ＪＫ版ダンシング【横須賀ストーリー】✨💕✨👩‍❤️‍💋‍👨✨💕過疎化の進む地元横須賀をダンスで復興へ✨💕

ネイビーパーカ……✨⚔️✨✨

アパレルメーカー……✨✨✨

　横須賀中央駅から赤い京急急行の快速特急に乗り品川まで一時間弱だ。


　ホームに立って電車を待っていると背後から声を掛けられた。


「まったくひとりでツッパって」女性の声だ。


「あッ､サンタ！」どうやらサンタがついてくるようだ。




「やっぱ元ヤンキーなの。イチゴは！  他人の意見なんて何ひとつ聴かないんだから」
　サンタは笑顔でディスッてくる。


「別に､元ヤンキーのはず無いだろう」
　周りで並んでいる乗客らの視線が気になる。


「フフゥン、もう少し融通をきかさないと。辛いよ。生きていく上で」


「確かにね」行く手にはすぐ近くにトンネルがあった。
　



「ハイ、プリペイドカード！」サンタが渡してきた。
「ええェ……？」


「みんなで割り勘よ。東京のアパレルメーカーまでの運賃もバカにならないでしょ！」


「じゃァ､みんな……」

「あれから話し合って､結局、イチゴの言うとおり許可を貰うことにしたのよ」


「マジで……」
「だって､あとで訴えられたら大学推薦も取り消されるかもしれないでしょ」


「ああァ､そうねえェ……」
「私はお目付け役。イチゴひとりじゃ危なっかしいじゃン」



「ありがたいよ。サンタが一緒で！」
　これで心置き無くアパレルメーカーと交渉が出来る。








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