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2章 拠点編
33話 元奴隷は夕食を食べる
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外から2人でムタイの家に戻り、『この部屋は好きに使ってくれ』と言われて部屋で、ポーチの中を色々と整理していた。
その整理が一段落終って片づけた所で、3時間程経過していた。
そんなタイミングで、気まずそうなムタイに声を掛けられた。
「すまない、ロキ。悪いが、ひとつ頼まれてくれないか?」
「ん?面倒事でないなら構わないぞ?」
「助かる。私と一緒に食堂で、夕方を食べて欲しいんだ」
俺はムタイのお願いに首を傾げた。
「いつもやってるだろ?」
「いや、そうではなく、ここの食堂で夕方を食べて欲しいんだ。もちろん、こちらが提供する1食分だけで良い」
「なるほど、肉を食えるとはしゃいだが、いざ食べるとなると尻込みしたか」
俺がその光景を思い浮かべながら笑うと、ムタイはため息をつきながら答えた。
「ああ、その通りだ。本当ならロキの分も食事を貰おうと思って食堂に行ったのだが、まだ誰も夕食を取ってなかったんだ。瀬里香にも声を掛けたから、3人で夕食を取りたい」
「ワタナベもか、確かに美人が2人もいれば、インパクトは十分だな」
俺がそう呟いたタイミングで扉から、ワタナベが顔を覗かせた。
「お~、私達を美人なんて言う人は中々居ないから珍しいね~。そんな君には、私が食堂まで案内して上げよう」
そう言って、俺の手を取って部屋の外を引っ張り、部屋から連れ出した。
そこから食堂に向かうまでにワタナベに質問した。
「そう言えばさっき言ってた、お前達を美人という人が居ないっていうのは嘘だろ?」
「ん?本当だよ?拠点のみんなは私達を美人って言わないし。あれかな、見慣れちゃったのかな?」
「そんなものか?」
「そんなものだよ。それに美人も見慣れるほど見たら、見慣れるものだよ?」
「その哲学みたいな考えはなんなんだ?」
俺がそんな質問をすると、俺達2人の前を歩いていたムタイが顔だけ振り返りながら言った。
「おい、2人共。そろそろ着くぞ。シャッキとしろ」
「は~い」
「分かった」
返事をしてからは3階のフードコートに着いた。
ムタイからは、ここが拠点の中での食事をする場所だと教えてもらった。
因みに、メニュー自体は全員同じだが、席数が大きからここで食べているらしい。
そんなフードコートも、今は魔物の肉に尻込みして、拠点の人間が周りに立っているだけになっている。
俺は人が居る状態のフードコートには初めて来たので、きょろきょろと周りを見ていると、調理に使っているのは普通の調理器具ではなく、魔道具の調理器具だと気が付いた。
魔道具の調理器具は、それ専用に魔道具を作らないといけないので、中々手に入らないのだが、作ったのか?
