リライト

8日目: その表現は蛇足かも

　休み明けの仕事が始まった。
　久しぶりのリライトだったが、作業ははかどった。
　AI判定率は20～50パーセントだった。出始めにしてはまずまずのパーセンテージだ。


　休みの間に、YouTubeでリライトについて解説した動画を何本か見ていた。
　僕の知らないポイントもいくつか挙げられており、勉強になった。
　せっかくなので、面白いと思ったポイントをここでまとめたい。


　まず、リライトでは不要な情報をできるだけ削ることが大事らしい。
　例えば、導入部分で「それでは参りましょう」と付け足したり、結論部分で「いかがでしたでしょうか」と加えたりするのは蛇足になる。
　だから、そういった表現は消し、結論とその理由だけを述べるのだという。


　僕としては、そういった言葉を消すと、構造が露骨に見えてしまったり、やや粗雑な印象を受けたりするので、やっぱりクッション言葉は置いておきたい。
　だが、ある解説者は「ライターの仕事は、どう伝えるかよりも、何を伝えるかの方が大事」だと説明していた。
　つまり、文字にこだわるのではなく、必要な情報を伝える方が大事ということだ。
　内容があれば、多少の言葉の違いは気にしなくていい。とても本質的な考え方だ。


　僕はこの考え方をリライトで試してみた。不要な言葉は除き、必要な情報だけを述べるように心がけた。
　結果、文字数が減り、かなり読みやすくなった。必要な情報が記事のどこにあるのか、ぱっと見てわかるようになった。
　だが、AI判定にかけると、AI率は45～50パーセントに上がった。必要な情報だけを載せているので、少し機械的に見えるのかもしれない。
　やはり、塩梅が必要になるのだろう。解説者の考え方を受け入れつつ、自分のやり方も混ぜるのがいいのかもしれない。