ＪＫ版ダンシング【横須賀ストーリー】✨💕✨👩‍❤️‍💋‍👨✨💕過疎化の進む地元横須賀をダンスで復興へ✨💕

アナザー横須賀ストーリー✨🎸✨✨✨💕

横須賀ストーリー✨✨✨

　２０２Ｘ年。




　早いものだ。私たちが神奈川県立横須賀Ｙ高校を卒業して四年の月日が流れた。




　私は大学一年の終わりに別の大学へ編入し､今は経済学を学んでいた。

　まだ実家の部屋にひとり暮らしだ。
　高校最後の合宿みたいな生活が懐かしい。




　着信音が鳴り響いた。着信画面を確かめると山中詩うたからだ。


「シーちゃん……？」すぐに電話を繋いだ。


「もしもし……」


『あッイチゴォ。元気だった』
　いつもはLINEで連絡しているので声を聞くのは久しぶりだ。


「まァね……、シーちゃんは」


『元気元気、ねえェ、来たでしょ？  招待状』
「ああァ、サンタの結婚！」




『マジマジ、ヤバくなァい』
　私たち六人もすでに大学を卒業して､それぞれの道を歩み出していた。





「まァねえェ……。まさかウチらの中でサンタが一番早く結婚するとは思わなかったわ」
　先日､サンタこと三田有紀が結婚すると招待状を送って来た。




　久々に私たち高校の同級生六人も集まることになった。


　なんの因果か､相手はアメリカの元海軍兵ネイビーだった。
　送られて来た画像を見ると幸せそうに笑うサンタがいた。




　多少、あの頃よりも化粧が濃くなったものの､屈託のない笑顔は健在だ。



　だが､しかし……。



　２０２０年。この年は歴史に残るアクシデントが起こった。



　新型ウイルスによる感染症が世界中で猛威を振るい欧米や中国､ロシアなど大都市でもロックダウンが相次いだ。




　本来なら東京でオリンピックが開催されるはずだったが､翌年へ延期が決定された。





　この夏……。
　サンタの結婚披露宴も延期になった。

　











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