79 / 118
文化祭✨🎉✨✨💕
文化祭……✨🎉✨✨
しおりを挟む
体育館のステージ横にスタンバイし、ついにウチらの出番になった。
一気にハイテンションだ。
まずはパーカの上に薄手のコートを羽織ってステージへ横並びで整列した。
観衆はザワザワしてあまり乗り気ではない。
あまり期待したプログラムではないのだろう。
一部から拍手が聞こえた。おそらく拍手しているのはバレー部のゴンちゃんの後輩たちだろう。
「ヒューヒュー! イチゴォォー!」突然のショーリの奇声だけがヤケに響いた。
「フフ……」かすかに場内が沸いた。
アイコンタクトでお互いを確認し前へ出た。
まずは私の挨拶からだ。
気持ちを落ち着かせようと、ゆっくりマイクの前に立った。
「きょうは、横須賀Y高校文化祭へお越し下さりありがとうございます」
全員で一礼した。
面を上げ私は挨拶を続けた。
「今、日本は少子高齢社会と言われ急激に過疎化が進んでいます。ご存知の方もいらっしゃるでしょうが、特にここ横須賀は日本一過疎化が進んでいます。
多い時で年間三千人を越え、約十年間で二万人以上人口が減りました。
最大四十四万人いた横須賀もいまや四十万人を下回わる勢いです」
このあと実際、2018年には四十万人を切ってしまった。
「ええェ……?」
信じられないのか、ザワザワと観客らがどよめいた。
「私たちは担当のユリアン先生に政策コンペへ無理やり参加させられ、どうしようか悩みました。
そして、『ピンチをチャンスへ』……。
そのスローガンの元、コンペ出展のため『横須賀ネイビーパーカ』を作りました。
どうぞ、ご覧下さい!!」
私は振り返って掛け声を合わせた。
「せェェーーーの」
一斉に、羽織っていたコートを天高く投げ捨てた。
「おおおおおォォォーー……!!」
会場の観客も一気に盛り上がった。
☆゚.*・。゚☆゚.*・。゚☆゚.*・。゚☆゚.*・。゚
一気にハイテンションだ。
まずはパーカの上に薄手のコートを羽織ってステージへ横並びで整列した。
観衆はザワザワしてあまり乗り気ではない。
あまり期待したプログラムではないのだろう。
一部から拍手が聞こえた。おそらく拍手しているのはバレー部のゴンちゃんの後輩たちだろう。
「ヒューヒュー! イチゴォォー!」突然のショーリの奇声だけがヤケに響いた。
「フフ……」かすかに場内が沸いた。
アイコンタクトでお互いを確認し前へ出た。
まずは私の挨拶からだ。
気持ちを落ち着かせようと、ゆっくりマイクの前に立った。
「きょうは、横須賀Y高校文化祭へお越し下さりありがとうございます」
全員で一礼した。
面を上げ私は挨拶を続けた。
「今、日本は少子高齢社会と言われ急激に過疎化が進んでいます。ご存知の方もいらっしゃるでしょうが、特にここ横須賀は日本一過疎化が進んでいます。
多い時で年間三千人を越え、約十年間で二万人以上人口が減りました。
最大四十四万人いた横須賀もいまや四十万人を下回わる勢いです」
このあと実際、2018年には四十万人を切ってしまった。
「ええェ……?」
信じられないのか、ザワザワと観客らがどよめいた。
「私たちは担当のユリアン先生に政策コンペへ無理やり参加させられ、どうしようか悩みました。
そして、『ピンチをチャンスへ』……。
そのスローガンの元、コンペ出展のため『横須賀ネイビーパーカ』を作りました。
どうぞ、ご覧下さい!!」
私は振り返って掛け声を合わせた。
「せェェーーーの」
一斉に、羽織っていたコートを天高く投げ捨てた。
「おおおおおォォォーー……!!」
会場の観客も一気に盛り上がった。
☆゚.*・。゚☆゚.*・。゚☆゚.*・。゚☆゚.*・。゚
0
お気に入りに追加
9
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる