0円だよ。つまりもうお金は支払われたって事になる」
少し前の携帯の「それ最終的には金取ってるよね?」の実質ではなく文句なしの0円。
抜け穴だらけの僕の説明。それに彼女は納得がいかないのか食い下がる。
「だけどこれだけの設備ですよ。普通に利用したら高いに決まってます。せめて標準的な価格ぐらいは払わせてください」
確かに普通にここに泊まるのなら数万円はくだらない。だが……。
「実はもう相当額受け取ってるんだよね……」
僕の言葉に心当たりが無いのだろう、陽菜さんは首を傾げる。
「私はまだ何も払ってなんていませんよ」
確かにお金では支払ってもらっていない。だが、我が家の家事全般を手伝い、さらには素敵な笑顔を振りまく彼女の存在はいくらお金を払っても傍に置きたいぐらいには価値があると僕は思う。
だがそれを言っても彼女はきっと納得しないだろう。そのぐらいは短い付き合いでも理解できる。
だから僕は…………。
「とにかく優待宿泊券には値段がつけられないし、放っておけば期限切れ間近だったんだからさ。諦めてよ」
理詰めでいくことにした。
元々使う予定が無かったチケット。そして使わない場合は期限切れでゴミになっていた。
その事を丁寧に納得してもらえるように話していく。
最初は渋面を浮かべていた陽菜さんだったが。
「……わかりました」
どうにか説得に応じてくれた。
きっと心の奥では納得していないのだろう。表情に不満がにじみ出ている。
「言っておきますが、これは借りですからねっ! いつかきっちり返しますから」
堂々と借り宣言をする陽菜さん。返済は身体で払うという事でも良いのでしょうか?
もちろん僕は紳士なのでそんな要求はしないけど、世の中にはよからぬ輩がいるので発言には注意が必要だよ?
「海の幸に山の幸。更に鍋まで。豪華な夕飯だなー」
施設を堪能した僕と陽菜さんは部屋へと戻ってきた。そこで暫く寛いでいると、食事の用意が出来たと仲居さんが告げ、夕飯が運ばれてきた。
運ばれてきてみて吃驚。想像以上に豪華な食事だった。
思わず僕は写真を撮るとそれをアリスへと送りつける。
あいつにとってはこんな程度の食事は珍しくも無いかもしれないが、少しぐらいはこの旅行を断った後悔をしてもらえないかと思ったのだ。
つまりは単なる嫌がらせだ。
「今日一日驚き通してましたけど、まだ驚くなんて……本当にこれいくらするんですか?」
ほんとにね……。最初は株が安かったから買っただけだったのに。ここまでのサービスを受けられるなんて……。
宿泊業の原価は相当安いとは聞いているが、株主全員にここまで振舞ってしまって経営は大丈夫なのだろうか?
もっとも、現在の株価は買ったときの数倍まで跳ね上がっているので、安く手に入った僕は運が良かったのだろう。
うん。ここは良いね。お金に困っても絶対に手放さないようにしよっと。
「陽菜さん早く食べよう」
僕はお預けをくった犬のように涎を垂らしながら陽菜さんの様子を伺う。
「がっつきすぎですよ竜也さん。まずは手を洗って「頂きます」を言わないと。作ってくれた人に感謝をですね……」
陽菜さんの説教が長くなりそうなので僕は即座に離脱して手を洗いに向かった。
「「いただきます」」
二人向かい合って座ると食事を開始した。
まずは刺身だ。海老に大トロにタイ。ホタテにサーモン。
色彩が鮮やかなネタが溢れていて食べるのが楽しみだ。
「美味しい! 口の中でさっととろけるよこれっ!」
