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第二章 熱き炎よギルロに届け、切なる思い
その228裏
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「げぇ…。また浮浪殲滅部隊が呼ばれたらしいなぁぁ」
「シロク、お前悲しいのか?浮浪殲滅部隊がこのままだと無くなるぞ」
「ぐははっ!弱者は滅びるのみだよ、ハロス。ホルケンダ様のお教えを体現できない者なんて、要らぬわぁぁ…」
「シロク、ハロス。幾度もハムカンデによる招集の命が出ているのだ、そろそろ応じてみてはどうかな?」
「げぇ…。応じて、どうしてみようかぁぁ?」
「ザロムンガ、お前は度胸があるな。では、応じてみるとするか?」
「我々は相当の魔力をこの魔闘石を通して体内に取り込んできたのだ。そして浮浪殲滅部隊のオーロフ族最強の戦士が、ここに誕生した訳だ」
「ぐははっ!ハムカンデの奴、驚くだろうなぁぁ?俺達の圧倒的な戦闘能力を見て、腰を抜かすんじゃないのかぁぁ?」
「もはや、黒眼五人衆すら、恐るるに足らず。ハムカンデ共々、一網打尽にしてくれる」
「そうだ。シロクにハロス。ホルケンダ様の敵討ちといこうではないか。我々は他の種族にはない団結力が少なからずともあったのだ。それは全て、ホルケンダ様が築いたもの。それを砕き、己の欲のままに同族を操るハムカンデは許せん」
「げぇ…。団結力なんて、俺は嫌いだよ。嫌いだけど、ホルケンダ様は好きだった。ハムカンデの首は俺が取ってやるかぁぁ?」
「明日は誇闘会が久々に開かれるらしい。護衛のため、浮浪殲滅部隊の一部が招集をかけられている。そのリストに我々の名前がある」
「ぐははっ!ハムカンデがあの亀の中から出てくるかぁぁ?城の外でやるからなぁぁ。その時に、命を頂くとするかぁぁ!」
「我々の力を見せてやる時がきたのだ」
「オーロフ族よ、今こそ目覚める時だ」
「シロク、お前悲しいのか?浮浪殲滅部隊がこのままだと無くなるぞ」
「ぐははっ!弱者は滅びるのみだよ、ハロス。ホルケンダ様のお教えを体現できない者なんて、要らぬわぁぁ…」
「シロク、ハロス。幾度もハムカンデによる招集の命が出ているのだ、そろそろ応じてみてはどうかな?」
「げぇ…。応じて、どうしてみようかぁぁ?」
「ザロムンガ、お前は度胸があるな。では、応じてみるとするか?」
「我々は相当の魔力をこの魔闘石を通して体内に取り込んできたのだ。そして浮浪殲滅部隊のオーロフ族最強の戦士が、ここに誕生した訳だ」
「ぐははっ!ハムカンデの奴、驚くだろうなぁぁ?俺達の圧倒的な戦闘能力を見て、腰を抜かすんじゃないのかぁぁ?」
「もはや、黒眼五人衆すら、恐るるに足らず。ハムカンデ共々、一網打尽にしてくれる」
「そうだ。シロクにハロス。ホルケンダ様の敵討ちといこうではないか。我々は他の種族にはない団結力が少なからずともあったのだ。それは全て、ホルケンダ様が築いたもの。それを砕き、己の欲のままに同族を操るハムカンデは許せん」
「げぇ…。団結力なんて、俺は嫌いだよ。嫌いだけど、ホルケンダ様は好きだった。ハムカンデの首は俺が取ってやるかぁぁ?」
「明日は誇闘会が久々に開かれるらしい。護衛のため、浮浪殲滅部隊の一部が招集をかけられている。そのリストに我々の名前がある」
「ぐははっ!ハムカンデがあの亀の中から出てくるかぁぁ?城の外でやるからなぁぁ。その時に、命を頂くとするかぁぁ!」
「我々の力を見せてやる時がきたのだ」
「オーロフ族よ、今こそ目覚める時だ」
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