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Ⅲ
43:ともに歩む
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共和国家建設に関する話題は、もちろん皇宮内で大変な騒ぎになった。
「レオさんは、陛下のお考えをご存じだったのですか?」
リリアンが出来上がった書簡を持ってレオノーラの机に来て、身を乗り出して聞く。
「そうね。まぁ、陛下の秘書官ですし、会議の前には知ってましたよ」
随分前にね、と心の中で付け足しておく。
「父や母が、自分たちは帝都に住んでいるから大丈夫だけど、それ以外の領地の間で争いが起こらないか心配だと言ってました」
情報が不十分だとこうやって不安が先走る。だからできれば外へは漏らしたく無かったのだが、出てしまった言葉は消えずに流れていくのだから仕方ない。
「どうしてそんな事が起こると思うのかしら?」
そう聞くと、リリアンは、う~ん?と考えて、
「あっちの土地の方が広い、とか‥‥そんな感じですか?」
その可愛い内容に思わず笑ってしまう。
「子どもの陣地取りゲームじゃないのだから、土地だけあっても仕方ないでしょう?それぞれが十分な収益が上がる土地を持っていたらその運営に忙しくて、そんなことしないものよ。帝国だって、よその土地を取りに行ったりしてなかったでしょう?」
あーそうですねぇ、とわかったようなそうでもないような顔でリリアンが返事をする。この話題に混ざりたくて仕方ないというように、ハインツが書類を抱えて寄ってくる。
「父が、もし帝国が無くなったら自分たちの立場はどうなるんだろう、って心配してました。うちは男爵ですけど、とうに領地を手放してしまっているし、文官家系なので、皇宮での仕事が無くなったらどうしようって」
僕も無職になるんですかね~と緊張感なく聞いてくる。
「帝国が共和国になっても政治は必要ですし、ホイセンさんのような有識者は大事ですよ。きっと新しい政府ができても同じお仕事をなさるのではないかしら」
明言を避けて、それでいてなるべく安心感を与えるように答える。改革を行う側は勢いで進めるけれど、その変化に巻き込まれる側はとにかく不安になるものだ。これは学院の治政学のテキストで学んだ。レオノーラ自身は受けられない授業ではあったが、アビエルの部屋で一緒に勉強しながら読んだのだ。
「そうか!そうですよね。一応、俺たちって手に職があるんですね」
そう、嬉しそうに言うので、そうそう、ここの三人はものすごく優秀だからまったく困らないと思いますよ、と言って三人を喜ばせておいた。可愛い子たちだ。
再びの領主会議では、多くの領主からそれぞれの自治に任されるところと、集合体として同じように規範を決めるところについて多くの質問がなされた。さすが有能で運営能力の高い領主たちだ。この二ヶ月で自分の領地を今後どのようにするかを練ってきている。帝国の貴族であることにこだわる者もいるかもしれない、と懸念したが誰一人としてそれにこだわる者はいなかった。
「自分の所有する土地は、世襲できるようですが、立場は世襲にはならないのですよね。そうなると次の代の国主はどのように育てれば良いのでしょうか」
ニコラスが規範のまとめられた書類を手に、アビエルに問う。
「選挙かもしくは国主からの推挙が妥当ではないかと思うがどうだろう。国主からの推挙は、自分の家族がふさわしい資質を持っていた時に推挙しづらいだろうし、客観的な評価を考えれば、選挙が妥当かな」
「共和国の元首はどのように決めますか?これも選挙ですか?」
ホールセン領のグラハム侯爵が声を上げる。
「選挙でもいいが、七国の国主の中から元首を決めるので、こちらは推挙のあと、承認制はどうだろう。初代は暫定として私が立とうと思うが、ぜひやってみたいという者がいれば私は支援に回る」
これには誰も異論が無かった。
「元首についても、一つの国がずっと元首を続けないように、任期制と持ち回り制を兼ね合わせた制度を作りたい。皆も案を考えてくれ」
会議室はそれぞれが意見をすり合わせるための話し合いの場となった。どの領主も意見を出し合い、新しい国の形について動くことに意義を感じているようだった。大臣たちはその様子を眺めるばかりで、所在なげな表情をしており、将軍はこの会議に出席すらしていなかった。
領主たちの意見交換は、なかなか区切りがつかなかったが、かなり時間も押し迫ったのでアビエルが会議の終了を切り出す。
「今日のところはこのくらいだ。みな、今日は帝都に滞在して明日立つ予定だと思う。今日の内容はまとめて後程従者に持たせる。ところで、散々話した後になったが、この七領地のうちで共和国家の建国に反対意見はあるだろうか」
アビエルの問いかけに皆静まり返る。散々、国主の選出や共通規範について話をした後だ、皆きょとんとしている。
「共和国家を作りたいというのは、私の意見だ。皆の賛同が無ければこの話を進めるつもりはない。今日の会議の内容からして、皆が賛同してくれた、と受け取って良いのだろうか」
アビエルがそう言うと、ルートリヒトが手を叩きながら立ち上がる。それに伴って領主たちが賛同の拍手をしながら立ち上がった。アビエルは笑みを浮かべ同じように立ち上がって皆を静める。
「ありがとう。とても大きな改革だ。同じ方向を向く仲間がいてこそやり遂げられる。賛同してもらったことに感謝する」