俺がそんな事を考えている内に、ムタイが受付から夕食を受け取って、俺に渡してきた。
調理器具が魔道具の事に気が付き、聞きたかったが、今ムタイに聞くと邪魔しそうなので、ワタナベに話し掛けた。
「なあ、ワタナベ。調理器具は魔道具を使っているのか。揃えるのは苦労しなかったのか?」
「いや、苦労したよ?初期の頃は普通の調理器具を使っていたけど、拠点の全員に振る舞う量を作る調理器具は消耗品な上に、もう調達不可な物が多かったからね。
まあ、初期の頃は料理をする事自体が少なかった事もあって大丈夫だったけど、拠点がちゃんと回るようになった後は魚や肉、野菜を氷魔法で冷凍していた物を調理してたから、調理器具の数も質も足りなかったんだ。
その時に『無茶を承知で急いでくれ』って、ハクに言われて作らされたんだよ」
「へ~。何気に初期でも研究部隊は苦労していたんだな」
「まあね。魔道具に使用する魔石は防衛部隊と遊撃部隊が調達して来たけど、魔道具の自体は全て研究部隊が製作、増産、メンテナンスしてるから、雪だるま式に仕事が増えちゃってね。
本当なら私は今も研究室、ああ、この階の端のバックヤードね。そのバックヤードに籠もって、匂いを消す魔道具を作ってる筈だったんだけど、ハクに引っ張り出されてね」
ワタナベがそう言って首を横に振ると、ハクもムタイから夕食を渡された。
ワタナベは夕食を受け取ると、俺を連れて近場の4人席に座った。
「おお~、これが魔物食か~。ロキは前から食べてたんだよね?ぶっちゃけ、魔物って味はどうなの?」
「味か?まあ、魔物の種類毎に味が違うから一概には言えないが、強い魔物程上手い事が多いな。まあ、強い魔物は毒を持つのも多いから、そもそも食えない事も多いけど。
ただ、ゴブリンとコボルトだけは食えたものじゃないと断言できる。まあ、食えない事は無いが、クソ不味い。吐きながらでも、そこらの土を食ったほうがマシだと断言できる」
「そ、そんなに?そう言えば、コボルトもさっき下にあったような。因みに、この肉って、なんの肉?」
「ん?少し待て」
俺はワタナベに質問に答えるために、目の前の肉を一口だけ食べた。
それから味を確かめてから飲み込んで、ワタナベの質問に答えた。
「この味ならスマッシュボアだろうな。今日解体したのはオークとスマッシュボア、コボルトとフォレストウルフだったが、オークは豚、コボルトは吐く程不味い味、フォレストウルフは不味いだけだから、どれでも無いからスマッシュボアだな」
俺がそう断言すると、後ろからムタイが声を掛けてきた。
「『この味ならスマッシュボアだな』じゃない。何故私を待たない?」
「ん?この肉はなんの肉か聞かれたから、答えるために、焼肉を一口だけ食べたんだ。他は手を付けてないぞ?」
「そういう問題では無いが、まあいい。今日の調理担当の管理班から名前も聞いてきた。メインはスマッシュボアとコボルトの焼肉、汁物は殆ど野菜が入っていないがオークの豚汁だな。
スマッシュボアとコボルトの肉が入っている焼肉を食べて、スマッシュボアを引き当てるとは中々運がいいな」
俺はムタイの言葉で体をビクリと反応させた。
「え、これコボルト入ってるのか?不味いから使わないように言わなかったのか?」
「言ったさ。だが、これくらいの不味さなら、肉を食えた方が嬉しいと言って、聞かなかったんだ」
「本気か?子供だとトラウマになるくらいには不味いが」
「その事は私も試して知っていた。だから、それぞれの班から1人づつ人を集めて、コボルトの肉を小さくカットしたものを試食させた。何人か吐きかけていたが、それでも肉が多い方が良いと、ほぼ全会一致で言われれば、流石の私でも止められない」
