ＪＫ版ダンシング【横須賀ストーリー】✨💕✨👩‍❤️‍💋‍👨✨💕過疎化の進む地元横須賀をダンスで復興へ✨💕

ネイビーパーカ……✨⚔️✨✨

アパレルメーカー……✨✨✨

　取り敢えず､会談は成功した。


　こうして無事に販売までこぎつけそうだ。



　ビルを出るとすぐにサンタと二人抱き合った。


「やったねェ……。サンタ！」
「わァ……、マジで途中､どうなるかと思った」

「社長がマジになった時は､心臓がギューッてなったよ」
　確かに生きた心地がしなかった。



　しかしその甲斐はあったみたいだ。
　作った分だけは販売して構わないのだ。



　さっそくLINEでメンバーへ連絡した。




『マジか』

『やったねえェ……。イチゴ』
『良かった。一時はどうなるかと思ったけど』
　スタンプが大量に送られてきた。


　みんな心配だったようだ。
　そりゃァ、そうだろう。パーカ三百枚を買取りになれば､大赤字だ。
　メンバー全員､歓迎してくれた。




　赤い京浜急行の特急に乗り横須賀へ帰還だ。
　胸を張って帰られる。


「良かった……」サンタもホッとしていたようだ。


「うん」
　みんなに反対されたが､結果的に私の判断は間違いなかった。


　もし無断でネイビーパーカを販売すれば､たとえ無事に完売しても後味の悪いものになっただろう。


　金沢八景をすぎると横須賀に入った。
　そのあといくつあるのかわからないくらいトンネルが連なっている。
　トンネルを抜けると駅があり､すぐにまたトンネルがあった。




　まるでトンネルとトンネルの間に小さな駅がある感じだ。






　十二月には政策コンペの本選がある。




　私たちの街が近づいてきた。


　どこからか､『横須賀ストーリー』が聞こえてくるようだ。
　












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