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第二章 熱き炎よギルロに届け、切なる思い
その40
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頭上から大剣を驚異的な速さで一気に振り下ろさなければ、剣の波動は、飛んでくれない。
俺は、真下の地面までも斬り裂くくらい、力を込めて、一気に振り抜いた。
白い空間の人の力も宿っていた事もあったけど、
他人の力に頼りきっちゃいけない…。
真空斬は、右京が、俺に教えてくれたんだ。
俺がやらないと。
5m先のカラス野郎に向けて放った、俺が力を込めた剣の一振りは、
空気を伝い、
真空斬となって、カラス野郎目掛けて飛んでいった。
これだけの至近距離ともいえる距離だ。
この距離で、まともに受けるしかないよな。
でも。
こいつは、やっぱり、並大抵の相手じゃない。
体が硬いお話しライオンや、キリングみたいに避けずに受ける訳じゃなく、
俺と奴との距離は、3m…。
素早く側転して、かわしてきやがった。
ウソだろ?
しかも、こいつ…。
真空斬をかわして立ち上がった後に、まだ余裕があるつもりなのか?ついた埃を払うかの様に、黒いマントを翻した。
そして、まだ、剣を抜こうとしないなんて…。
やっぱり、強いのか…?
俺じゃ、勝てない?
…いや。
まだだ!
まだ、始まったばかりだよな!?
俺はここで止まりはしねぇ!
俺は、すぐにまたカラス野郎との距離を詰めようと、奴の動きを見て、地面を蹴った。
カラス野郎は、俺の動きを見ても、特に動じる事もなく、そして距離を置こうともしない。
かんたんに距離を詰めさせた。
それを、後悔してもらうぜ!
大剣を水平に構えて、大剣を腰を回す力に合わせて、横に素早くそして、力強く振った。
うおぉ…っ!
ブンッ!!
何!?
…くっ!
今度は、2mほど上に跳んで、避けた…!
俺の動きがスローモーションにでもなって見えてるっていうのか?
ここまで!機敏な動きをしやがって…!
俺が何をしようとしているか、予測して、少し先に動き始めてる様な気もするな。
タッ!
距離を3m空けて、睨めっこ。
両手を広げて見せたな。どうだとでも言いたそうだな?このカラス野郎、まだ剣を抜こうとしないで、余裕か?
俺の剣は、全く恐るに足らず…。そう言いたいのか?
…俺が、大剣じゃなくて、自分を負かせた拳術を使うのを、待ってる…。
だから、剣を抜かず、攻撃しようともせず、俺が剣を地面に置いて、拳術で戦うのを、待っている?
俺には、お前の望む力なんて、拳術なんて、持ってねぇのに。
もう1人の俺が、それを持っている。
もう、死んでいる…。
俺は、この大剣を使って、戦うしかねぇんだ。
剣を抜く、抜かないは、お前の自由だ。
だけど、お前は俺が、ここで倒してやるよ。
意味のわからねぇ欲望のため、自分の手を汚さねぇで、人の仲間の絆を裂いて、その家族を裂いて、殺人鬼となる様に仕向けたのが、虫酸が走るんだよ。
どうしても倒したい奴らがいるなら、お前が直接やればよかっただろう…。
他人の心をズタズタにして、駒にするくらいなら。
お前が、住人と戦って、勝って、直接ゲルロブライザー装置に入れればいいだろうが。
…。
そうして、もう1人の俺がまだ生きていた時に、ライアマイアンの街で出くわしてよ…。
拳術でボコボコにやられて、今度は、お前自身がゲルロブライザー装置に入れられれば、よかったんだ。
今、俺の体は、非常に軽い。白い空間にいた人の力、機敏な動きができているんだ。
でも、動きが悟られている以上、何度やってもかわされる様な気がする。
この大剣を振る前に、力を込めているのが、側から見ていて、丸わかりだからか?
