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アフターストーリー お茶会編
過去話 第一王子誘拐12
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「うるせえガキが!!黙らなかったら殺すぞ!!」
そう盗賊の頭が叫ぶと、殿下縮み上がりながら叫んでしまいました。
「ヒィィィィ!!は、早く!!早く、俺を助けろ!!」
そう殿下が叫んだ所で、とうとう盗賊の頭が切れてしまいました。
「うるせえぞ、クソガキが!!死なない程度に死ね!!」
盗賊の頭はそう叫ぶと、『天使』の加護を発動させ殿下を攻撃しようとしました。
殿下は盗賊の頭の迫力と加護により攻撃されるとういう恐怖心からか、涙を流していました。
それを見た私は、当時の私には同年代の友達が居なかったかからなのか、はたまた初めて会った同年代が殿下だったからなのかは分かりませんが、言動や態度はあれでしたが殿下が可愛そうに思いました。
その為に私は盗賊の頭に向かって走りながら、風を操り殿下と盗賊の頭の間に壁を作りました。
その時の私は服から鱗が出ない様に30%程しか龍人にはなっておりませんでしたが、盗賊の頭の風の攻撃が本気ではなかった事もあり、防ぐ事が出来ました。
私は盗賊の頭の風を防ぐ事が出来たタイミングで殿下を抑えていた盗賊の頭を殺さない様に、龍人を15%程度の力に抑えて盗賊の頭を殴り飛ばしました。
本当なら風で吹き飛ばせたら良かったですが、その時はまだ加護の扱いに慣れきっておらず、少し間隔を開けなければ加護で自然を操れなかったのです。
そうして殿下の前に殿下を守る様に立ち塞がりました。
そのタイミングでようやく騎士団の方々も動き出し、盗賊の頭を捕まえようとしました。
そして、そのまま騎士団の方々に取り押さえられた盗賊の頭でした。
しかし、未だに他人の加護を抑えるには加護の発動を防ぐに入れるしかない現在において加護持ちの罪人を抑えるには騎士団の方が加護を打ち消す加護を使用するしかないですが、その時はそれを使用する前に盗賊の頭が叫びました。
「クッソが!!てめえも加護持ちかよ!!俺よりも弱いくせに俺の邪魔をしやがって!!ぶっ殺す!!」
そう言って盗賊の頭は私に向かって風の攻撃を仕掛けてきました。
私はその時の龍人化の%では操れないレベル(加護により操られている自然だと通常よりも力を使う為)だったので、当然避けようとしましたが、その時後ろから「ヒィィ!!」と言うと声が聞こえ、私の後ろに殿下がいる事を思い出しました。
そして、殿下の「ヒィィ!!」という声はかなり怯えていて、今にも泣き出しそうな声になっており、この声を聞き私は避ける選択を無くし、防御する事にしました。
盗賊の頭の攻撃は大きな岩を簡単に壊せるくらいの威力の直径50cm程の風玉で、その玉の内側は竜巻の様に渦巻いていて、まともに受ければ龍人を30%にしているとはいえ、死亡は必須でした。
なので私は即座に龍人の%を50%まで上げました。
50%までしか上げなかったのは、風の玉が迫って来るのが早く、その後の準備をするには時間的に50%に上げるのが限界でした。
そして、50%まで上げた龍人の加護で私の前に玉よりも少し大きな直径75cmの風の盾を作り出し、風の玉を受け止めました。
しかし、盗賊の頭の全力の攻撃に、正確に言えば準備がある程度出来ていた盗賊の頭の攻撃に、直前まで避けようとしていて準備不足な私の防御ではどちらが勝つかは明白で、盗賊の頭の風の玉が私の風の盾を壊しました。
ただ風の玉も私の風の盾を壊した事で威力が下がったのか、大きさは15cm程になり、風の玉の中で竜巻の様になっていた風が、弱まっているのを感じました。
それを感じた私は風の盾が壊れてから私に風の玉がぶつかるまでの僅かな時間で龍人化の%を60%まで更に上げ、その時点で鱗が覆っていない顔を鱗が覆っている両手でガードし、私自身が風の玉を受け止めました。
私が感じた通り、確かに風の玉は弱くなっていましたが、それでも『天使』クラスの攻撃は決して弱くは無く、私の手に途轍もない衝撃がやって来ました。
その時の私は大人の姿をしているとは言え、中身はまだ子供でそれまでに受けた事の無い程の衝撃に驚き、体が「ビクリ」と反応したタイミングで両手が頭上に弾かれてしまいました。
そして風の玉は私の手を弾いた後、そのまま直進し私の首に当たりました。
私の体は龍人化していたので、体が強くなり更にその時の色で操れる自然に対する耐性は更に上がるので、首が消し飛ぶ事はありませんでした。
しかし、風の玉は中で渦巻き鋭い刃の様になっていたので、私の首に少しずつでしたが切って行きました。
切れた私の首からは血が溢れ、痛みから私は顔を歪めました。
それでも私は風の玉を弾かれてしまった両手で押し返そうとしましたが、中々押しかえせず、それどころかますます押し込まれてしまい、私の首の半分まで切れようとした所で、風の玉が消えました。
私は風の玉が消えた事で助かったと思いましたが、段々と視界が暗くなってきていました。
それを不思議に思っていると、足に力が入らなくなり地面に倒れてしまいました。
私が地面に倒れたのを見て騎士団長様が慌てて私には駆け寄って来るのが見えました。
なので私は起き上がろうとしたのですが、其時には既に体全体に力が入らなくなって立ち上がれませんでした。