「いっ、本気かよ」
「本気も本気だ」
「いや、その前にロキが、なんの躊躇いもなく魔物を口にした事の方が驚きなんだけど」
ワタナベが戸惑いつつも言った言葉に、俺とムタイは顔を見合わせた。
「そうか?何回か食べれば大丈夫だとわかるぞ?怖いのは1回目だけだ」
「そうだな。解体をしくじっても、酷いミスをしてなければ腹を下すだけだしな。自分で解体を覚えれば、その心配もない」
俺達の言葉を聞いて、ワタナベはつばを飲んでからひと思いにオークの豚汁を飲んだ。
「ん!!あの見た目と生態からは考えられないくらい美味しい!?」
「そうだろ?オークは基本豚の味だが、そこらの豚と違って、自分で体調管理するからな。そこらの豚より上手い。まあ、人間が完璧に管理した豚には劣るらしいが」
ワタナベの反応と俺の解説で、周りで見ていた者達も夕食を受け取り、食べ始めた。
そうなってからは基本的に『上手い』という言葉が周囲からは上がったが、スマッシュボアとコボルトの焼肉を食べて声にならない叫び声をだしてるのも居た。
その整理が一段落終って片づけた所で、3時間程経過していた。
そんなタイミングで、気まずそうなムタイに声を掛けられた。
「すまない、ロキ。悪いが、ひとつ頼まれてくれないか?」
「ん?面倒事でないなら構わないぞ?」
「助かる。私と一緒に食堂で、夕方を食べて欲しいんだ」
俺はムタイのお願いに首を傾げた。
「いつもやってるだろ?」
「いや、そうではなく、ここの食堂で夕方を食べて欲しいんだ。もちろん、こちらが提供する1食分だけで良い」
「なるほど、肉を食えるとはしゃいだが、いざ食べるとなると尻込みしたか」
俺がその光景を思い浮かべながら笑うと、ムタイはため息をつきながら答えた。
「ああ、その通りだ。本当ならロキの分も食事を貰おうと思って食堂に行ったのだが、まだ誰も夕食を取ってなかったんだ。瀬里香にも声を掛けたから、3人で夕食を取りたい」
「ワタナベもか、確かに美人が2人もいれば、インパクトは十分だな」
俺がそう呟いたタイミングで扉から、ワタナベが顔を覗かせた。
「お~、私達を美人なんて言う人は中々居ないから珍しいね~。そんな君には、私が食堂まで案内して上げよう」
そう言って、俺の手を取って部屋の外を引っ張り、部屋から連れ出した。
そこから食堂に向かうまでにワタナベに質問した。
「そう言えばさっき言ってた、お前達を美人という人が居ないっていうのは嘘だろ?」
「ん?本当だよ?拠点のみんなは私達を美人って言わないし。あれかな、見慣れちゃったのかな?」
「そんなものか?」
「そんなものだよ。それに美人も見慣れるほど見たら、見慣れるものだよ?」
「その哲学みたいな考えはなんなんだ?」
俺がそんな質問をすると、俺達2人の前を歩いていたムタイが顔だけ振り返りながら言った。
「おい、2人共。そろそろ着くぞ。シャッキとしろ」
「は~い」
「分かった」
返事をしてからは3階のフードコートに着いた。
ムタイからは、ここが拠点の中での食事をする場所だと教えてもらった。
因みに、メニュー自体は全員同じだが、席数が大きからここで食べているらしい。
そんなフードコートも、今は魔物の肉に尻込みして、拠点の人間が周りに立っているだけになっている。
俺は人が居る状態のフードコートには初めて来たので、きょろきょろと周りを見ていると、調理に使っているのは普通の調理器具ではなく、魔道具の調理器具だと気が付いた。
魔道具の調理器具は、それ専用に魔道具を作らないといけないので、中々手に入らないのだが、作ったのか?