この大剣は、最初の頃よりも、ある程度使える様にはなってきてるんだ。
でも、戦い慣れてる奴には、かんたんに見抜かれる程度なのかもな。
でも、よ。
お話しライオンだって、強敵だった。
シンガリ族のキリングだってそうだ。
白い空間の人の力が、前の戦いで宿った、霧蔵や右京の力より劣るからか?その影響が出てるのか?
だからか、このカラス野郎には、うまく戦えない?
少しは、毒も吐きたくなる。
だってよ。
俺には、会得できない技だから、最初から見せない…なんてよ。
白い空間の人よ?
俺じゃ、力不足か?
見せるだけでも、ダメなのか?
逃げろと言ったのに、逃げなかったから、なおさら、見せたくもないよな?
それでも、まだ力を俺に宿したままにしてくれてるんだから。優しいよな。
…俺は、次元斬や真空斬だって、やれたんだ。
俺は、そんなに何もかもできない様な男じゃねぇのによ…。
カラス野郎が苦手としてる技を知ってるんだよな?
ただ、俺じゃ…扱えないって。
「…うっ!?」
ヒュオッ!
ザッ!
「ククク…。うまくかわせた様だな。動きが良くなっているぞ」
今、このカラス野郎は、俺の顔目がけて、飛び蹴りを食らわそうとしてきやがった!
完全に意表を衝かれたのに、何とかカラス野郎の動きが見えて、かわす事ができたんだ。白い空間の人の力が宿ってなければ、今の攻撃で、俺はやられていた…。
「私達《冬枯れの牙》にも、烏丸格闘術というものがあるのだ。当然、私も体得している。武器を扱わず、突いたり、蹴ったりする事もできるのだ」
カラス野郎は、あざ笑う様にして、そんな事を言いやがった。拳や足で戦えるのは、お前だけじゃないんだぞ、って言いたいんだろうな。
今の俺じゃなくて、もう1人の俺だったら、だけどな。俺は、この大剣がないと、戦えないんだよ。
しかし、これは、よくない情報だ。素早いだけじゃなくて、それを活かして、直接、素手で攻撃できるんだからな。
うまく剣を奪えたとしても、十分に戦えるって事なんだからな。
カラス野郎め。
少しずつ、本気になってきやがったな。
俺は、真下の地面までも斬り裂くくらい、力を込めて、一気に振り抜いた。
白い空間の人の力も宿っていた事もあったけど、
他人の力に頼りきっちゃいけない…。
真空斬は、右京が、俺に教えてくれたんだ。
俺がやらないと。
5m先のカラス野郎に向けて放った、俺が力を込めた剣の一振りは、
空気を伝い、
真空斬となって、カラス野郎目掛けて飛んでいった。
これだけの至近距離ともいえる距離だ。
この距離で、まともに受けるしかないよな。
でも。
こいつは、やっぱり、並大抵の相手じゃない。
体が硬いお話しライオンや、キリングみたいに避けずに受ける訳じゃなく、
俺と奴との距離は、3m…。
素早く側転して、かわしてきやがった。
ウソだろ?
しかも、こいつ…。
真空斬をかわして立ち上がった後に、まだ余裕があるつもりなのか?ついた埃を払うかの様に、黒いマントを翻した。
そして、まだ、剣を抜こうとしないなんて…。
やっぱり、強いのか…?
俺じゃ、勝てない?
…いや。
まだだ!
まだ、始まったばかりだよな!?
俺はここで止まりはしねぇ!
俺は、すぐにまたカラス野郎との距離を詰めようと、奴の動きを見て、地面を蹴った。
カラス野郎は、俺の動きを見ても、特に動じる事もなく、そして距離を置こうともしない。
かんたんに距離を詰めさせた。
それを、後悔してもらうぜ!
大剣を水平に構えて、大剣を腰を回す力に合わせて、横に素早くそして、力強く振った。
うおぉ…っ!
ブンッ!!
何!?
…くっ!
今度は、2mほど上に跳んで、避けた…!
俺の動きがスローモーションにでもなって見えてるっていうのか?
ここまで!機敏な動きをしやがって…!
俺が何をしようとしているか、予測して、少し先に動き始めてる様な気もするな。
タッ!