「本当ですね。海が近いから漁港から直に仕入れているのでしょうか? 新鮮で嫌な味が一つもしません」
僕とは違い、冷静に分析をしている陽菜さん。だが、その表情は今まで見た中でも最も幸せそうな笑顔を浮かべている。
「海かー。確か釣りとかも出来るんだったかな」
ホテルのサービスの一つに釣堀の存在もある。さすがにこの時間からだときついけど、折角だからやってみたかったな。
「じゃあ次の時にでもやりましょうよ」
「えっ……?」
陽菜さんの唐突な提案に僕は間抜けな声をだした。
「どうしたのでしょうか?」
陽菜さんは自分が何を言ったのかわからない様子で首を傾げる。
「それって僕とまたここに来てくれるって事?」
リゾートスパは本来、恋人か家族で来る場所だ。今回は僕が不意打ちをするような形で実現したが、次はどういう場所かわかっているのに……。
僕は妙に期待が篭った目で彼女を見てしまった。いかん。ドキがムネムネしてきたよ……。
「はい。次は私が全額だしますからね」
その言葉を聞いてて納得した。先程の借りを返すために彼女はそう言ってくれたんだ。
考えてみれば当然である。親戚とはいえこれ程の美少女なのだ、誘う相手は数多。わざわざ僕を誘う必要ないからね。
僕は残念な感情を極力表に出さないように努める。
それから二人で色んな食べ物を摘みながら味の批評をしていく。
楽しい時間はあっという間に過ぎ去り、テーブルの上の料理があらかた片付く頃には僕らは満腹になっていた。
「うー。ちょっと食べ過ぎたかも……」
僕は畳みに向かって倒れこむ。草の臭いが心を落ち着けてくれる。
「ですねー。眠くなってきちゃいました。帰りたくないかもです」
陽菜さんも足元を崩して椅子にもたれかかった。浴衣の隙間から白磁のような生足が晒される。
僕はそれを見なかったことにして体を横に倒した。
ぐでーんと言った感じでお互いに寛いでいる。お風呂に入って食事をすると動く気なくなる。
でも、そろそろ帰る準備をしないと地元に着くのが夜遅くになってしまう。
そんな後ろ髪を引かれつつも気力を持ち直そうとしていた僕の横に陽菜さんはごろんと転がると、倒れている僕に目線を合わせた。
「泊まっていくのは駄目なんでしょうか?」
唐突に彼女が告げた。まさにその事を考えていたので僕は彼女に心を読まれたんじゃないかとドキっとする。
「いやいやいや。さすがにそれは無いでしょう」
陽菜さんの言葉に内心焦りを覚えつつ否定する。それは僕にとってあまりにも都合が良すぎる展開だから。
だけど、彼女の追及はやまなかった。
「だって先程竜也さん言いましたよね?」
僕が……何言ったっけ?
「今日の設備は『優待宿泊券』のお陰で全部無料だと。そもそもここって宿泊部屋ですよね?」
実に鋭い推理だった。だが、素直に頷くと騙して泊まろうとしたように思われてしまう。
僕は最初から下心なんて無いのだ。だから親戚とはいえ女の子と同じ部屋と言うのは非常に不味いわけで。
だが、既に彼女は優待券の効果が宿泊も含んでいると察している。だからこそ下手なごまかしは逆効果だろう。
「はぁ。陽菜さんの言うとおりだよ。現在僕らはこの部屋に『宿泊』してるんだ」
「……やっぱり」
陽菜さんの言葉が聞こえる。
「だけど、さすがに夜をまたぐつもりは無かった。これは本当だよ。陽菜さんを騙すような形でチェックインしてしまったけど、そこだけは信じて欲しいんだ」
僕の真摯な言葉に耳を貸す。彼女は目を瞑り、何かを思案しているようだ。
そして暫くして考えが纏まったのか彼女は言った。
