💕ヴァージン✨ゲーム✨💕 一千億円で私のバージンを売ってやる✨✨ さァ✨ゲームの始まりです❗❗

革命……🎼🎶🎹✨✨✨

レイラ……✨✨✨

　ここで逃げても疑いを晴らすコトにはならない。

　こうなればやるしかないだろう。




　腹をくくった。逃げれば疑惑はさらに増すばかりだ。
　刑事たちに加えて義母や義姉らも私の事を疑っている。
　


　ここでピアノを弾かなければ､よけい怪しく思えるだろう。



　いつかは､みんなの前で披露しなきゃならない。

　たとえこの手が､二度と使えなくても今、勝負しなきゃならないのだ。
　グッと拳を握った。またかすかに痛んだ。
　しかし動かせないほどではない。



　私は家政婦の武藤百合子に手伝ってもらい､手に巻かれた包帯を解いた。

「お嬢様……」百合子も心配そうに私を見上げた。



「……」
　私はニッコリと微笑んで頷いた。


　もちろんあの事故からピアノに触ってもいない。
　まともに動くのか不安だ。



「フフゥン」義母らは笑みを浮かべ高みの見物だ。

　
「さァ、レイラさん､触りだけでも､どうぞ」
　相変わらず､ミラも上から目線だ
　

「良いんですね」アキラが耳元で囁いて再度､確認した。



「……」私は小さく頷いた。



「では、失礼」アキラは車椅子に座る私をお姫様抱っこしてピアノの前に座らせた。




　今まで見たこともないような豪華なピアノだ。
　心が踊ってきそうだ。



　なにしろプアだったのでピアノ教室にも通えない。見よう見真似で覚えたメロディー。
　譜面さえロクに読めない。


　一時期､小学校の音楽教師 天宮先生に教わったが､ほとんどピアノは､まったくの独学だ。


　しかも事故以来､ピアノに触ってないのだ。
　不安で仕方がない。



　けれども今は弾いてみたい。
　レイラのピアノ。果たして今の私に弾けるのだろうか。










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