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革命……🎼🎶🎹✨✨✨
矢作警部補……
しおりを挟む「そうですか……。しかし可笑しいですねえェ」
「くうゥ……」
なにがだ。なにが可笑しいンだ。
「可笑しいとは……? 何がでしょうか」
代わりに桐山アキラが聞き返した。
「フフゥン、どうしてレイラさんは、あのバスに一人で乗っていたと証言なさるのでしょうかねえェ……」
『な!』
「ンうゥ……? 何がでしょうか」
すかさずアキラが聞き返した。
「他の乗客の話では、レイラさんは金髪の美少女と楽しそうに話していたと証言されています」
横から富田が話しに入ってきた。
「ううゥ……」
「お二人は、まるで仲の良い親友または、姉妹のようだった。
どちらも可愛らしく綺麗なので、アイドルか若手の女優さんかと思って見ていたらしいですよ。
しかも金髪の美少女がよく笑っていたと言う証言も取れています」
「……」確かに、アイドルみたいな二人がバスに乗っていれば嫌でも目立つだろう。
「金髪の榊ルナの父親、榊純一はクズで稼ぎは全部、ギャンブルにつぎ込んで妻子を泣かしていた。
しかも負けると八つ当たりし、奥さん子供を殴る蹴る……。いわゆるDVの常習犯だった。
そんな暮らしに嫌気が差したンでしょうねェ……。
母親はルナが小さい頃に失踪し、その後、榊ルナは過酷な少女時代を送ったそうです」
「くうゥ……」表情を見られないように顔を伏せた。
ギュッと拳を握りしめた。
「そのルナさんがヒドい父親に育てられたのは、充分わかりました。しかし、レイラお嬢様とは何の関係もないでしょう」
弁護士のアキラは冷静に応じた。
「そうでしょうか。お二人は、何かの拍子に入れ代わろうとした。金髪のルナは黒髪に……。
そしてレイラお嬢様は金髪に染めた。
ところが、あのバスで焼身自殺に巻き込まれ、気づくと入院先で、龍崎レイラさんとして治療中だった」
「ううゥ……」
☆゚.*・。゚☆゚.*・。゚☆゚.*・。゚☆゚.*・。゚
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