「解りました。つまり宿泊でも問題無いという事ですね」
僕は彼女が何を言っているのか完全に理解できなかった。
彼女は全身を震わせながらそのマッサージチェアを堪能していた。
「最近のマッサージチェアの進化は凄いらしいから。ここのホテルはお客様に快適なひと時を提供する為に最新のマッサージチェアを導入しているらしいよ」
その隣では僕が同じくマッサージチェアを使って体をほぐしている。
全身を揉み解されてしだ良い気持ちよくなっていく。あぁ~。蕩けるぅ~。
先日の買い物に付き合った疲労や、毎日椅子の前に座って溜まった腰への疲労が温泉効果と相まって取れていく。
「それで。支払いの件ですけど……」
リラックスしていたかと思えば彼女は先程の話を蒸し返してきた。
「うん。優待宿泊券は値段がつけられないんだ。つまり実質0円。0に掛け算をしても0円だよ。つまりもうお金は支払われたって事になる」
少し前の携帯の「それ最終的には金取ってるよね?」の実質ではなく文句なしの0円。
抜け穴だらけの僕の説明。それに彼女は納得がいかないのか食い下がる。
「だけどこれだけの設備ですよ。普通に利用したら高いに決まってます。せめて標準的な価格ぐらいは払わせてください」
確かに普通にここに泊まるのなら数万円はくだらない。だが……。
「実はもう相当額受け取ってるんだよね……」
僕の言葉に心当たりが無いのだろう、陽菜さんは首を傾げる。
「私はまだ何も払ってなんていませんよ」
確かにお金では支払ってもらっていない。だが、我が家の家事全般を手伝い、さらには素敵な笑顔を振りまく彼女の存在はいくらお金を払っても傍に置きたいぐらいには価値があると僕は思う。
だがそれを言っても彼女はきっと納得しないだろう。そのぐらいは短い付き合いでも理解できる。
だから僕は…………。
「とにかく優待宿泊券には値段がつけられないし、放っておけば期限切れ間近だったんだからさ。諦めてよ」
理詰めでいくことにした。
元々使う予定が無かったチケット。そして使わない場合は期限切れでゴミになっていた。
その事を丁寧に納得してもらえるように話していく。
最初は渋面を浮かべていた陽菜さんだったが。
「……わかりました」
どうにか説得に応じてくれた。
きっと心の奥では納得していないのだろう。表情に不満がにじみ出ている。
「言っておきますが、これは借りですからねっ! いつかきっちり返しますから」
堂々と借り宣言をする陽菜さん。返済は身体で払うという事でも良いのでしょうか?
もちろん僕は紳士なのでそんな要求はしないけど、世の中にはよからぬ輩がいるので発言には注意が必要だよ?
「海の幸に山の幸。更に鍋まで。豪華な夕飯だなー」
施設を堪能した僕と陽菜さんは部屋へと戻ってきた。そこで暫く寛いでいると、食事の用意が出来たと仲居さんが告げ、夕飯が運ばれてきた。
運ばれてきてみて吃驚。想像以上に豪華な食事だった。
思わず僕は写真を撮るとそれをアリスへと送りつける。
あいつにとってはこんな程度の食事は珍しくも無いかもしれないが、少しぐらいはこの旅行を断った後悔をしてもらえないかと思ったのだ。
つまりは単なる嫌がらせだ。
「今日一日驚き通してましたけど、まだ驚くなんて……本当にこれいくらするんですか?」
ほんとにね……。最初は株が安かったから買っただけだったのに。ここまでのサービスを受けられるなんて……。
宿泊業の原価は相当安いとは聞いているが、株主全員にここまで振舞ってしまって経営は大丈夫なのだろうか?
