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アフターストーリー お茶会編
過去話 第一王子誘拐⑧
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「報告致します!!第一王子殿下のお姿が朝食後より見当たらず、城内を捜索した所、城内に第一王子殿下のお姿がございませんでした!!」
それを聞いた近衛騎士団長様は強い口調で近衛騎士を問い詰めました。
「何故朝食後にお姿がが無かったのに、報告が今なのだ!!そもそも第一王子殿下の教師陣はどうした!!一体何をしていた!!」
騎士団長様がそう言うと、近衛騎士様は顔を青くしながら言いました。
「誠に申し訳ありません!!第一王子殿下は、1時間の遅れならば日常化しており、我々近衛騎士も第一王子殿下の教師陣も気を抜いておりました!!」
近衛騎士様がそう言うと、近衛騎士団長様は青筋を浮かべ尚も言い募ろうとしましたが、それを国王陛下がお止めになりました。
「待て騎士団長。今はアレン(第一王子殿下の名前)の捜索が先だ」
国王陛下の言葉に近衛騎士団長様は「はっ」とした表情で頷きました。
「近衛騎士団は、まず城外に第一王子殿下が外出したかの確認と同時に日没まで城下町での捜索。この際には第一王子殿下の捜索では無く、パトロールと偽ります。
その他は私と他数名の忠臣で隠し通路の形跡の確認と、城内での引き続きの捜索。それと『加護』での捜索も行ってよろしいでしょうか?」
騎士団長様が国王陛下にそう問いました。
すると国王陛下は頷きながら言いました。
「ああ、探し方は騎士団に任せる。ただ少し確認したい事がある。騎士団長はここに残り、
騎士リノールは先程の騎士団長の判断に基づき、アレンを捜索せよ。ただし『加護』での捜索については私が指揮を取る。
ゆけ!!」
「「ハッ!!」」
国王陛下が指示を出すと騎士様は部屋を大急ぎで出ました。
その後は部屋の外もかなり騒がしくなりました。
そんな騒がしくなった中で国王陛下は私達が隠れた隅の方を見ながら言いました。
「セーメマ男爵夫妻、それとデナータ嬢。もう出て来て良いぞ。それと確認したい事がある」
私と私の両親は国王陛下の確認したい事に心当たりがなかったので、内心で首を傾げながら国王陛下の前に出ました。
私達が国王陛下の前に出ると、国王陛下は私を見ながら質問しました。
「デナータ嬢、『龍神の加護』は戦闘に特化している事だけは知っている。しかし、戦闘に特化している事以外は『龍神の加護』について、私達は何も知らない。
そのために質問するが出来なければ、出来ないとはっきりと言ってくれ。『龍神の加護』でアレンを探す、またはアレンを探すヒントを得る事は出来るか?」
私達は国王陛下の言葉を聞いて言葉が詰まりました。
何故言葉が詰まったのか、と言うとその時点では私達も『龍神の加護』を詳しく調べて尽くしてはいなかったからです。
ただ、私は調べてはいなかったものの、『龍神の加護』を授かった際に『龍神の加護』の使い方もある程度頭の中に浮かんできたので、出来るかもと考え、躊躇いながらも国王陛下に言いました。
「あ、あの国王陛下。まだ調べてはいないのですが、『龍神の加護』の風を操る事が出来る状態ならば第一王子殿下の声を拾う事が出来れば、探す事が出来るかもしれません」
それを聞いた近衛騎士団長様は強い口調で近衛騎士を問い詰めました。
「何故朝食後にお姿がが無かったのに、報告が今なのだ!!そもそも第一王子殿下の教師陣はどうした!!一体何をしていた!!」
騎士団長様がそう言うと、近衛騎士様は顔を青くしながら言いました。
「誠に申し訳ありません!!第一王子殿下は、1時間の遅れならば日常化しており、我々近衛騎士も第一王子殿下の教師陣も気を抜いておりました!!」
近衛騎士様がそう言うと、近衛騎士団長様は青筋を浮かべ尚も言い募ろうとしましたが、それを国王陛下がお止めになりました。
「待て騎士団長。今はアレン(第一王子殿下の名前)の捜索が先だ」
国王陛下の言葉に近衛騎士団長様は「はっ」とした表情で頷きました。
「近衛騎士団は、まず城外に第一王子殿下が外出したかの確認と同時に日没まで城下町での捜索。この際には第一王子殿下の捜索では無く、パトロールと偽ります。
その他は私と他数名の忠臣で隠し通路の形跡の確認と、城内での引き続きの捜索。それと『加護』での捜索も行ってよろしいでしょうか?」
騎士団長様が国王陛下にそう問いました。
すると国王陛下は頷きながら言いました。
「ああ、探し方は騎士団に任せる。ただ少し確認したい事がある。騎士団長はここに残り、
騎士リノールは先程の騎士団長の判断に基づき、アレンを捜索せよ。ただし『加護』での捜索については私が指揮を取る。
ゆけ!!」
「「ハッ!!」」
国王陛下が指示を出すと騎士様は部屋を大急ぎで出ました。
その後は部屋の外もかなり騒がしくなりました。
そんな騒がしくなった中で国王陛下は私達が隠れた隅の方を見ながら言いました。
「セーメマ男爵夫妻、それとデナータ嬢。もう出て来て良いぞ。それと確認したい事がある」
私と私の両親は国王陛下の確認したい事に心当たりがなかったので、内心で首を傾げながら国王陛下の前に出ました。
私達が国王陛下の前に出ると、国王陛下は私を見ながら質問しました。
「デナータ嬢、『龍神の加護』は戦闘に特化している事だけは知っている。しかし、戦闘に特化している事以外は『龍神の加護』について、私達は何も知らない。
そのために質問するが出来なければ、出来ないとはっきりと言ってくれ。『龍神の加護』でアレンを探す、またはアレンを探すヒントを得る事は出来るか?」
私達は国王陛下の言葉を聞いて言葉が詰まりました。
何故言葉が詰まったのか、と言うとその時点では私達も『龍神の加護』を詳しく調べて尽くしてはいなかったからです。
ただ、私は調べてはいなかったものの、『龍神の加護』を授かった際に『龍神の加護』の使い方もある程度頭の中に浮かんできたので、出来るかもと考え、躊躇いながらも国王陛下に言いました。
「あ、あの国王陛下。まだ調べてはいないのですが、『龍神の加護』の風を操る事が出来る状態ならば第一王子殿下の声を拾う事が出来れば、探す事が出来るかもしれません」
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