こうして、共和国建国に向けて大きな動きが始まることになった
「レオさんは、陛下のお考えをご存じだったのですか?」
リリアンが出来上がった書簡を持ってレオノーラの机に来て、身を乗り出して聞く。
「そうね。まぁ、陛下の秘書官ですし、会議の前には知ってましたよ」
随分前にね、と心の中で付け足しておく。
「父や母が、自分たちは帝都に住んでいるから大丈夫だけど、それ以外の領地の間で争いが起こらないか心配だと言ってました」
情報が不十分だとこうやって不安が先走る。だからできれば外へは漏らしたく無かったのだが、出てしまった言葉は消えずに流れていくのだから仕方ない。
「どうしてそんな事が起こると思うのかしら?」
そう聞くと、リリアンは、う~ん?と考えて、
「あっちの土地の方が広い、とか‥‥そんな感じですか?」
その可愛い内容に思わず笑ってしまう。
「子どもの陣地取りゲームじゃないのだから、土地だけあっても仕方ないでしょう?それぞれが十分な収益が上がる土地を持っていたらその運営に忙しくて、そんなことしないものよ。帝国だって、よその土地を取りに行ったりしてなかったでしょう?」
あーそうですねぇ、とわかったようなそうでもないような顔でリリアンが返事をする。この話題に混ざりたくて仕方ないというように、ハインツが書類を抱えて寄ってくる。
「父が、もし帝国が無くなったら自分たちの立場はどうなるんだろう、って心配してました。うちは男爵ですけど、とうに領地を手放してしまっているし、文官家系なので、皇宮での仕事が無くなったらどうしようって」
僕も無職になるんですかね~と緊張感なく聞いてくる。
「帝国が共和国になっても政治は必要ですし、ホイセンさんのような有識者は大事ですよ。きっと新しい政府ができても同じお仕事をなさるのではないかしら」
明言を避けて、それでいてなるべく安心感を与えるように答える。改革を行う側は勢いで進めるけれど、その変化に巻き込まれる側はとにかく不安になるものだ。これは学院の治政学のテキストで学んだ。レオノーラ自身は受けられない授業ではあったが、アビエルの部屋で一緒に勉強しながら読んだのだ。
「そうか!そうですよね。一応、俺たちって手に職があるんですね」
そう、嬉しそうに言うので、そうそう、ここの三人はものすごく優秀だからまったく困らないと思いますよ、と言って三人を喜ばせておいた。可愛い子たちだ。
再びの領主会議では、多くの領主からそれぞれの自治に任されるところと、集合体として同じように規範を決めるところについて多くの質問がなされた。さすが有能で運営能力の高い領主たちだ。この二ヶ月で自分の領地を今後どのようにするかを練ってきている。帝国の貴族であることにこだわる者もいるかもしれない、と懸念したが誰一人としてそれにこだわる者はいなかった。
「自分の所有する土地は、世襲できるようですが、立場は世襲にはならないのですよね。そうなると次の代の国主はどのように育てれば良いのでしょうか」
ニコラスが規範のまとめられた書類を手に、アビエルに問う。
「選挙かもしくは国主からの推挙が妥当ではないかと思うがどうだろう。国主からの推挙は、自分の家族がふさわしい資質を持っていた時に推挙しづらいだろうし、客観的な評価を考えれば、選挙が妥当かな」
「共和国の元首はどのように決めますか?これも選挙ですか?」
ホールセン領のグラハム侯爵が声を上げる。
「選挙でもいいが、七国の国主の中から元首を決めるので、こちらは推挙のあと、承認制はどうだろう。初代は暫定として私が立とうと思うが、ぜひやってみたいという者がいれば私は支援に回る」
これには誰も異論が無かった。
「元首についても、一つの国がずっと元首を続けないように、任期制と持ち回り制を兼ね合わせた制度を作りたい。皆も案を考えてくれ」
会議室はそれぞれが意見をすり合わせるための話し合いの場となった。どの領主も意見を出し合い、新しい国の形について動くことに意義を感じているようだった。大臣たちはその様子を眺めるばかりで、所在なげな表情をしており、将軍はこの会議に出席すらしていなかった。
領主たちの意見交換は、なかなか区切りがつかなかったが、かなり時間も押し迫ったのでアビエルが会議の終了を切り出す。
「今日のところはこのくらいだ。みな、今日は帝都に滞在して明日立つ予定だと思う。今日の内容はまとめて後程従者に持たせる。ところで、散々話した後になったが、この七領地のうちで共和国家の建国に反対意見はあるだろうか」
アビエルの問いかけに皆静まり返る。散々、国主の選出や共通規範について話をした後だ、皆きょとんとしている。
「共和国家を作りたいというのは、私の意見だ。皆の賛同が無ければこの話を進めるつもりはない。今日の会議の内容からして、皆が賛同してくれた、と受け取って良いのだろうか」
アビエルがそう言うと、ルートリヒトが手を叩きながら立ち上がる。それに伴って領主たちが賛同の拍手をしながら立ち上がった。アビエルは笑みを浮かべ同じように立ち上がって皆を静める。
「ありがとう。とても大きな改革だ。同じ方向を向く仲間がいてこそやり遂げられる。賛同してもらったことに感謝する」
こうして、共和国建国に向けて大きな動きが始まることになった
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