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走水海岸へ✨✨💕

走水海岸から✨✨💕

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 試しに、LINEへコンペの企画として『横須賀ストーリー』をメンバーでダンスするという事を送ってみた。



 さっそくニコから反応があった。


『マジか(笑)』👯
 踊っているスタンプが送られてきた。


『いやいや、バニーガールかよ』


 一気にコメントは盛り上がるが、ギャグだと思われているようだ。


『ネイビーパーカー着て、みんなで『横須賀ストーリー』をダンスするの?』
『ウソォ……』


『ヤダヤダ……(笑)』
『ダンスはムリムリ……(泣)』泣いてるスタンプ。

『苦手なのでダンスは……』



 おおむね不評だ。
 やはりみんなでダンスをするのは恥ずかしいらしい。



 だが、少しは盛り上がったので良かった。
 これでようやく体力も回復してきたみたいだ。



 一気に自転車を飛ばし自宅へ着いた。
 すでに八時近い。 



 私は風呂の湯を沸かし顔だけ出して。
「お風呂入るけど、絶対に覗くなよ!」
 一応、ショーリに釘を刺しておいた。


「覗かないッて、安心しろよ」
 ニコニコして肩をすくめた。


「いやいや、ショーリはトランプのダウトでも、何食わぬ顔で、ニセのカードを何枚も出すだろう」
 プレイヤーが、イチから順番にカードを出し合い、ニセのカードを出したと思えば『ダウト』と宣言するカードゲームだ。
 



 『ダウト』を掛けたカードが本当なら宣言した方が山になっているカードをすべて引き取り、ウソならば、すべての山はウソのカードを出したプレイヤーが引き取らなければならない。




「そりゃァ、トランプゲームの話しじゃん」
 


「とにかく覗くな。わかった?」睨みつけた。

「わかってるよ。そんなに心配なら脱衣所には内側から錠が掛かるんだろう。怖い顔して睨むなよ」
 



「フフゥン、もし覗いたら警察に通報するから」
「いやいやァ……、そんなァせっかく親父さんとオバさんが再婚するのに連れの息子が、娘を盗み見して警察沙汰になったら、シャレにならねえェじゃん……」



「フフゥン」あらかじめ念を押しておけば、よもや盗み見はしないだろう。


 
 

 まずは海水を洗い流そうと、すぐにバスルームへ飛び込んでシャワーを浴び全身を洗った。


 











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