💕ヴァージン✨ゲーム✨💕 一千億円で私のバージンを売ってやる✨✨ さァ✨ゲームの始まりです❗❗

嵐の中で……✨✨✨✨

ベッドの上で……

「オレたちが狙うのはガキのお年玉じゃない。
　龍崎家の全財産……､一千億だッ！！」


「う､ううゥ……」確かに。
　ハンパな気持ちでやるには､リスキーなゲームだ。




「後妻や義理の姉ら……、他にも愛人らがハイエナのように虎視眈々と遺産の分け前を狙っているんだ」
　相当､怨みに思っているのだろう。

　アキラは憎しみの眼差しで見つめている。


「ああァ、わかったよ」唇を尖らせて頷いた。

「だから言ってるだろう」

「ええェ……、なんだよ」
「そのヤンキーみたいな反抗的な口のきき方を変えないとなァ」
　また注文が増えた。


「チィッ､注文が多すぎだろ」

「おいおい、舌打ちもするな。お嬢様なんだぞ」

「うゥ……、ハイハイ」
「ハイは一回だ。投げやりになるな。オレだって一生が掛かってるんだからな」


「フゥン……」
「ほらァ、お嬢様は鼻息で返事なんかしねぇよ」

「わ、わかったよ」
　これ以上、不毛な争いをしても仕方がない。


「さァ、ここまで聴いたら､もう後戻りは出来ない」


「そうだな。やってやろうじゃン！！
　私にとって……、一世一代の【バージンゲーム】を」




　だが、行く手には難問山積だ。

　顔認証システムに指紋……。

　果ては、DNA鑑定だってあるんだ。


　科学的な捜査をされれば、一発でアウトだろう。



　『王子とホームレス』のファンタジーの時代とはワケが違うんだ。



　顔がそっくりと言うだけで何とか乗り切れるワケもない。




　家族や知人、友人に疑惑を持たれたら……。



　あっと言う間に､計画は破綻するだろう。










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