その為に私は私に駆け寄って来て私に「大丈夫か!!」と叫んでいる騎士団長様に答えようとしましたが、私はそこで意識を失ってしまいました。
そう盗賊の頭が叫ぶと、殿下縮み上がりながら叫んでしまいました。
「ヒィィィィ!!は、早く!!早く、俺を助けろ!!」
そう殿下が叫んだ所で、とうとう盗賊の頭が切れてしまいました。
「うるせえぞ、クソガキが!!死なない程度に死ね!!」
盗賊の頭はそう叫ぶと、『天使』の加護を発動させ殿下を攻撃しようとしました。
殿下は盗賊の頭の迫力と加護により攻撃されるとういう恐怖心からか、涙を流していました。
それを見た私は、当時の私には同年代の友達が居なかったかからなのか、はたまた初めて会った同年代が殿下だったからなのかは分かりませんが、言動や態度はあれでしたが殿下が可愛そうに思いました。
その為に私は盗賊の頭に向かって走りながら、風を操り殿下と盗賊の頭の間に壁を作りました。
その時の私は服から鱗が出ない様に30%程しか龍人にはなっておりませんでしたが、盗賊の頭の風の攻撃が本気ではなかった事もあり、防ぐ事が出来ました。
私は盗賊の頭の風を防ぐ事が出来たタイミングで殿下を抑えていた盗賊の頭を殺さない様に、龍人を15%程度の力に抑えて盗賊の頭を殴り飛ばしました。
本当なら風で吹き飛ばせたら良かったですが、その時はまだ加護の扱いに慣れきっておらず、少し間隔を開けなければ加護で自然を操れなかったのです。
そうして殿下の前に殿下を守る様に立ち塞がりました。
そのタイミングでようやく騎士団の方々も動き出し、盗賊の頭を捕まえようとしました。
そして、そのまま騎士団の方々に取り押さえられた盗賊の頭でした。
しかし、未だに他人の加護を抑えるには加護の発動を防ぐに入れるしかない現在において加護持ちの罪人を抑えるには騎士団の方が加護を打ち消す加護を使用するしかないですが、その時はそれを使用する前に盗賊の頭が叫びました。
「クッソが!!てめえも加護持ちかよ!!俺よりも弱いくせに俺の邪魔をしやがって!!ぶっ殺す!!」
そう言って盗賊の頭は私に向かって風の攻撃を仕掛けてきました。
私はその時の龍人化の%では操れないレベル(加護により操られている自然だと通常よりも力を使う為)だったので、当然避けようとしましたが、その時後ろから「ヒィィ!!」と言うと声が聞こえ、私の後ろに殿下がいる事を思い出しました。
そして、殿下の「ヒィィ!!」という声はかなり怯えていて、今にも泣き出しそうな声になっており、この声を聞き私は避ける選択を無くし、防御する事にしました。
盗賊の頭の攻撃は大きな岩を簡単に壊せるくらいの威力の直径50cm程の風玉で、その玉の内側は竜巻の様に渦巻いていて、まともに受ければ龍人を30%にしているとはいえ、死亡は必須でした。
なので私は即座に龍人の%を50%まで上げました。
50%までしか上げなかったのは、風の玉が迫って来るのが早く、その後の準備をするには時間的に50%に上げるのが限界でした。
そして、50%まで上げた龍人の加護で私の前に玉よりも少し大きな直径75cmの風の盾を作り出し、風の玉を受け止めました。
しかし、盗賊の頭の全力の攻撃に、正確に言えば準備がある程度出来ていた盗賊の頭の攻撃に、直前まで避けようとしていて準備不足な私の防御ではどちらが勝つかは明白で、盗賊の頭の風の玉が私の風の盾を壊しました。
ただ風の玉も私の風の盾を壊した事で威力が下がったのか、大きさは15cm程になり、風の玉の中で竜巻の様になっていた風が、弱まっているのを感じました。
それを感じた私は風の盾が壊れてから私に風の玉がぶつかるまでの僅かな時間で龍人化の%を60%まで更に上げ、その時点で鱗が覆っていない顔を鱗が覆っている両手でガードし、私自身が風の玉を受け止めました。
私が感じた通り、確かに風の玉は弱くなっていましたが、それでも『天使』クラスの攻撃は決して弱くは無く、私の手に途轍もない衝撃がやって来ました。
その時の私は大人の姿をしているとは言え、中身はまだ子供でそれまでに受けた事の無い程の衝撃に驚き、体が「ビクリ」と反応したタイミングで両手が頭上に弾かれてしまいました。
そして風の玉は私の手を弾いた後、そのまま直進し私の首に当たりました。
私の体は龍人化していたので、体が強くなり更にその時の色で操れる自然に対する耐性は更に上がるので、首が消し飛ぶ事はありませんでした。
しかし、風の玉は中で渦巻き鋭い刃の様になっていたので、私の首に少しずつでしたが切って行きました。
切れた私の首からは血が溢れ、痛みから私は顔を歪めました。
それでも私は風の玉を弾かれてしまった両手で押し返そうとしましたが、中々押しかえせず、それどころかますます押し込まれてしまい、私の首の半分まで切れようとした所で、風の玉が消えました。
私は風の玉が消えた事で助かったと思いましたが、段々と視界が暗くなってきていました。
それを不思議に思っていると、足に力が入らなくなり地面に倒れてしまいました。
私が地面に倒れたのを見て騎士団長様が慌てて私には駆け寄って来るのが見えました。
なので私は起き上がろうとしたのですが、其時には既に体全体に力が入らなくなって立ち上がれませんでした。
その為に私は私に駆け寄って来て私に「大丈夫か!!」と叫んでいる騎士団長様に答えようとしましたが、私はそこで意識を失ってしまいました。
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