距離を3m空けて、睨めっこ。
両手を広げて見せたな。どうだとでも言いたそうだな?このカラス野郎、まだ剣を抜こうとしないで、余裕か?
俺の剣は、全く恐るに足らず…。そう言いたいのか?
…俺が、大剣じゃなくて、自分を負かせた拳術を使うのを、待ってる…。
だから、剣を抜かず、攻撃しようともせず、俺が剣を地面に置いて、拳術で戦うのを、待っている?
俺には、お前の望む力なんて、拳術なんて、持ってねぇのに。
もう1人の俺が、それを持っている。
もう、死んでいる…。
俺は、この大剣を使って、戦うしかねぇんだ。
剣を抜く、抜かないは、お前の自由だ。
だけど、お前は俺が、ここで倒してやるよ。
意味のわからねぇ欲望のため、自分の手を汚さねぇで、人の仲間の絆を裂いて、その家族を裂いて、殺人鬼となる様に仕向けたのが、虫酸が走るんだよ。
どうしても倒したい奴らがいるなら、お前が直接やればよかっただろう…。
他人の心をズタズタにして、駒にするくらいなら。
お前が、住人と戦って、勝って、直接ゲルロブライザー装置に入れればいいだろうが。
…。
そうして、もう1人の俺がまだ生きていた時に、ライアマイアンの街で出くわしてよ…。
拳術でボコボコにやられて、今度は、お前自身がゲルロブライザー装置に入れられれば、よかったんだ。
今、俺の体は、非常に軽い。白い空間にいた人の力、機敏な動きができているんだ。
でも、動きが悟られている以上、何度やってもかわされる様な気がする。
この大剣を振る前に、力を込めているのが、側から見ていて、丸わかりだからか?
この大剣は、最初の頃よりも、ある程度使える様にはなってきてるんだ。
でも、戦い慣れてる奴には、かんたんに見抜かれる程度なのかもな。
でも、よ。
お話しライオンだって、強敵だった。
シンガリ族のキリングだってそうだ。
白い空間の人の力が、前の戦いで宿った、霧蔵や右京の力より劣るからか?その影響が出てるのか?
だからか、このカラス野郎には、うまく戦えない?
少しは、毒も吐きたくなる。
だってよ。
俺には、会得できない技だから、最初から見せない…なんてよ。
白い空間の人よ?
俺じゃ、力不足か?
見せるだけでも、ダメなのか?
逃げろと言ったのに、逃げなかったから、なおさら、見せたくもないよな?
それでも、まだ力を俺に宿したままにしてくれてるんだから。優しいよな。
…俺は、次元斬や真空斬だって、やれたんだ。
俺は、そんなに何もかもできない様な男じゃねぇのによ…。
カラス野郎が苦手としてる技を知ってるんだよな?
ただ、俺じゃ…扱えないって。
「…うっ!?」
ヒュオッ!
ザッ!
「ククク…。うまくかわせた様だな。動きが良くなっているぞ」
今、このカラス野郎は、俺の顔目がけて、飛び蹴りを食らわそうとしてきやがった!
完全に意表を衝かれたのに、何とかカラス野郎の動きが見えて、かわす事ができたんだ。白い空間の人の力が宿ってなければ、今の攻撃で、俺はやられていた…。
「私達《冬枯れの牙》にも、烏丸格闘術というものがあるのだ。当然、私も体得している。武器を扱わず、突いたり、蹴ったりする事もできるのだ」
カラス野郎は、あざ笑う様にして、そんな事を言いやがった。拳や足で戦えるのは、お前だけじゃないんだぞ、って言いたいんだろうな。
今の俺じゃなくて、もう1人の俺だったら、だけどな。俺は、この大剣がないと、戦えないんだよ。
しかし、これは、よくない情報だ。素早いだけじゃなくて、それを活かして、直接、素手で攻撃できるんだからな。
うまく剣を奪えたとしても、十分に戦えるって事なんだからな。
カラス野郎め。
少しずつ、本気になってきやがったな。
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