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ネイビーパーカ……✨⚔️✨✨

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 多数決と言っても結果は見えている。

 私以外は、ほとんど全員無許可で販売することに賛成だろう。
 わかっている。



「じゃァ、事前にアパレルメーカーへ連絡して許可を取った方が良いと思う人は挙手して」
 ゴンちゃんが挙手を募った。



「ハイ……!」案の定手を挙げたのは私だけだ。



「じゃァ、無許可で販売した方が良いと思う方は」

「ンうゥ……、ハイ」
 思ったとおりだ。みんな手を挙げた。

 唯一、棄権をしたのはサンタだけだ。

「では、わかったわね。イチゴ」
 言わずもがなだ。結果は明らかだ。
 しかし私は腑に落ちない。



「……」私は無言で立ち上がった。
 周りのみんなは顔をしかめる。


 すでに、この時には腹は決まっていた。




「ちょっとイチゴ!」
「まさか、ひとりで連絡して許可取る気?」
「ねえェ……、イチゴ!」


「……」
 呼びかけられたが振り返らず帰宅した。



 たとえひとりになってもアパレルメーカーと話し合って理解して貰おう。


 それで色よい返事がもらえなかったらいさぎよく買取りするしかない。



 どんなに他人からバカと言われようとも……。
 自分の心に正直で有りたい。


 



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