俺がそんな事を考えている内に、ムタイが受付から夕食を受け取って、俺に渡してきた。
調理器具が魔道具の事に気が付き、聞きたかったが、今ムタイに聞くと邪魔しそうなので、ワタナベに話し掛けた。
「なあ、ワタナベ。調理器具は魔道具を使っているのか。揃えるのは苦労しなかったのか?」
「いや、苦労したよ?初期の頃は普通の調理器具を使っていたけど、拠点の全員に振る舞う量を作る調理器具は消耗品な上に、もう調達不可な物が多かったからね。
まあ、初期の頃は料理をする事自体が少なかった事もあって大丈夫だったけど、拠点がちゃんと回るようになった後は魚や肉、野菜を氷魔法で冷凍していた物を調理してたから、調理器具の数も質も足りなかったんだ。
その時に『無茶を承知で急いでくれ』って、ハクに言われて作らされたんだよ」
「へ~。何気に初期でも研究部隊は苦労していたんだな」
「まあね。魔道具に使用する魔石は防衛部隊と遊撃部隊が調達して来たけど、魔道具の自体は全て研究部隊が製作、増産、メンテナンスしてるから、雪だるま式に仕事が増えちゃってね。
本当なら私は今も研究室、ああ、この階の端のバックヤードね。そのバックヤードに籠もって、匂いを消す魔道具を作ってる筈だったんだけど、ハクに引っ張り出されてね」
ワタナベがそう言って首を横に振ると、ハクもムタイから夕食を渡された。
ワタナベは夕食を受け取ると、俺を連れて近場の4人席に座った。
「おお~、これが魔物食か~。ロキは前から食べてたんだよね?ぶっちゃけ、魔物って味はどうなの?」
「味か?まあ、魔物の種類毎に味が違うから一概には言えないが、強い魔物程上手い事が多いな。まあ、強い魔物は毒を持つのも多いから、そもそも食えない事も多いけど。
ただ、ゴブリンとコボルトだけは食えたものじゃないと断言できる。まあ、食えない事は無いが、クソ不味い。吐きながらでも、そこらの土を食ったほうがマシだと断言できる」
「そ、そんなに?そう言えば、コボルトもさっき下にあったような。因みに、この肉って、なんの肉?」
「ん?少し待て」
俺はワタナベに質問に答えるために、目の前の肉を一口だけ食べた。
それから味を確かめてから飲み込んで、ワタナベの質問に答えた。
「この味ならスマッシュボアだろうな。今日解体したのはオークとスマッシュボア、コボルトとフォレストウルフだったが、オークは豚、コボルトは吐く程不味い味、フォレストウルフは不味いだけだから、どれでも無いからスマッシュボアだな」
俺がそう断言すると、後ろからムタイが声を掛けてきた。
「『この味ならスマッシュボアだな』じゃない。何故私を待たない?」
「ん?この肉はなんの肉か聞かれたから、答えるために、焼肉を一口だけ食べたんだ。他は手を付けてないぞ?」
「そういう問題では無いが、まあいい。今日の調理担当の管理班から名前も聞いてきた。メインはスマッシュボアとコボルトの焼肉、汁物は殆ど野菜が入っていないがオークの豚汁だな。
スマッシュボアとコボルトの肉が入っている焼肉を食べて、スマッシュボアを引き当てるとは中々運がいいな」
俺はムタイの言葉で体をビクリと反応させた。
「え、これコボルト入ってるのか?不味いから使わないように言わなかったのか?」
「言ったさ。だが、これくらいの不味さなら、肉を食えた方が嬉しいと言って、聞かなかったんだ」
「本気か?子供だとトラウマになるくらいには不味いが」
「その事は私も試して知っていた。だから、それぞれの班から1人づつ人を集めて、コボルトの肉を小さくカットしたものを試食させた。何人か吐きかけていたが、それでも肉が多い方が良いと、ほぼ全会一致で言われれば、流石の私でも止められない」
「いっ、本気かよ」
「本気も本気だ」
「いや、その前にロキが、なんの躊躇いもなく魔物を口にした事の方が驚きなんだけど」
ワタナベが戸惑いつつも言った言葉に、俺とムタイは顔を見合わせた。
「そうか?何回か食べれば大丈夫だとわかるぞ?怖いのは1回目だけだ」
「そうだな。解体をしくじっても、酷いミスをしてなければ腹を下すだけだしな。自分で解体を覚えれば、その心配もない」
俺達の言葉を聞いて、ワタナベはつばを飲んでからひと思いにオークの豚汁を飲んだ。
「ん!!あの見た目と生態からは考えられないくらい美味しい!?」
「そうだろ?オークは基本豚の味だが、そこらの豚と違って、自分で体調管理するからな。そこらの豚より上手い。まあ、人間が完璧に管理した豚には劣るらしいが」
ワタナベの反応と俺の解説で、周りで見ていた者達も夕食を受け取り、食べ始めた。
そうなってからは基本的に『上手い』という言葉が周囲からは上がったが、スマッシュボアとコボルトの焼肉を食べて声にならない叫び声をだしてるのも居た。
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