ビジュアル系弁護士✨💕シンゴ✨✨💕『ラストソングは歌えない』✨💕 鳴かぬなら裁いてくれようホトトギス✨💕天に代わってお前の悪事を

✨逆襲✨

第７１話 弁護士 如月姫乃✨

　まだスマホの着信音が鳴り続いた。


「ちょッ、ちょっと待ってスマホ！！」
　オレは着信画面も確かめずに通話ボタンを押した。


『もしもし……　織田さんのお電話でしょうか』
　聞き覚えのない女性の声だ。


「あ、えェ……？！　ハイ……、どなたでしょうか」
　

「ンゥ、誰よ！！　まさか、彼女！！」
　勘違いしているのか、クリスはオレの下半身に跨り激しく腰を前後左右に揺さぶった。


「わ、わ、わッ、待ってェーー😖💦」


『え、何を待つの？！』
　電話の向こうで女性が不思議そうに呟いた。


「いえ、あッ､あの……😣💦
　どう言ったご用件でしょうか」
　オレはクリスに邪魔されて､まともに応対できない。
　



『私は、久遠家の顧問弁護士をしております。
　如月《キサラギ》 姫乃と申します』


「え、はァ……、弁護士の如月《キサラギ》 姫乃さん？！」
　なるほど。業を煮やし、向こうも弁護士を立てて来たか。
　厄介な事になりそうだ。



『そちらは何度か、ムトベ エリカさんに付き纏まとっておりますね』


「い、いや……、ベッ､別に……、付き纏っているワケではありませんが」
　


『明らかに､都の迷惑条例に違反しております！』
　姫乃が苦情を述べている間も、僕の上でクリスは腰を振った。


「あッ、あ、ダメェ……😖💦」
　オレは堪らず悲鳴を上げた。
　
『はァ～、そんなのダメに決まってるでしょ！』




　電話中もクリスは容赦なく責めてくる。


「いや、待ってくれェ……」
 　堪らずオレは悲鳴を上げた。



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　この作品はフィクションです。

　実際の人物､団体､事件等とは､いっさい関係ありません。