リライト

3日目:堅い表現はくだけて

　週明けの仕事が始まった。2日日を開けたので、少し感覚が鈍っているかもしれないと気がかりになった。
　実際、午前はあまり捗らなかった。だが、午後からはスピードを上げて作業ができた。


　今日も前回と同じように、リライトしたものを見出しごとにAI判定にかけた。
　今回は出だしからAI率が10パーセントと、順調だった。
　その後も10～25パーセント内に収まり、限りなくAI率の低い記事が完成した。
　初日の記事には2日かかったが、今回は作業も慣れてきたのか、1日で記事が出来上がった。


　リライトを重ねるうちに、段々と書き方の基本が作られてきた。
　やはりAIの書く記事には一定の決まりがあるので、対策がしやすい。
　接続詞は好例だ。例えば対立は、文語の「しかし」から口語の「ですが」に変えれば、堅すぎない自然な文になる。
　「加えて」についても、「さらに」や「また」と簡単な表現に変えれば、読みやすくなる。
　細々とした修正ではあるが、ぱっと見た感じで親しみやすさが伝わるので、是非これからも直していきたい。


　さらに、他のおさえたい表現として、「～が最適」、「～によって異なる」がある。
　「最適」に関しては、恐らく"optimal"が原文になっているのだろう。こちらも英語表現では便利な単語だが、多用される傾向があるので、どうしてもくどくなってしまう。
　僕はこの単語を「～が一番」、「～がおすすめ」、「～がちょうどいい」などに変えている。もちろん文脈に合わせて表現は変わる。
　AI文のリライトでは、とにかく堅苦しい表現を直すことがポイントになる。
　Web記事の読者は幅広いので、誰にでも読めることが大事だ。


　単語表現も大事だが、文章の構成自体も変えていくとなお良い。
　AI構文は文脈を無視していきなり説明から入ったり、説明だけに尽くしてしまうことがあるので、どこか大雑把な印象を受ける。
　例えば、AIがリライトの記事について書くと、以下のようになる。少し長くなるので、次の章に載せたい。