もっとも、現在の株価は買ったときの数倍まで跳ね上がっているので、安く手に入った僕は運が良かったのだろう。
うん。ここは良いね。お金に困っても絶対に手放さないようにしよっと。
「陽菜さん早く食べよう」
僕はお預けをくった犬のように涎を垂らしながら陽菜さんの様子を伺う。
「がっつきすぎですよ竜也さん。まずは手を洗って「頂きます」を言わないと。作ってくれた人に感謝をですね……」
陽菜さんの説教が長くなりそうなので僕は即座に離脱して手を洗いに向かった。
「「いただきます」」
二人向かい合って座ると食事を開始した。
まずは刺身だ。海老に大トロにタイ。ホタテにサーモン。
色彩が鮮やかなネタが溢れていて食べるのが楽しみだ。
「美味しい! 口の中でさっととろけるよこれっ!」
「本当ですね。海が近いから漁港から直に仕入れているのでしょうか? 新鮮で嫌な味が一つもしません」
僕とは違い、冷静に分析をしている陽菜さん。だが、その表情は今まで見た中でも最も幸せそうな笑顔を浮かべている。
「海かー。確か釣りとかも出来るんだったかな」
ホテルのサービスの一つに釣堀の存在もある。さすがにこの時間からだときついけど、折角だからやってみたかったな。
「じゃあ次の時にでもやりましょうよ」
「えっ……?」
陽菜さんの唐突な提案に僕は間抜けな声をだした。
「どうしたのでしょうか?」
陽菜さんは自分が何を言ったのかわからない様子で首を傾げる。
「それって僕とまたここに来てくれるって事?」
リゾートスパは本来、恋人か家族で来る場所だ。今回は僕が不意打ちをするような形で実現したが、次はどういう場所かわかっているのに……。
僕は妙に期待が篭った目で彼女を見てしまった。いかん。ドキがムネムネしてきたよ……。
「はい。次は私が全額だしますからね」
その言葉を聞いてて納得した。先程の借りを返すために彼女はそう言ってくれたんだ。
考えてみれば当然である。親戚とはいえこれ程の美少女なのだ、誘う相手は数多。わざわざ僕を誘う必要ないからね。
僕は残念な感情を極力表に出さないように努める。
それから二人で色んな食べ物を摘みながら味の批評をしていく。
楽しい時間はあっという間に過ぎ去り、テーブルの上の料理があらかた片付く頃には僕らは満腹になっていた。
「うー。ちょっと食べ過ぎたかも……」
僕は畳みに向かって倒れこむ。草の臭いが心を落ち着けてくれる。
「ですねー。眠くなってきちゃいました。帰りたくないかもです」
陽菜さんも足元を崩して椅子にもたれかかった。浴衣の隙間から白磁のような生足が晒される。
僕はそれを見なかったことにして体を横に倒した。
ぐでーんと言った感じでお互いに寛いでいる。お風呂に入って食事をすると動く気なくなる。
でも、そろそろ帰る準備をしないと地元に着くのが夜遅くになってしまう。
そんな後ろ髪を引かれつつも気力を持ち直そうとしていた僕の横に陽菜さんはごろんと転がると、倒れている僕に目線を合わせた。
「泊まっていくのは駄目なんでしょうか?」
唐突に彼女が告げた。まさにその事を考えていたので僕は彼女に心を読まれたんじゃないかとドキっとする。
「いやいやいや。さすがにそれは無いでしょう」
陽菜さんの言葉に内心焦りを覚えつつ否定する。それは僕にとってあまりにも都合が良すぎる展開だから。
だけど、彼女の追及はやまなかった。
「だって先程竜也さん言いましたよね?」
僕が……何言ったっけ?
「今日の設備は『優待宿泊券』のお陰で全部無料だと。そもそもここって宿泊部屋ですよね?」
実に鋭い推理だった。だが、素直に頷くと騙して泊まろうとしたように思われてしまう。
僕は最初から下心なんて無いのだ。だから親戚とはいえ女の子と同じ部屋と言うのは非常に不味いわけで。
だが、既に彼女は優待券の効果が宿泊も含んでいると察している。だからこそ下手なごまかしは逆効果だろう。
「はぁ。陽菜さんの言うとおりだよ。現在僕らはこの部屋に『宿泊』してるんだ」
「……やっぱり」
陽菜さんの言葉が聞こえる。
「だけど、さすがに夜をまたぐつもりは無かった。これは本当だよ。陽菜さんを騙すような形でチェックインしてしまったけど、そこだけは信じて欲しいんだ」
僕の真摯な言葉に耳を貸す。彼女は目を瞑り、何かを思案しているようだ。
そして暫くして考えが纏まったのか彼女は言った。
「解りました。つまり宿泊でも問題無いという事ですね」
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