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横浜、レイラと……✨✨✨
レイラ……✨✨✨
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すでにこの瞬間、私たちの運命は決まっていたのかもしれない。
レイラは思っていたお嬢様とはまったく違う。
天真爛漫で笑顔がキュートだ。
もっとお淑やかで近寄り難いと思っていた。
彼女に腕を引っ張られるように、私たちはデパート内のブティックでショッピングしていく。
「コレ……、似合うと思うわ」
私に合わせて服を選んでいるようだ。
「ン……、私のならいいよ。金もないし……」
全財産はプリペイドカードだけだ。
「大丈夫よ。どうせカードだから。私に任せて」
「え、ああァ……」彼女の言う通りにした。
「コレとコレねえェ……。カードで」
レイラはカードで次々と買っていった。どうやら常連客のようだ。
もちろん買った服は私が持った。
だが私は、少し離れた場所からこちらを睨むように見つめるアラフォーの男が気になった。
濃いグレイのパーカーをフードまで被った不気味な男だ。
さっき化粧室を出た時からずっと後をつけているようだ。
「ン……、アイツ」まだこっちを伺っている。
「ええェ……? ルナ。どうしたの」
「いや、レイラのストーカーか。アイツ」
「えェ……」振り返って確かめようとした。
「待って、あからさまに見ると、あっちも気づくから」
なんとか、アイツをまこうと試みた。
「フフゥン、愉しいわね。ルナと一緒だと」
まるでドロ刑をしているようなゲーム感覚だ。
「走れるか?」私はレイラに耳打ちをした。
「フフゥン、そうね。これでもテニス部だから」
「よし、行くぞ!!」
私とレイラは一気に駆け出した。
☆゚.*・。゚☆゚.*・。゚☆゚.*・。゚☆゚.*・。゚
レイラは思っていたお嬢様とはまったく違う。
天真爛漫で笑顔がキュートだ。
もっとお淑やかで近寄り難いと思っていた。
彼女に腕を引っ張られるように、私たちはデパート内のブティックでショッピングしていく。
「コレ……、似合うと思うわ」
私に合わせて服を選んでいるようだ。
「ン……、私のならいいよ。金もないし……」
全財産はプリペイドカードだけだ。
「大丈夫よ。どうせカードだから。私に任せて」
「え、ああァ……」彼女の言う通りにした。
「コレとコレねえェ……。カードで」
レイラはカードで次々と買っていった。どうやら常連客のようだ。
もちろん買った服は私が持った。
だが私は、少し離れた場所からこちらを睨むように見つめるアラフォーの男が気になった。
濃いグレイのパーカーをフードまで被った不気味な男だ。
さっき化粧室を出た時からずっと後をつけているようだ。
「ン……、アイツ」まだこっちを伺っている。
「ええェ……? ルナ。どうしたの」
「いや、レイラのストーカーか。アイツ」
「えェ……」振り返って確かめようとした。
「待って、あからさまに見ると、あっちも気づくから」
なんとか、アイツをまこうと試みた。
「フフゥン、愉しいわね。ルナと一緒だと」
まるでドロ刑をしているようなゲーム感覚だ。
「走れるか?」私はレイラに耳打ちをした。
「フフゥン、そうね。これでもテニス部だから」
「よし、行くぞ!!」
私とレイラは一気に駆け出した。
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