ＪＫ版ダンシング【横須賀ストーリー】✨💕✨👩‍❤️‍💋‍👨✨💕過疎化の進む地元横須賀をダンスで復興へ✨💕

横須賀ネイビーパーカ✨✨✨

ダンシング『横須賀ストーリー』✨🎸✨✨💕

　私の稚拙つたないダンスとはひと味違った。


　ようやくひと段落つきコーヒーブレイクだ。




　アイスコーヒーを飲みながら､シーちゃんが差し入れに買ってきたマッ○のハンバーガーを頬張った。



「うッわァ、美味しい。汗を流したあとのハンバーガーは格別ね」
　みんな小腹が減ったのだろう。あっと言う間に､ハンバーガーがなくなった。




「この続きは学校でね。あまり遅くなってダンスの練習をしてると近所迷惑になるから」
　シーちゃんも騒音を控えるよう考えているようだ。




「ありがとォ。シーちゃん！  素敵な振り付けを」
　あとは私たちがダンススキルをアップさせなくてはいけない。



「イチゴは､もっと自信を持って踊れば格段に良くなるわよ」



「そうかな……」ずっとダンスには苦手意識があった。



　もう彼女ともいっさい蟠わだかまりもない。



　その夜は､もう一人､特別な女性から連絡があった。
　着信画面を確認すると『武藤那奈』からだ。



「もしもし……」
『あ、イチゴ。私､武藤那奈よ』
　かなり声の張りが違う。なんとなく明るくなったようだ。


「どうしたの。一緒に本城ユズルを殴りに行く」
　ジョーク交じりに笑ってみせた。


『ハッハハ、まさか。もう彼のことは綺麗サッパリ忘れたわ』



「それなら良かった。あんなゲス野郎のコトを引きずってても気が滅入る一方だしね……」




『うン、ねえェ……､有紀から聞いたけど､パーカのデザインやプリントを格安で頼めるトコを探してるんですって？』


「そうそう､なんか､横須賀ネイビーパーカに決まっちゃいそうで……。オヤジギャグみたいでしょ」

『でも有紀は気に入ってるみたいよ』

「まァ、サンタはねえェ……」
　サンタの本名は三田有紀だ。


『実は、障害者ボランティアの団体でロゴのデザインやプリントを格安でやってくれるトコがあるから､連絡してみて』


「マジで。ありがとォ……」
　


『お礼をしなきゃいけないのは私の方よ。いつかちゃんとお礼をしようと思ってたの』



「別に､お礼なんて良いけど。その障害者ボランティアの連絡先だけ教えて」



『ええェ……』



　こうして『横須賀ネイビーパーカ』の企画は着々と進行していった。









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