💕ヴァージン✨ゲーム✨💕 一千億円で私のバージンを売ってやる✨✨ さァ✨ゲームの始まりです❗❗

横浜､レイラと……✨✨✨

ドッペルゲンガー……✨✨✨✨

　ドッペルゲンガー……。





　自分にそっくりの人間を見ると死ぬと言う『都市伝説』があるそうだ。



　芥川龍之介も自分にそっくりな人間を見たあと､自ら命を絶ったらしい。


　もちろんそんな『都市伝説』なんて信じちゃいなかった。



　だけど私もその日､自分そっくりの美少女に出会うコトになった。


　私にそっくりの美少女……。まさかドッペルゲンガーなのか。


　それは運命だったのかもしれない。


　そして……。
　私はその日､死ぬコトになった。
　運命の歯車は､嫌でも回っていく。
　思わぬ方へ。







　☆ﾟ.*･｡ﾟ☆ﾟ.*･｡ﾟ







　とにかく私は､アキラのマンションを出たあと､着の身着のままで横浜の繁華街まで来ていた。



　金もない。ポケットにはアキラから貰ったプリペイドカードがあるだけだ。



　さすがに横浜の繁華街は賑やかだ。横須賀の女子高生は､日本一スカート丈が短いというので有名だが横浜の女子高生も負けずにミニスカートが多い。



　
　ミニスカートから伸びる健康的な太ももが眩しいくらいだ。
　みんなの笑顔がキラキラ輝いて見える。　

　果たして私には､あんなに無邪気に笑うコトができるのだろうか。


　行く宛もなく私は街の雑踏の中を彷徨っていた。
　


　いつしか大きなデパートの化粧室へ入り、大きな鏡の前でうなだれていた。



『せっかくのチャンスだったのに……』
　一世一代のビッグチャンスだ。


　私に取って､最後の機会だったかもしれない。
　みすみす絶好のチャンスを逃すなんて。



「ふぅ……」大きなため息をついた。
　帽子を取ってマスクを外し､自分の顔を見つめた。
　金髪のヤンキーが鏡に映っている。



　アキラに頭を下げ､もう一度､やり直した方が良いのだろうか。



　悪いのは､私の方だ。
　もっと慎重に私が行動していれば､こんなコトにはならなかったのだ。

　なのに逆ギレして､部屋を飛び出してしまった。



　バカにもほどがある。これからどうしよう。
　最悪だ。


　すぐ真横に女子が並んで手を洗っていた。
　香水だろうか。ほのかに甘い匂いが私の鼻孔をくすぐった。



「ン､うゥン……」何気なく横の女子の顔を覗いた。

　彼女も私の気配に気づいたのか､こっちを見た。
　視線が交わされた瞬間、私たちはお互い目を見張って叫んだ。



「ウソォォーー！！」
「マジかァァァァ！！」
　こんな間近に自分そっくりな女子を見たのは初めてだ。











☆ﾟ.*･｡ﾟ☆ﾟ.*･｡ﾟ☆ﾟ.*･｡ﾟ☆ﾟ.*･｡ﾟ